更新日:2022年02月25日
クロノグラフの機能と使い方を知れば、その魅力を十分に理解できるでしょう。本記事では、クロノグラフの歴史や使い方、メーターの種類、おすすめブランドのクロノグラフをご紹介します。
クロノグラフとはストップウォッチ機能を搭載した時計のことで、時間を計測して記録するために誕生しました。クロノグラフという言葉は、時間を意味するギリシャ語「χρονοσ (クロノス)」と、筆記を意味するギリシャ語「γραπη (グラフェ)」に由来しています。
クロノグラフの歴史は、200年以上前にさかのぼります。天才時計師のアブラアン・ルイ・ブレゲ(Abraham-Louis Breguet)と親交が深かったルイ・モネ(Louis Moinet)は、1815年から1816年にかけて、1/60秒まで計測可能な天文時計を製作しました。これが、史上初のクロノグラフとして現在知られています。
また、1817年にフランス王室御用達の時計職人に任命されたニコラ・リューセックは、1821年に競馬観戦が好きなルイ18世のために、馬が所定の距離を走るのに掛かる時間を測定できるペン付きのクロノメーターを発明しました。
その後、1844年にアドルフ・ニコルが機械式クロノグラフの部品として使用される、時計の秒針をゼロにリセットする機構のゼロリセット・ハートカムの特許を取得します。さらに1862年には、ハート式のカム機構を搭載し、スタート、ストップ、リセット操作が行える懐中時計を製作しました。この懐中時計は近代クロノグラフの原型と呼ばれていますが、現在ほとんどのクロノグラフが、ダイヤルに装備された小さな文字盤(インダイヤル、もしくはサブダイヤルと呼ばれている)に経過時間が表示されます。
クロノグラフの使い方をマスターしたいなら、プッシュボタンの役割を覚える必要があります。一般的に、クロノグラフにはリュウズの上と下にプッシュボタンが付いています。モデルによって異なる場合もありますが、基本的には上の位置にあるのが「スタート/ストップ」のボタンで、下の位置にあるのが「リセット」ボタンです。
計測を始めるときには上のプッシュボタンを押し、もう一度押すと計測がストップします。計測を再び開始するときには、さらにもう一度同じプッシュボタンを押しましょう。リセットしたいときには、下に付いているプッシュボタンを押します。
クロノグラフにはストップウォッチ機能のほか、さまざまな計測用メーターが搭載されています。ここでは、その主な種類をご紹介します。
タキメーターとは、時速や平均速度を測るための機能です。秒針一周分がタキメーター用の目盛りで、ベゼルに刻まれた数値が測定できる範囲となります。ちなみに、現在では12時の位置に60、6時の位置に120、2時の位置に400の数字が刻まれているモデルをよく見かけますが、飛行機が普及する以前のタキメーターには、数値100が最大値として刻まれていたのだとか。タキメーターで1km当たりの平均速度を計測するには、移動と同時にプッシュボタンを押してストップウォッチをスタートさせます。その後、1km移動したらプッシュボタンを再度押してストップしましょう。ストップウォッチを止めた時点でクロノグラフの秒針が指した目盛りの数値が平均速度です。
テレメーターとは、光と音の速度差から距離を測る機能です。例えば、テレメーターを使うことで、花火を打ち上げている場所と現在地の距離を測ることができます。使い方としては、夜空に花火が輝いた時点でストップウォッチをスタートさせ、花火が打ちあがったときのドーンという音が聞こえたらプッシュボタンを押してストップしましょう。そのときにクロノグラフの秒針が指した数字が、花火を打ち上げている場所と自分が現在いる場所の距離になります。
パルスメーターとは脈拍を測る機能で、タキメーターと同じくダイヤルの外周りに設けられています。主に医師や看護士が使用する機能で、脈拍を測定することで循環器系の異常を発見することが可能です。例えば、基準値が15のパルスメーターの場合には、脈を測り始めたと同時にストップウォッチをスタートさせ、15回脈を数えた時点で止めます。そのときに、クロノグラフの秒針が指した数字が1分間の脈拍数です。
一般的なモデル以外にもいくつか種類があるクロノグラフですが、特徴的なクロノグラフを下記にご紹介します。
フライバック クロノグラフ(リスターティング・フライバック)は、クロノグラフで計測を開始している途中でも、再計測が可能なクロノグラフのことです。一般的なクロノグラフで再計測しようとする場合には一旦ストップしてからリセットし、再びスタートしなければならず、計測中にリセットボタンを押してはいけません。
しかし、フライバック クロノグラフなら停止させることなく、リセットボタンを押してクロノグラフ秒針をゼロに戻して計測を続行することができるので、連続して計測を行いたいときに最適です。
