更新日:2022年11月25日
カルティエ サントスドゥカルティエ MM WSSA0029の実機レビューをお届けします!
カルティエ サントスドゥカルティエ MM WSSA0029は、35mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.1847 MCを搭載しています。カルティエのフラグシップモデル、サントス!見れば見るほどに美しく、気高いウォッチ。早速実機をレビューしていきましょう!
ダイヤルはシルバーホワイトカラー。マットな質感、一切の装飾がないフラットな面に、アイコンであるディティールが光ります。
インデックスはカルティエウォッチのアイデンティティである、放射状に配されたローマンインデックス。こちらは自動巻きモデルで三針仕様です。ダイヤルに装飾が無い分、ブルースティール針が映えますね。7時位置の「V」部分に、「CARTIER」と記されているのが分かりますか?カルティエを模し…いやオマージュしたウォッチは多かれど、これこそ本物の証と言っても過言ではないでしょう。
「サントス」最大の特徴である、特徴的なケース形状にベゼルのビス打ち。サテン仕上げのケースに、鏡面仕上げのベゼルがきらりと輝きます。
サントス
カルティエ初の男性用腕時計。世界初の男性用腕時計とも言われます。宝石商であったカルティエの三代目、ルイ・カルティエが、友人であり飛行家のアルベルト・サントス=デュモンから「飛行中に、懐から逐一取り出さなくても時間を確認できる時計が欲しい」と依頼を受けて作成されました。当時ジュエリーとしての女性用腕時計はあったものの、男性用実用腕時計は存在しなかったのです。こうして生まれた「サントス」は数年後、市販化されます。丸い懐中時計が主流だったこの時代に、スクエア型でラグにバンドが通っている「腕時計」なるものは瞬く間に話題を呼び、カルティエの基幹モデルとなりました。ベゼルやブレスにデザインされるビス打ちは、飛行機からインスパイアされています。
ケースから滑らかに繋がれたラグ。
ジュエラーとしての気品を感じる、多面カットのリューズ。スピネルのクリアなブルーも美しいですね。
重厚感あるステンレース製ケース。自動巻きムーブが格納されているのでしっかりと重さがあります。
搭載ムーブメントは「1847MC」。カルティエのマニュファクチュールムーブメントです。2万8800振動/時、約42時間パワーリザーブ。ローターにはブランド名、キャリバー名が刻まれます。この「MC」とは、「マニュファクチュール・カルティエ」を表しています。脱進機には、耐食性・耐摩耗性・非磁性のニッケル・リン合金部品が組み込まれています。またムーブメント全体を常磁性合金で覆っており、日常生活で不可避な磁力に耐え得るだけの耐磁性を備えています。回転錘や受板の部品が柔らかいカーブを描いたフォルムで、装飾自体はシンプルなものではありますが潔ささえ感じられる美しさです。
残念ながらソリッドバックゆえに鑑賞は叶いませんが、堅牢性を高めているという点では嬉しいですね。
バックルにはカルティエロゴが。両開き式で着脱が容易です。ここが2018年モデルとの変更点。
カルティエを代表する人気モデル「サントス」。ダイヤルが潔ささえ感じられるほどにシンプルで、長年変わらない外装のデザインは21世紀の今見てもエッジィ。ジュエラーカルティエ、ウォッチメゾンカルティエ、どちらの意匠も感じられる大変素敵なウォッチでした。クォーツも捨てがたいですが、やはりこのサイズには自動巻き自社ムーブ!MMサイズはメンズサイズとされていますが、こちらは35mm径、どちらかというとボーイズサイズですね。男性の方は勿論ですが、女性の方が付けてもマスキュリンなムードになり大変素敵。はたまた、パートナーとシェアする…なんていうのも素敵ですよね!ボーイズサイズをシェア前提でお買い上げされる方も多くいらっしゃいます。頑張った二人へのご褒美に、アニバーサリーに――カルティエウォッチは大変お勧めです。
ウォッチとしての価値も十二分に高いカルティエ。買取価格が大きく上下することは少ないものの、サントスやタンクなど人気モデルは常に高めの水準を保っています。中古市場でもかなり人気が高いのです。ご自身や一家の資産に、またはパートナーへのプレゼント資金に…。カルティエウォッチでしたら、差し上げても喜ばれること間違いなし!クリスマスも近いことですし、いかがでしょうか?
モデル | サントスドゥカルティエ MM Santos De Cartier MM |
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型番(REF.) | WSSA0029 |
ケースサイズ | 35mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.1847 MC |
パワーリザーブ | 約42時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2020年発売 |
定価(税込) | 957,000円(税込) |
※掲載内容は2022年11月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。