更新日:2023年01月20日
ブライトリング プレミエB01クロノグラフ ホイールズアンドウェーブス リミテッドエディション AB0118A31B1X1の実機レビューをお届けします!
ブライトリング プレミエB01クロノグラフ ホイールズアンドウェーブス リミテッドエディション AB0118A31B1X1は、42mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.B01を搭載しています。クールなプレミエ!早速実機をレビューしていきましょう~!!
ダイヤルは、少しだけ膨らんだ立体感ある形状で、チャコールグレーカラーをしています。サンレイ仕上げで放射状に輝きますが、前述の形状によって光が丸みを描きます。一方でインダイヤルはマットなブラック。それではディティールを見ていきましょう!
インデックスと時分針にはゴールドカラーを採用することでリュクスな印象が生れています。クロノグラフ針やタキメーターなど随所に使われたレッドカラーは、間違いなくブライトリングの意匠ですね。一見ミスマッチなこのツール感を、絶妙なバランスでラグジュアリーへと昇華しています。
ロゴはスタイリッシュなBロゴ。
二重に縁取られたステンレス製のベゼルに、ボックス型のガラス。ここで、当モデルでブライトリングがタッグを組んだ「ホイールズ・アンド・ウェーブス」について簡単に言及したいと思います。
Wheels and Waves
「ホイールズ・アンド・ウェーブス」は、南フランスで毎年6月に開催されている、カスタムバイクとサーフィンを中心としたライフスタイル系イベント。2011年から開催され、2022年で通算10回目の開催となりました(2020、2021年は新型肺炎の影響で中止)。広大な敷地内には自分の愛車を走らせることのできる様々なコンディションのコース、バイクとサーフィンに関するアートブース、音楽イベントやグッズ販売など、様々な視点からバイクを楽しむことのできる、最も影響力のあるイベントの一つ。日本からはるばる参加するバイクラヴァ―達も多いようですよ。
2019年から3年間、当イベントにてオフィシャルタイムキーパーを務めるという事で、ブライトリングとのパートナーシップが実現しました。このプレミエ、2019年発売ということでこれを記念したモデルなのです。
ヤマハ、ハーレー・ダビッドソンをはじめとする二輪車メーカーも数多く協賛していますが、過去のスポンサーには何とTUDORも。レースの優勝者にウォッチをプレゼント、なんていう太っ腹な賞品もあったとか。
ナビタイマーとプレミエはダイヤルがよく見えるデザインですが、それをサポートしているのがこのスマートなラグとケース。
ストレートタイプのリューズはガードなし。プッシュボタンはスクエア型で操作性も良好です。
9時サイドから見たところ。特別なモデルの証に、プレートが鎮座しています。クールですね~!!
搭載ムーブメントは「B01」。ブライトリング渾身のマニュファクチュールムーブメントです。伝達方式に垂直クラッチ、作動方式にコラムホイールを用いて、安定した高い精度での計測を実現します(クロノグラフの使い方や搭載モデルなどのお話はこちらのブログからどうぞ→★)。これだけでも高級時計仕様なのですが、クロノグラフを毎日使う方は限られますよね。それどころか、クロノグラフはもはや装飾の一部、クロノグラフどうやって使うの?という方も多いのではないでしょうか。
B01がユーザーにとって最も優れている点は、高いメンテナンス性にあります。クロノグラフの複雑機構、時計技師の力量でメンテナンス後の仕上がりが大きく変わってしまうこともありますが、B01は技術者にも嬉しい仕様。クロノグラフユニットという8本のネジを緩めるだけでテンプ部分に到達できる機構、そしてパワーリザーブ70時間でありながらシングルバレル仕様で耐久性を向上。これらの機構により、B01は優れた計測の他に、メンテナンス性を向上させました。
正直に言うと…プッシュボタンやリューズの操作性はかなり好みが別れると思うのですが、使用感より精度に拘っている姿勢も評価したいと思います。
限定モデルの証に「ONE OF 500」が刻印。B01の動きを鑑賞できます。装飾が控えめなところもクールです。
このヌバックストラップ、ベルト単体だとクールで武骨で、どことなくグランジな雰囲気もありますが、このウォッチにとても似合っていますね!ベストマッチです。
今日は限定モデルのプレミエをご紹介しました。ウェアブランドの「アウターノウン」、NGOの「コンサーバンシー」、そしてあの「ベントレー」…様々なブランドとタッグを組んできた(現在進行形のものも含め)ブライトリングですが、ライフスタイル系イベントとのパートナーシップは、やはりこれまでのものとは毛色が違う感じがしますよね。しかし同社にとって殊更重要な意味を持っていたのではないかな、と思いました。ブライトリングの高級時計というとかなり敷居の高いイメージをお持ちの方が多いと思うのですが、イベントを通じでより多くの人々に親しみと愛を以てウォッチを届けたい、ウォッチを身に着けて欲しい、そんな願いも読み取れます。
余談はこれくらいにしておいて、ウォッチはとてもクールで、それでいてラグジュアリー。でも随所のツール感がバイク・サーフラヴァ―達の心にずどーんと刺さる、魅力溢れる一本でした。ローンチからほぼ変わらない形状で愛されるプレミエ、新しい境地を開拓したような印象を抱きました。偏った見解が許されるのであれば、このヌバックストラップが非常にムードあって、ウォッチの存在感を爆上げ…失礼、増長させてくれていると思います。SSブレスでも、NATOでも、スムースレザーでも、クロコでも、違う。この荒々しいヌバックが良いのです。バイカーにとってオーセンティックなスタジャンやデニムの装いにさらっと着けてもお洒落ですし、これならスーツから覗かせたときの表情の変化を楽しむのも良いです。バイクデートに着けて行ったら、女性はぐっとくることこの上ない。そんな上品なウォッチです。そしてB01の操作感、安定した精度、メンテナンス性も是非お楽しみ頂きたく思います。
限定モデルではあるものの、二次市場には一定の流通数があり、安定した資産価値を保っています。姉妹サイトクエリでは販売もしていますので、気になった方は是非お早めにご覧くださいね!
モデル | プレミエB01クロノグラフ ホイールズアンドウェーブス リミテッドエディション Premier B01 Chronograph Wheels and Waves Limited Edition |
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型番(REF.) | AB0118A31B1X1(AB0118) |
ケースサイズ | 42mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.B01 |
パワーリザーブ | 70時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2019年発売、世界500本限定 LIMITED EDITION刻印有、シースルーバック |
定価(税込) | 1,023,000円 |
※掲載内容は2023年01月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。