フライバック クロノグラフ機構を搭載したモデルには、IWCのポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ、ブレゲ(BREGUET)のタイプ XXI、ウブロ(HUBLOT)のビッグ・バン ウニコ、ブランパン(BLANCPAIN)のフィフティ ファゾムス フライバック クロノグラフなどが挙げられます。
一般的なクロノグラフはスタートとストップ、リセットボタンの2つのプッシュボタンが備わっているのに対し、ワンプッシュ クロノグラフは1つのプッシュボタンですべての動作が行えます。ワンプッシュ クロノグラフはコンパクトでスッキリした見た目が特徴で、アンティークモデルや復刻モデルなどに採用されます。
ワンプッシュ クロノグラフ機構を搭載したモデルには、カルティエのトーチュ ワンプッシュクロノグラフやハンハルト(HANHART)のパイオニア MKI ワンプッシュ クロノグラフなどがあります。
非常に複雑な機構であるスプリットセコンド クロノグラフは、2本備わったクロノグラフ秒針で複数タイムが計測できる仕組みになっています。スタートボタンで2本の秒針が動き出し、スプリットボタンかスタートボタンを再度押すことで、それぞれの針をストップさせることが可能です。
スプリットセコンド クロノグラフ搭載モデルには、パテック・フィリップのスプリットセコンド クロノグラフをはじめ、コルム(CORUM)のアドミラルズカップ チャレンジ44 スプリットセコンド クロノグラフ、IWCのインジュニア ダブル クロノグラフ、ウブロ(HUBLOT)のキングパワーなどが挙げられます。
レガッタ クロノグラフとは、ヨットレースなどのスタートをカウントダウン計測するために開発された機構です。プッシュボタンを押すと1分ずつ逆進するようになり、何分前からカウントダウンを始めるか調整できます。
レガッタ クロノグラフ機構を搭載したモデルには、ロレックスのヨットマスターⅡのほか、タグ・ホイヤー(TAG HEUER)のアクアレーサー キャリバーS レガッタ、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のタンブールなどが挙げられます。
クロノグラフ機構が搭載された高級腕時計はたくさん存在します。ここでは、クロノグラフのおすすめモデルをご紹介します。
ロレックス(ROLEX)、コスモグラフ デイトナ(Cosmograph Daytona)、Ref. 116500LN、40mm、ステンレススティール製ケース、ホワイトダイヤル、自動巻きCal.4130、定価:1,457,500円(税込)
「クロノグラフの王様(King of Chronograph)」とも呼ばれ、「デイトナマラソン」なる言葉も生み出した有名モデル、ロレックスのコスモグラフ デイトナは、ハイテク セラミック製モノブロック セラクロムベゼルのタキメーターが装備された高性能クロノグラフです。2015年には、スイス公認クロノメーター検査協会の条件よりも2倍以上も厳しい、自社規定の高精度クロノメーター認定を導入しました。これにより、ケーシング後の平均日差-2~+2秒以内の精度が保証されます。ロレックス正規店ではなかなか購入することが難しく、プレミア価格の腕時計の代表格でもあります。
オメガ(OMEGA)、スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル(Speedmaster Moonwatch Professional)、Ref. 310.30.42.50.01.002、42mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、手巻きCal. 3861、定価:847,000円(税込)
NASAの公式装備品に選ばれた、伝説のクロノグラフであるスピードマスター。耐食性を高めるため、アルミニウムに人工的に酸化被膜を生成する陽極酸化処理が施されたベゼルリングには、月に同行した第4世代モデル(初代ムーンウォッチ)のタキメーターを特徴づける「ドットオーバー90」のデザインが採用されています。
日本でも知名度の高いスピードマスター。自動巻きモデルもあり、またオリンピックモデルや記念限定モデルなどバリエーションが豊富です。中古モデルであればお手頃価格のものも見つかるでしょう。ただし、”スヌーピーアワードモデル”など一部の限定モデルでは価格が高騰しているものもあります。
タグ・ホイヤー(TAG HEUER)、カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ(Carrera Calibre Heuer 02 Sport Chronograph)、Ref.CBN2A1B.BA0643、44mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal. キャリバー ホイヤー 02、定価:676,500円(税込)
