更新日:2021年12月17日

もらった時計を買取店に売ると贈り主にバレるのか?

プレゼントされた時計を売りたい人へ

不穏なタイトルで恐縮ですが、時計買取のピアゾでは、高級腕時計を全国から買取させて頂いており、
「プレゼントしてもらった高級ブランドの時計を売りたいんですが、贈り主にバレる可能性はありますか?」
というお問合せを頂くことがたまにあります。
たしかに「他人からもらった時計」ですから、プレゼントしてくれた人(=贈り主)に売ったことがバレてしまうのはとっても気まずいですよね!今回のブログではそのあたりについて掘り下げていきたいと思います。

高級な腕時計のプレゼントを貰うのは嬉しいことですが、やむにやまれぬ様々な事情によって売却に至るパターンがあります。贈与された時点であなたのものですので、もちろん売却は可能です。弊社でお伺いした限りでは、

  • プレゼントされた時計があまり気に入らないので、売ったお金で好きなものを自分で買いたい。
  • 急にお金が必要になり、昔もらった高級腕時計を売却したい。
  • もらった腕時計が動かなくなったので、修理も面倒だし売り払いたい。
  • あまり使わなくなった貰い物の時計があるので、換金したい。
  • 親の形見の時計があるが、身の丈に合わないので売りたい。
と言った理由が多いようです。

また、ちょっと確信犯的に最初から売るつもりでプレゼントしてもらう、なんていうお話もちらほら・・・。次項ではピアゾの買取担当者が本当に遭遇した「もらった時計を売る」にまつわるエピソードをご紹介しましょう。

クリスマスや誕生日といった記念日に高級腕時計やハイブランドのブランドバッグをお客様からプレゼントされることが多いキャバ嬢やホステス、ホストの方々は、複数のお客様に同じモノをリクエストしておき、そのうち1つだけを手元に残して、他は買取店に売却して現金化する、なんていうのは実は業界では有名な話です。

同じ時計を複数買う?

なかには1週間ほど前から直接ブランド店を訪問して、「私が来たとは言わないでね」と念押ししつつ、転売したら高値が付きそうな売れ筋の人気商品をチェックしたり、複数取り置き依頼をしておく方もいるとか。そして1週間後、次々にお客様と一緒に来店し、「これがいい」と指定して購入してもらうそうです。なんとも用意周到ですね。

転売目的で購入することはモラルに反しますので推奨はいたしませんが、例えばたまたま同じ商品をもらってしまった、とか、もらって数年置いていたけど使わなかった、と言った場合は、置き場所も取ることですし、売却する、というのは一つの選択肢としてあるでしょう。

「本当は匿名で売り買いできたら安心なのになぁ」、という気持ちは多かれ少なかれどなたもお持ちだと思います。他人から貰ったものであれば尚更です。しかし、時計に限らず、本や日用品などなんでも、自分の持ち物をリサイクルショップや買取査定業者に持ち込んで買取してもらう際には、たとえどんなに少額の買取でも、必ず「本人確認書類の提示」が必要だ、ということは経験上知っていらっしゃる方も多いでしょう。

個人情報の登録

買取業者がなぜ売り手の個人情報をお伺いするのかというと、古物の売買等を行っていると、盗品などの犯罪被害品が紛れ込んでくることがあるため、どういった人物が売り主なのかを確認する「義務」が法律で定められているからなのです。ここで中古品の売買に関わる法律「古物営業法」や「古物商許可」について簡単にご紹介させて頂きます。

「古物営業法」と「古物商許可」

時計買取は警察を経由して「古物商許可」を取得した事業者が行います。古物商は「盗難品の流通防止」と「盗難被害の早期解決」を目的とした「古物営業法」によって、「防犯三大義務」と呼ばれる以下の3つの義務が課せられています。

  1. 取引相手の本人確認義務
  2. 帳簿等への取引記録義務
  3. 盗難品等の不正品申告義務

つまり、古物商が古物の買い取りを行う場合には、取引相手(売り主)の氏名、住所などを確認し、取引内容を記録の上、3年間保持する義務があるのです。また、盗難品などの不正品だと疑いがある古物を発見した場合は直ちに警察へ通報する義務を負っています。

当然のことですが、時計買取業者はお客様から提供された氏名・住所などの個人情報を厳重に管理しています。個人情報の保持は犯罪防止を目的としたものですので、盗品絡みで警察からの協力要請でもない限りは、その情報を他に漏らすことは決してないはずなのです。他の業者の状況は知りようもありませんが、少なくとも弊社が運営する時計買取のピアゾでは、個人情報を持ち出すことはありません。

高級ブランド腕時計を購入すると、「保証書(ギャランティーカード、guarantee)」が発行されます。ブランドによって差異はありますが、銀行のキャッシュカードサイズで氏名、購入日、購入店舗が記されているものがほとんどです。

ロレックス保証書(旧カードタイプ)

時計買取業者が買い取った腕時計を再販する際には、保証書があれば付属品一式の中に含めて販売することがほとんどです。その際、氏名などの個人が特定できる情報はきちんと塗り潰すなどして、新たな購入者が元の持ち主(売り手)の個人情報を判別できないようしっかりと配慮されます。

また、最近は腕時計を購入する時に店舗で登録を行い、情報はデータ化して一括管理され、保証書自体には氏名が記載されないものも増えていて、この場合は買取する側も購入者の情報を知り得ることはありませんのでさらに安心ですね。

もし、自分がもらった時計を売却したとして、その時計を買った人がメーカー修理やオーバーホールに出す場合に個人情報がバレることはないのかな?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

修理に持ち込んでも大丈夫?

