更新日:2023年01月10日
オメガ コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 42mm アポロ11号50周年記念 310.20.42.50.01.001の実機レビューをお届けします!
オメガ コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 42mm アポロ11号50周年記念 310.20.42.50.01.001は、42mmのステンレススチール製ケースに手巻き Cal.3861を搭載しています。
新年あけましておめでとうございます!今年もピアゾを宜しくお願い致します。さあ年末年始病を吹き飛ばす2023一発目の実機レビューは、オメガのムーンウォッチからですよ!張り切ってレビューにいってみましょう~。
ダイヤルのグレーカラーが珍しいですね。マットな質感ですが非常に細やかで滑らかな加工をしてあります。光は反射しません。ミニッツ・セコンドスケールがインデックスに配置されていて、大枠は現行モデルと同じです。それではディティールを見ていきましょう!
アップライト式のインデックスと時分針、インダイヤル針には18金イエローゴールドが用いられています。公式では「ムーンシャインゴールド」と…!明るい輝きのイエローが、ダイヤルのグレーによく合っています。ロゴにも過去スピードマスターへのオマージュが垣間見えます。9時位置には宇宙飛行士バズ・オルドリンが月面に着陸する様子がエングレーヴィングされています。
アポロ11号
1969年7月、人類史上初めて月面着陸に成功した宇宙船、およびその宇宙計画。船長のニール・アームストロング、操縦士のバズ・オルドリン、司令船操縦士のマイケル・コリンズら三名によるミッションは、大変偉大な功績です。アポロ11号をモチーフにしたメディア作品なども数多く、宇宙計画の中でも絶大な人気を誇ります。
ちなみに最初に月面に降りたのは船長のアームストロング氏。二番目に降りたのはオルドリン氏です。
ベゼルはブラックセラミック。タキメーターにはセラゴールドという、オメガ独自の素材を使用しています。幅の細いベゼルですが艶やかで、ゴールドカラーが存在感抜群。ガラスはプロフェッショナル仕様ではプラスチックなのですが、こちらはサファイアガラス素材になっています。
サイドの鏡面がラグに向かって、ぐっと捻るように広くなって下降します。
ストレートタイプのリューズにシンプルなプッシュボタン。
9時サイドから見たところ。MASTER CHRONOMETERの文字がこんな位置から見えるとは!
搭載ムーブメントは「3861」。スピードマスターと言えば手巻き。861,1861と続く伝統的なオメガの手巻きムーブメントに、同社が誇る脱進機「コーアクシャル機構」を搭載し、更に15000ガウスに耐え得る耐磁性能を兼備した「マスターコーアクシャル」仕様。ここにCOSC認定アンドMETAS合格の「マスタークロノメーター」仕様という、何とも何ともハイスペックなキャリバ―なのです。オメガは今年2023年、すべての新作モデルでマスタークロノメーターを採用するとの事で、何ともムネアツ。それぞれの素晴らしさをヒゲゼンマイ1本から語り尽くしたいのですが、それはまたの機会に…。
裏蓋には、人類史上一番目に月面着陸を果たした、アポロ11号の船長アームストロング氏の足跡と共に、名言「That's one small step for a man, one giant leap for mankind. 」(訳:これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である)が刻まれます。実際に発言された際は興奮のあまり冠詞の「a」は省略されてしまったとのことですが、ここではしっかり入っていますね。と言ったら女性にモテそう(あくまで主観です)
バックルは三つ折れ式。サイドが鏡面仕上げで存在感がありますね。
新年一本目は、オメガの限定モデルを紹介しました。黒文字盤に黒ベゼルの定番モデルよりも華があって、何ともスペシャリティな一本でした。グレーのダイヤルというのはこれまでのスピマス(お分かりかと思いますが、スピードマスターに愛を込めたあだ名…です!)を顧みても珍しいですね。過去に実機レビューにてご紹介したミッションズバッジ付のモデルもレトロで良いですが、こちらは素材使いや搭載キャリバーがハイグレード。アポロ11号をリスペクトしながらも、現代に相応しい動力と外観を備えた素晴らしいモデルだと感じました。21世紀も間もなく四半世紀を迎えるというところで、各社しのぎを削っているムーブメントの性能は既に飽和状態なようにも思いますが、それでも手巻きにこだわるスピマスは、やはりロマンがありますね~。
ところで9時位置のインダイヤル、何故史上二番目に着陸したオルドリン氏なのでしょうか。裏蓋には船長アームストロング氏の足跡と名言が残されている、とはいえです。裏蓋のデザインは絶対これだろうと先に決まっていて、じゃあインダイヤルはこれかな…と言ったデザイン上の都合なのか、その逆なのか、はたまた…。妄想は留まるところを知りません。実際に月面着陸の順番を巡ってオルドリン氏は葛藤を抱えていたとのことですが、こうした宇宙計画のバックボーンも、ウォッチと共に楽しみたいところです。アポロ11号記念モデルはここ最近はきっちり5周年を節目に登場しています。気が早いですが次の2024年も楽しみですね!
ここ一年で価格が大幅に高騰している、ムーンウォッチ限定モデル各種。こちらは販売本数としては少なくないものの、現在も定価以上の換金率を維持しています。来年55周年に向けて更に大荒れしそうなムーンウォッチ市場から目が離せませんね!
モデル | コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 42mm アポロ11号50周年記念 speedmaster anniversary series co axial master chronometer chronograph 42mm |
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型番(REF.) | 310.20.42.50.01.001 |
ケースサイズ | 42mm |
ムーブメント | 手巻き Cal.3861 |
パワーリザーブ | 50時間 |
防水 | 5気圧防水 |
その他 | 2019年発売、数量限定6969本 LIMITED EDITION刻印有 |
定価(税込) | 1,320,000円 |
※掲載内容は2023年01月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。