更新日:2022年11月21日
ブライトリング ナビタイマー D142B04NPの実機レビューをお届けします!
ブライトリング ナビタイマー D142B04NPは、41mmのステンレススチール製ケースに自動巻きを搭載しています。オールドナビタイマーの魅力、お伝えしたく思います!早速実機をレビューしていきましょう!
マットな質感のブラックダイヤルに、ゴールドカラーの精緻な目盛りが刻まれたモデル。現行には無い、ホワイトの縦目クロノグラフが目を惹きます。「オールドナビタイマー」とは非公式の呼び名ですが、1986年に復刻されたモデルを踏襲しており、その他と区別するためにこのように呼ばれるのでしょう。ヘリテージとはまた違う仕様なのですよ。
縦目のクロノグラフダイヤル以外にもオールドならではの仕様が盛りだくさんで、ファンには垂涎物ではないでしょうか。細かくレビューしていきますね!
インデックスはスリムなバータイプで、クロノグラフとデイトのある位置には存在しません。3時位置には翼ロゴがプリントされていますが、ロゴは2010年代にプレート仕様になっています。こういった細かな変更点はグッときますね!現行のBロゴもスタイリッシュで良いですが、翼ロゴファンも多いと聞きます(ちなみに筆者は翼ロゴ派)。
ナビタイマーを不朽の名作にした最大の点は、こちらのベゼル。一度見たら忘れられないですね。18金イエローゴールド製。滑らかな操作性も魅力です。
短めですがスマートなラグは全面鏡面仕上げ。
ストレートタイプ、ガードなし、短めでダイヤルデザインを邪魔しない仕様。
重厚感あるステンレース製ケースに、自動巻きムーブメントが格納されています。
搭載ムーブメントは自動巻きのムーブメント。年式的にはETA7750ベースですが情報が少なく、また1999年からB13とETAと区別して呼ばれるようになるため今回は「ETA7750ベース」と記述することと致します。ETA7750は、表れては淘汰されるムーブメント界で50年近くエントリーし続ける、ある意味で「名機」。メンテナンス性やコストパフォーマンスの高さから、非常に普及率の高いムーブメントです。伝達方法にスイングピニオン、制御方式にカムを採用しています。
ところで1999年というのは、ブライトリングにとって節目の一つ。「100%クロノメーター宣言」がなされました。ブライトリングの経営を救ったアーネスト・シュナイダー氏の息子、セオドア氏がCEOの時代ですね。時計業界は大変驚いたものの、この宣言によって高い精度と、そして熱狂的なファンを得ることに成功しました。
バックルには現行で見られる「B」ロゴに、筆記体でBreitlingと記されています。人間工学に基づいて設計されたという斜めカットのコマで構成されるブレスも、ブライトリングのアイコンです。
オールドナビタイマー、いかがでしたでしょうか?フラットなプリントロゴ、縦目のパンダクロノグラフ、時代を感じるレトロな仕様がヴィンテージ好きにはたまりませんね。男の浪漫がぎゅっと詰まったナビタイマー、身に着けると一気にダンディな印象に!装いに馴染む同カラーのクロノグラフも汎用性が高い点はとても良いのですが、パンダクロノグラフの洒落た感じは手元が華やかになってまた素敵です。装いがシンプルな方にこそお勧め。二本目、三本目にクロノグラフウォッチが欲しいな…と思われたら、是非パンダ顔も候補に入れてみて下さいね。
気になる資産価値ですが、現在安定した需給を辿ってはいるものの、熱狂的なファンに非常に人気の高いモデルです。特に海外での相場が上々で、国内でも状態の良いものは換金率高め。新しいウォッチを買う資金に、それともメンテナンスして後世に、…どちらも捨てがたいですね!
モデル | ナビタイマー Navitimer |
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型番(REF.) | D142B04NP |
ケースサイズ | 41mm |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 約42時間 |
防水 | 3気圧防水 |
その他 | オールドナビタイマー |
※掲載内容は2022年11月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。