メーカーの修理窓口に持ち込むと、特に保証期間内であれば保証書の提示を求められるでしょう。「保証書と自分の名前が違うけど大丈夫かな?」と心配になりますよね。弊社スタッフも、これまでいくつかのブランドに実際に他人名義の保証書のある時計を修理窓口に持ち込んだ経験がありますが、特にその点について確認をされたことはなく、何かトラブルが発生した、ということもありません。

もちろん全てのブランドについて確認したわけではありませんが、元の持ち主に連絡がいくことは基本的にない、と考えてよいでしょう。

昨今は個人情報に関して意識が高まってきている背景もあり、時計買取査定に出す際に、保証書の個人情報記載部分を切り取ったり、塗り潰している方がいらっしゃるのですが、これはあまりオススメできません。

ロレックスの保証書 いろいろ

前述の通り、保証書は買取業者の方でしっかりと処理した上で再販されますし、 場合によっては保証書としての価値がなくなり、マイナス査定となることもありますので、査定に出す際は安心して保証書や付属品はありのままにしておいて頂くことをお勧めします。

時計を売る方法は大きく分けて3つあります。

  • メル〇リやヤ〇オク等のフリマアプリ・オークションサイトで売る
  • 店頭買取に持ち込む
  • 宅配買取で売る

それぞれのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

フリマアプリ・オークションサイトで売る

フリマアプリ・オークションサイトは、個人同士での取引となり、匿名配送サービスなども利用すれば個人情報を開示することなく売買が可能で、かつ利幅が最も大きいのが最大の長所ですが、商品の写真を撮ったり、詳細な情報を入力したり、購入・落札されたら資材を用意し、梱包して発送、とかなり手間がかかります。

その上、購入者とトラブルになったりする可能性もゼロではなく、「発送後に付属品が足りないから、傷があった、などと言われ、返品になった」「本物なのに商品受け取り後に『偽物だ』と言って返金要求された」などといった、謂れのない被害に遭われるケースも報告されています。個人ではなかなか「商品が本物である証拠」を提示するのが難しく、泣き寝入りになるパターンもあるとか。

また、さらに悪質なのが「すり替え詐欺」です。購入者・落札者が本物の商品を受け取ると、「偽物だ」と返品・返金を要求し、偽物とすり替えて返送してくる、という巧妙な手口です。高級ブランド品の取引では金額も大きいので、こういった面倒は避けたい、ということであれば、他の方法の方がお勧めです。

店頭買取に持ち込む

街のリサイクルショップやブランド買取店は、即日入金されるスピード感が最大のメリットでしょう。また、時計や貴金属だけでなく、バッグや洋服、日用品、金券、切手など実に幅広い品物を取り扱うところが多く、持ち込む側としてはかなり利便性が高いのですが、一方で「専門性」が高い査定担当者がいるかどうかは運次第、という一面があります。

やはり餅は餅屋、時計を売るなら専門業者の方が細かい点までチェックして査定しますので、高額買取が期待できます。さらに複数の”相見積もり”を取ろうと、店舗をはしごするのであれば、かなり時間と労力を要します。

贈り主に偶然見つかる可能性も?

さらに【買取】と【販売】の両方を行っている店舗の場合、買い取られた時計はそのままその店舗で販売されることもあります。お店が生活圏内に近いと、贈り主が軽くウィンドウショッピングでも・・・と立ち寄り、偶然にも見つかってしまう!という可能性もあります。もしもらった時計が、なかなか入荷しないような稀少性の高いものだった場合は、誤魔化すのも難しいでしょう。また、時計の本体や保証書には、時計の個体を判別できるシリアルナンバーがありますので、万が一贈り主がシリアルナンバーを控えていて、購入して確かめられたら、これはもう完全にバレます。言い逃れはできません。

そういったリスクを回避するためには、贈り主の行動範囲からかなり遠くの買取店へ足を運ぶか、お手軽な【宅配買取】を利用した方が賢いのかもしれません。

宅配買取で売る

宅配買取は自宅にいながらにして、「箱に詰めて送るだけ」で査定ができるのでお手軽です。対面のサービスではないので、買取に持ち込んでいるところを、うっかり誰か知り合いや贈り主本人に見られてしまうリスクもありません。プライバシーがしっかりと守られ、誰にも知られずに時計の売却が可能なのもメリットの1つです。

宅配買取が便利!

「高級な腕時計を送るのは不安」、という声も聞かれますが、例えば弊社の運営する時計買取のピアゾでは、宅配買取を扱う会社は運送保険や受託物損害賠償保険に加入しており、万が一の場合も補償するよう体制を整えています。

さらに、宅配買取専門の買取業者であれば、店舗を構えていない分、テナント代や人件費などのランニングコストが抑えられていますので、店頭買取より高額査定が可能な場合が十分にあります。

「もらった時計を売ったらバレるのか?」という疑問に関してご紹介して参りましたが、いかがでしたでしょうか。買取業者もプロですので、個人情報の取り扱いはきっちり行っているところがほとんどです。時計を売ることに関しては、リスクや手間などを考えると、安心できるプロにお任せすることをお勧めします。

時計買取のピアゾなら楽に高く売れます!

ピアゾでは最大9社の一括査定、つまり複数の相見積もりが取れますので、何度もお店に足を運んだり、査定依頼を申し込んだりする必要がありません。さらに時計専門の担当者がお客様の時計1本1本について丹念に調べ上げ、決裁権を持つ百戦錬磨の熟練バイヤーたちから、なるべく高い査定額を引き出せるよう、交渉もさせて頂いています。

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