筋目仕上げとも呼ばれるサーキュラーサテン仕上げされたブラックダイヤルには、クロノグラフのインダイヤルが配置されています。ベゼルはブラックセラミック製で、定番のスポーツ時計らしいクラシックさが魅力です。
タグ・ホイヤー(TAG HEUER)、モナコ キャリバー11(Monaco Calibre 11)、Ref. CAW211P.FC6356、39mm、ステンレススティール製ケース、ブルーダイヤル、自動巻きCalibre 11、定価:726,000円(税込)
世界初の防水機能付きクロノグラフであるモナコ キャリバー11は、世界で初めてスクエア型ケースを採用したユニークなタイムピースです。ブルーのダイヤルにシルバーカラーのインダイヤル、レッドカラーのクロノグラフ針が良く映えます。
ゼニス(ZENITH)、クロノマスター スポーツ (Chronomaster Sport)、Ref. 03.3100.3600/69.M3100、41mm、ステンレススティール製ケース、ホワイトダイヤル、自動巻きCal. エル・プリメロ 3600、定価:1,166,000円(税込)
クロノマスター スポーツは、1969年に誕生したムーブメント「エル・プリメロ」の新バージョンキャリバーを搭載した自動巻きクロノグラフです。高級感のあるセラミック製のベゼルは、クロノグラフ秒針が10秒で1周する1/10秒表示になっています。
ブライトリング(BREITLING)、クロノマット B01 42(Chronomat B01 42)、Ref. AB0134101B1A1、42mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal. ブライトリング01 、定価:979,000円(税込)
1884年に創業したブライトリングが100年に渡る技術の集大成として生み出したのが、1984年に発表したクロノマットです。デザインを一新した「クロノマット B01 42」は、ブラックダイヤルにシルバーのインダイヤルの逆パンダウォッチで、鮮やかなレッドカラーのクロノグラフ針がよく引き立ちます。
ブライトリング(BREITLING)、ナビタイマー B01 クロノグラフ 43(Navitimer B01 Chronograph 43)、Ref. AB0121211B1A1、43mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal.ブライトリング01、定価:1,067,000円(税込)
ナビタイマーの特徴は、パイロットウォッチならではの回転計算尺ベゼルです。ベゼルを回転させ、ベゼルに刻まれた目盛りとダイヤルの目盛りを合わせて掛け算や割り算ができるほか、パイロットのためのアナログ・フライトコンピュータの役割を果たします。
アイ・ダブリュー・シー(IWC)、ポルトギーゼ クロノグラフ(Portugieser Chronograph)、Ref. IW371605、41mm、ステンレススティール製ケース、シルバーメッキのダイヤル、自動巻きCal .69355、定価:907,500円(税込)
2019年に発表された「ポルトギーゼ クロノグラフRef. IW371605」は、1998年に誕生したポルトギーゼ クロノグラフの新モデルです。クロノグラフ針が爽やかなブルーカラーであるため、親しみを込めて青針と呼ばれています。上品な印象の時計ですが、高精度の航海用計器としての機能が搭載されています。
オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)、ロイヤル オーク クロノグラフ(Royal Oak Chronograph)、Ref. 26331ST.OO.1220ST.01、41mm、ステンレススティール製ケース、グランド・タペストリー模様のダイヤル、自動巻きCal. 2385、定価:3,685,000円(税込)
2017年に発表された「ロイヤル オーク クロノグラフRef. 26331ST.OO.1220ST.01」は、初代ロイヤルオークのダイヤルカラーであるブルーを採用し、シルバーのインダイヤルを組み合わせました。視認性の高いクロノグラフカウンターを搭載した、ラグジュアリーなタイムピースです。
チューダー(TUDOR)、ブラックベイ クロノ(Black Bay Chrono)、Ref. 79360N、41mm、ステンレススティール製ケース、ホワイト×ブラックダイヤル、自動巻きCal. MT5813 (COSC)、定価:592,900円(税込)
