更新日:2024年05月01日
ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム パーペチュアルカレンダー Q1303520の実機レビューをお届けします!
ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム パーペチュアルカレンダー Q1303520は、横39mmの18金ホワイトゴールド製ケースに自動巻き Cal.868/1を搭載しています。
連休いかがお過ごしですか!?GWの中間は、こんなコッテリしたコンプリケーションをどうぞ。早速実機をレビューしていきましょうー!
ダイヤルはシルバーホワイトカラー。この複雑機構がわーっと並んだダイヤルって、憧れますね。早速ディティールを見ていきたいと思います。
インデックスは楔型。針はスリムなドーフィン針に青焼きスチール秒針がポイントに。ドット型で配されたミニッツトラックで判読性も良好。
ガラスはわずかに立ち上がっています。ベゼルはフラット→斜面→垂直…と2回角度を変えてケースに落ちていきます。
短めのラグはとてもエレガント。ドレスウォッチの公式をしっかり守っています。
リューズから見たところ。
9時側からのカット。ケースは18KWG!永年の輝きを放ちます。
搭載ムーブメントは「868/1」。868系はインダイヤルの表示位置によって種類が分けられます。こちらの、年次が8時位置に来ているのが868/1。現行品の同名モデルRef.Q1142510(18KPG)は、同じディスク配置ですね。公式サイトですと868としか表示されていないのですが、この868/1を改良したようす。パワーリザーブが38→70時間と大幅に延長されています。
秘密は新型の脱進機とアンクル。わずかに形状を変えることで、摩擦を軽減し駆動効率を良くしたのですね。基本スペックは28,800振動/時、そしてケース厚9.2mm(これもすごいこと)。
上品なレザーベルトにJLロゴ入りのバックル。
本日は、ジャガー・ルクルトのマスターウルトラスリムをご紹介致しました。今年2024年の新作で更にブラッシュアップされたパーペチュアルシリーズ。価格は6,000,000円近くと勿論安い買い物ではないですが、コンプリケーションを搭載した雲上ブランドと比べれば、すこー……し、お優しいお値段設定。実直な時計作りが着実に評価されてきたJLの、渾身の一本。
さて2010年代に登場したこちらの実機に戻りますが、細部にわたって素晴らしい一本でした。安直な例えではありますが、色々なことを一度にやろうとすると、一つ一つのQOLが落ちたり、手が回らなくなって限界が早かったりしますよね、人間も。ですが、複雑機構ゆえに失わざるを得ない部分を、失わずに得てしまおうっていう部分に心を打たれます。これぞ芸術と人の熱情との最たるものですね…ただ、繊細なので取り扱いには細心のご注意を。
玄人受けのこちらは、ムーンフェイズの可愛らしさが愛好家に非常に人気!で、中古市場でもかなり需要の高いモデルです。ただし焼けが起こりやすいパーツでもあり、そうすると資産価値も急落します。保管方法にも気を付けたいところですね。
ジャガー・ルクルトの商品が気になった方は姉妹サイトクエリまで、ご売却価格が気になった方はピアゾまで、お気軽にお問い合わせ下さいね。
モデル | マスター・ウルトラスリム パーペチュアルカレンダー Master Ultrathin Perpetual Calendar |
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型番(REF.) | Q1303520 |
ケースサイズ | 横39mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.868/1 |
パワーリザーブ | 約38時間 |
防水 | 5気圧 |
その他 | 2013年 スイスジュネーブサロン発表 生産終了モデル |
定価(税込) | 5,480,000円(参考定価) |
※掲載内容は2024年05月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。