更新日:2022年11月29日
ブライトリング プレミエ B01 クロノグラフ42 ベントレーマリナーリミテッドエディション AB0118A71G1P1の実機レビューをお届けします!
ブライトリング プレミエ B01 クロノグラフ42 ベントレーマリナーリミテッドエディション AB0118A71G1P1は、42mm のステンレス製ケースに自動巻き Cal.B01を搭載しています。贅沢の極み、ブライトリングのベントレーモデル。そしてB01搭載とはウォッチファンをどこまでも満たしてくれる魅惑のウォッチ…!早速実機をレビュー!!
ダイヤルはシルバーカラー。中々珍しいヘアライン仕上げでスタイリッシュな印象です。写真では中々表現できないのですが、少しだけダイヤルが膨らんでいるような、ラグジュアリーな要素もあります。外観はベントレー車のダッシュボードクロックからインスパイアされたデザイン。
実機レビューに入る前に、ベントレー社とマリナーについて簡単に記述することと致します。
ベントレーとは?マリナーって?
ベントレーは、イギリスの高級車メーカー。ここまではご存知の方も多いと思います。「マリナー(Mulliner)」とは、そのベントレー社の車をカスタマイズするためのコーチビルダー。元々は、16世紀に発足した馬車と鞍の小さな製造社「ミュリナー」が、時代に合わせて自動車製造と販売に乗り換え、ベントレーとパートナーシップを結ぶようになりました。そこから吸収や売却などを経て、コーチビルダーとして名前が残ったというところです。
ちなみに呼び名が混在していますが、カスタマイズ車として表記するときは「ベントレー・マリナー」、その一族を表記するときは「ミュリナー」とするのが一般的なようです。
インデックスは、こちらもダッシュボードクロックを忠実に再現したアラビアインデックス。角がありながらもころんとした形状で視認性が良いです。インダイアルとダイヤルリングはネイビーカラー。2020年にジュネーブショーで発表された「コンチネンタルGTコンバーチブル・マリナー」の車体カラーを想起させますね。
レッドカラーのクロノグラフ秒針は、紛れもなくブライトリングの意匠です。ビビッドなレッドが鮮やかです。
余談ですが、上記の「GT」はグランドツアラーの略。クロノマットの旧モデル等に冠することがある「GT」はグランドトータライザー、積算計の意です。
ダイヤル面積を最大限にとっており、ベゼルは細めの幅。ボックス型サファイアガラスでレトロな印象です。
セパレート形状のラグ。こちらも1940年代のローンチからほぼ変わることのない形状です。
ガードが無く、大き目ですが高さのないリューズ。プッシャーはスクエア型でケースに沿う形。スマートな印象です。
来ました!ベントレーモデルの大きな特徴。通常モデルだとここはラインがエングレーヴィングされていますが、ここが「BENTLEY」!ダッシュボードからインスパイアされています。クールですね。
搭載ムーブメントは「B01」。ブライトリング渾身のマニュファクチュールムーブメントです。伝達方式に垂直クラッチ、作動方式にコラムホイールを用いて、安定した高い精度での計測を実現します(クロノグラフの使い方や搭載モデルなどのお話はこちらのブログからどうぞ→★)。これだけでも高級時計仕様なのですが、クロノグラフを毎日使う方は限られますよね。それどころか、クロノグラフはもはや装飾の一部、クロノグラフどうやって使うの?という方も多いのではないでしょうか。
B01がユーザーにとって最も優れている点は、高いメンテナンス性にあります。クロノグラフの複雑機構、時計技師の力量でメンテナンス後の仕上がりが大きく変わってしまうこともありますが、B01は技術者にも嬉しい仕様。クロノグラフユニットという8本のネジを緩めるだけでテンプ部分に到達できる機構、そしてパワーリザーブ70時間でありながらシングルバレル仕様で耐久性を向上。これらの機構により、B01は優れた計測の他に、メンテナンス性を向上させました。
正直に言うと…プッシュボタンやリューズの操作性はかなり好みが別れると思うのですが、使用感より精度に拘っている姿勢も評価したいと思います。
バックルにBロゴ、BREITLINGロゴを確認。フォールディングクラスプタイプです。アリゲーターレザーの深みある色もマリナーのカラーに合っています。ホワイトのステッチが効いています。洒脱な印象ですね。
ブライトリングのベントレーモデル。「ベントレー」とそのままモデル名になっているウォッチもあるのですが、今回ご紹介したのは飽くまでも「プレミエ」。ベントレー車のローンチを祝したような、アニバーサリーモデルにも近いですね。洗練されたデザインとカラーリングに、マリナーを彷彿とさせます。これまで見たどのベントレーモデルよりもスタイリッシュである印象を受けました(主観ですが…)。パンダダイヤルなのも洒落ていますね。
ケースや外観はプレミエそのままなのですが、ベントレーモデルということで価格も中々のハイエンドプライス。B01搭載でスペックにも申し分ありません。ベントレーファンは勿論、ウォッチファンも唸らせるほどの総合力の高さ。高級車の中でも最高峰のマリナーに、メカニカルなブライトリング、それが一本で味わえてしまうなんて何とも贅沢。
気になる資産価値ですが、数量限定モデルかつ公式サイト在庫なしということで、換金率と資産価値の上昇は期待大!ですが使用価値も大変高いので、まずはこの風格をぜひともご堪能いただきたく思います。こんなお洒落なAB0118をデートに付けてきたら、女性は惚れてしまいます…!もちろん、スーツスタイルにバシッと決めても素敵ですよ。
モデル | プレミエ B01 クロノグラフ42 ベントレーマリナーリミテッドエディション Premier B01 Chrono42 Bentley Mulliner Limited Edition |
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型番(REF.) | AB0118A71G1P1 |
ケースサイズ | 42mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.B01 |
パワーリザーブ | 70時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2020年発売、世界限定1000本モデル |
定価(税込) | 1,078,000円(税込) |
※掲載内容は2022年11月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。