2021年新作のこちらのモデルは、ダイバーズウォッチシリーズの「ブラックべイ」にクロノグラフ機能を搭載。2種類のダイヤルタイプがありますが、どちらも200m防水という高い防水性を誇り、陽極酸化処理が施されたブラックのタキメーターベゼルが装備されています。
ウブロ(HUBLOT)、ビッグ・バン ウニコ チタニウム (Big Bang Unico Titanium)、Ref. 421.NX.1170.RX、44mm、チタニウム製ケース、スケルトンダイヤル、自動巻きCal. HUB1280、定価:2,200,000円(税込)
自社製ムーブメントHUB1280を搭載したこちらのモデルは、ダイヤルと裏蓋の両面がスケルトン仕様になっています。高級モデルの代名詞であるコラムホイールは、ダイヤル側からも眺めることが可能です。72時間パワーリザーブ、滑らかなプッシュボタンの押し心地など前モデルの構造をそのまま受け継いでいます。
パネライ(PANERAI)、ルミノール クロノ(Luminor Chrono)、Ref. PAM01109、44mm、AISI 316L サテンスティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal. P.9200、定価:1,100,000円(税込)
イタリア海軍と結びつきの深いパネライ。蛍光物質であるラジオミールに引き続き、1949年にはトリチウムを原料にしたルミノールを自社開発し、潜水時でも高い視認性を誇るダイバーズウォッチを生み出しました。こちらは、精度と性能を追求したルミノールのクロノグラフ機構搭載モデルです。
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、タンブール オールブラック クロノグラフ46(Tambour All Black Chrono 46)、Ref. Q1A62Z、46mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きETA Caliber 2894-2、定価:1,133,000円(税込)
タンブールは、2002年から時計製造に参入したルイ・ヴィトンの代表的なタイムピースです。こちらのモデルは、ブラックダイヤルの12時位置にはガストン・Vのシグネチャーが、さらには裏蓋にもLVロゴが入っています。
ブルガリ(BVLGARI)、オクト フィニッシモ( Octo Finissimo)、Ref. 103467、43mm、ステンレススティール製ケース、ブルーダイヤル、自動巻きCal. BVL318、定価:2,024,000円(税込)
ブルガリの「オクト フィニッシモ Ref. 103467」は、世界で最もスリムな機械式クロノグラフのひとつです。さらに、こちらのモデルはクロノグラフ機能を搭載しているだけでなく、別の場所の時刻も表示できるGMT機能付きとなっています。
シャネル(CHANEL)、J12クロノグラフ(J12 Chronograph)、Ref. H0940、41mm、ハイテクセラミック×ステンレススティール製ケース、ブラックラッカーダイヤル、自動巻きCOSC(スイス公式クロノメーター検査協会)認定キャリバー、定価:1,133,000円(税込)
洗練されたデザインに、クロノグラフのインダイヤルが横眼になっている「J12クロノグラフRef. H0940」は、スポーティーな印象を与えながらも、シャネルらしい洗練されたデザインが特徴です。ハイテクセラミック製なので傷に強く、いつまでも美しい輝きを放ちます。
ブレゲ(Breguet)、タイプ XXI (Type XXI )、Ref. 3815TI/HM/3ZU、42mm、チタン製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal.584Q/A、定価:2,014,260円(税込)
2021年新作のこちらのモデルは、世界限定250本のフライバッククロノグラフです。ブラックのダイヤルはサンバースト仕上げで、蓄光性夜光顔料であるスーパールミノバのライトグリーンカラーのインデックスが引き立ちます。2つのインダイヤルは時計の秒針と24時間表示で、60分積算計とクロノグラフの秒針は中央で重なっています。
フランク・ミュラー(FRANCK MULLER)、カサブランカ クロノグラフ(Casablanca Chronograph)、Ref. 8885CASACCDT、39.50 x 55.50 mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻き、定価:2,145,000円(税込)
樽型(トノー型)のデザインがユニークな「カサブランカ」。中でもクロノグラフを搭載したモデルは、優雅なデザインとスポーティーな雰囲気が組み合わさった珍しいタイムピースです。
ジャガー・ルクルト(JAEGER LE COULTRE)、ポラリス クロノグラフ(Polaris Chronograph)、Ref. 9028170、42mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、自動巻きCal. 751、定価:1,434,400円(税込)
伝説的なダイバーウォッチの誕生50周年を記念して、2018年に発表されたのが「ポラリス」です。オリジナルモデルに基づいたデザインでありながら、ムーブメントは現代的でコラムホイール式(ピラーホイール式)クロノグラフとなっています。
パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)、コンプリケーション(Complication)、Ref. 5905P-001、42mm、プラチナ製ケース、ブルーダイヤル、自動巻きCal. CH 28‑520 QA 24H、定価:9,212,400円(税込)
2015年に発表されたこちらは、年次カレンダーとフライバッククロノグラフを搭載した雲上モデルです。2010年発表の「5205P」のデザインと共通点が多く、放射状のラインが特徴的なセクターダイヤルや角型のプッシュボタンなど、クラシカルな雰囲気が漂います。
リシャール・ミル(RICHARD MILLE)、オートマティック フライバック クロノグラフ(Automatic Flyback Chronograph)、Ref. RM 11-02、50mm×42.7mm、グレード5チタン製ケース、自動巻きCal. RMAC1、定価:22,550,000円(税込)
「オートマティック フライバック クロノグラフRef. RM 11-02」は、「RM011」の後継機種です。年次カレンダーとフライバッククロノグラフ、オーバーサイズデイトを搭載。さらに、9時位置に付いたプッシュボタンで操作できるデュアルタイム機構が加えられ、より実用的なモデルとなりました。
ハミルトン(HAMILTON)、イントラマティック クロノグラフ H(Intra-Matic Chronograph H)、Ref. H38429110、40mm、ステンレススティール製ケース、ホワイトダイヤル、手巻きCal. H-51、定価:276,100円(税込)
1968年に発表された手巻きクロノグラフの洗練されたデザインを引き継ぎながら、新開発の手巻き式クロノグラフムーブメントのH-51キャリバーを搭載したモデルです。インデックスや針に使用されているベージュカラーのスーパーミノルバが上品な印象を与えています。
ロンジン(LONGINES)、マスターコレクション(Master Collection)、Ref. L2.673.4.92.0、40mm、ステンレススティール製ケース、ブルーダイヤル、自動巻きCal. L687、定価:419,100円(税込)
本木雅弘さんCM着用モデルでお馴染みの「マスターコレクションRef. L2.673.4.92.0」は、光の加減で表情が変わるサンバースト仕上げのダイヤルが美しいモデルです。月・日付・曜日を表示するトリプルカレンダー機能、ムーンフェイズ機構を搭載しています。
セイコー(SEIKO)、アストロン(Astron)、Ref. SBXC021、約 42.7mm、ステンレススティール製ケース、ブラックダイヤル、クォーツ、定価:231,000円 (税込)
「アストロンRef. SBXC021」は、1969年発表の「クォーツ アストロン」のデザインをベースにしたコンパクトなGPSソーラーウォッチです。高速タイムゾーン修正機能やタイムトランスファー機能、デュアルタイム表示機能に加え、パーペチュアルカレンダー機能など様々な機能を搭載しています。
オリス(ORIS)、アクイス(AQUIS)、Ref. 01 774 7743 4155-07 8 24 05PEB、45.50 mm、ステンレススティール製ケース、ブルーダイヤル、自動巻きCal. Oris 774、定価:429,000円(税込)
深い海の色を思わせるブルーダイヤルが特徴のこちらのモデルは、500m防水のダイバーズウォッチです。6時位置に12時間計と9時位置にスモールセコンド、さらに12時位置に30分計を配置したクロノグラフモデル。ねじ込み式のリューズにはブランドロゴが入っています。
実用性に優れたクロノグラフは、スポーティーな見た目でデザインも魅力的です。ひと口にクロノグラフモデルの時計といってもその種類はさまざま。現在もクロノグラフに魅了される人が多くいるため、多数のブランドが素晴らしいモデルを次々と生み出しているのも頷けます。
ご紹介した通り、価格帯も幅広くありますので、よく比較検討して、自分にぴったりのクロノグラフウォッチを見つけてくださいね!