更新日:2025年06月19日
“世界三大レース”に数えられ、市街地レースの象徴として親しまれるF1モナコグランプリ。「F1の華」と称されるテクニカルコースは、「他のレースの3勝に匹敵する」と言われるほど技量を試されるサバイバルレースで、数多の名勝負を生み出しました。
100年近い歴史を持つモナコグランプリですが、2025年に史上初のタイトルパートナーにタグ・ホイヤー(TAG Heuer)が就任。レース名も「フォーミュラ1 タグ・ホイヤー グランプリ・ドゥ・モナコ」に生まれ変わり、新たなストーリーを盛り立てていきます。
レース開始直前の5月23日には、伝統のグランプリに花を添えるべく、モナコ新作3モデルを発表。“心のふるさと” モナコ公国との結びつきを更に強めています。
LVMHグループがF1のスポンサー就任にした初年度となる2025年、タグ・ホイヤーブランドの影響力に要注目ですね。古くはフェラーリやマクラーレン、近年ではレッドブルなど、様々なチームとパートナーシップを築いたタグ・ホイヤーですが、よっぽどモナコグランプリにほれ込んでいるようです。F1レースの発展を願うような、気合いの入ったモナコ3作をリリースしています。
本記事では、世界初の角型防水時計「モナコ」の2025年新作3部作「モナコ クロノグラフ ストップウォッチ CAW218F.FC6356」「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ガルフ CAW218G.EB0393」「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ CBW2185.FC8350」の魅力をプロレーサー(前半:アドレナリン全開、後半:沈着冷静で価値を分析)のような心構えでお届けします。
1本目は1960~70年代のホイヤー ストップウォッチにインスピレーションを得たモナコ クロノグラフ ストップウォッチ CAW218F.FC6356。その破天荒なカッコ良さをテンション高く説明したいところですが、「デザインコードと魅力」を理解するために、1960年代のホイヤー社の歴史を簡潔にご説明します。
60~70年代のホイヤー社は、ジャック・ホイヤーが4代目社長に就任した時期であり、ストップウォッチにイノベーションを巻き起こした黄金時代でもあります。1960年には創業100周年を祝うレッド×ブラックの特別なストップウォッチ「センチュリー」シリーズをリリース、各種スポーツ分野でめざましい活躍を成し遂げます。
ホイヤー ストップウォッチの快進撃はとどまることを知らず、1963年にはフィルムの映像量を計測する「ホイヤー フィルムマスター」を開発、映画のセットやテレビスタジオの必需品となります。
前年1962年には、宇宙飛行士ジョン・グレン氏の手首にホイヤーのストップウォッチ「2915A」を着用。コンマ1秒の違いが重要となる状況において、ホイヤーのストップウォッチが計時機器として、如何に信頼されていたかがわかりますね。
「3」という数字は、ホイヤーにとって意味のあるもので、 世界初の自動巻クロノグラフ「キャリバー11」搭載の「オータヴィア」、「ホイヤー カレラ」、「モナコ」の3モデルを1969年3月に発表。ムーブメントの技術革新もさることながら、新スタイルの大型化したケースに新時代の到来を予感させました。
特に、既成概念に囚われない第3のモデル モナコの影響力は絶大でした。丸型が主流だった当時の時計業界に、斬新なスクエア型ケース(しかも10気圧の完全防水!)をリリース!!!固定観念を打破する左側に配されたリューズ、1960年代の定番カラー ブラック&ホワイトを塗り替えるミッドナイトブルーダイヤル、など全ての伝統を打ち破る全自動巻きクロノグラフを創出したのです。
ジャック・ホイヤー氏の自伝によれば、浸水が原因のムーブメントの故障には膨大な修理費用を必要とするため、当時のホイヤーは“防水仕様のクロノグラフ”のみ製作すると決めていました。そんなある日、ジュラ地方のサプライヤー「ピケレス」の担当者が定期訪問で訪れた際に、新特許の完全防水スクエア型ケースの凄さを熱弁!すぐさまそのケースデザインをクロノグラフ用に独占的に使用する取引を成立させ、コードネーム『プロジェクト99(※世界初の自動巻クロノグラフ シリーズ開発プロジェクト)』の目玉に据えることを決意したそうです。
市場でもその地位を確立しているオータヴィアとカレラはコンパニオンモデル、アバンギャルドなスタイルを好む新規開拓のモナコはステートメントウォッチ、と戦略も差別化。新エンジンの凄さを知らしめるコンセプトカーのように、過激なフォルムをしたモナコはムーブメントの新しさへの注目を集めることに成功したのです。
・・・2025年新作 モナコ クロノグラフ ストップウォッチ CAW218F.FC6356のブラック&ホワイト&レッドの妙味を説明すべく、ホイヤー ストップウォッチとモナコの成り立ちを深掘りしましたが、 イントロダクションはこのくらいにして、CAW218F.FC6356のダイヤルを見ていきましょう。
CAW218F.FC6356は、ヴィンテージ ホイヤー ストップウォッチのデザインコードを継承。視認性の大切さを説いたジャック・ホイヤーのデザイン哲学を忠実に再現するように、“見やすくカッコ良いクロノグラフ”を完成させています。計器然としたルックスが、男心をくすぐりますね。
1970年代前後のホイヤー ストップウォッチのトリカラー(黒白赤)をチョイスしたのも、センスが光ります。ホイヤーにとって、その時代は“色の世代”で、1960年代のブラック&ホワイトのクラシックスタイルから、斬新なカラーリングへ華麗な転身を遂げた華やかな時代の幕開けでもあります。
“四角の中に丸がある”斬新なフォルム、ミッドナイトブルーorチャコール文字盤のアバンギャルドなカラーリング、など25年間変わらない「斬新さ」は、モナコが培ってきたDNAそのものでもあります。
1970年代当時、時代の最先端を走っていたモナコが、1960年代のストップウォッチのカラーパレットを纏い、現代に蘇った、というのはヴィンテージ時計が好きな方に「刺さるデザイン」として、ぐさりと購買意欲を刺激しそうです。
1968年前後に発売されたホイヤー カタログブック「クロノグラフ&ストップウォッチ」も白赤黒のトリプルカラーが主役!
シルバーオパーリンのキャンバスとブラックの円形マークの対比、ダイヤル外周を彩るレッドのミニッツマーカーが「ホイヤー ストップウォッチ (Ref. 11.401)」のように男前ですね。ホイヤー黄金時代を支えた“究極のツール”が、より読み取りやすくアレンジされています。
伝統を受け継ぐように、本作もキャリバー11を搭載。ケース左側にリューズを配置することで、モナコならではの独創的なシルエットを描きます。限定数970本、という数字も1970年代を明確な意図で示しており、一貫したブランドメッセージで、モナコの新たな価値を提供していますね。
モデル | モナコ クロノグラフ ストップウォッチ
Monaco Chronograph Stopwatch Limited Edition |
---|---|
型番(Ref.) | CAW218F.FC6356 |
ケース・ブレスレット | グレード2チタン製ケース/チタン サンドブラスト加工 パンチング加工を施したブラックカーフストラップ |
ケースサイズ | 39 mm |
ムーブメント | キャリバー11自動巻 |
機能 | 時, 分, 秒, クロノグラフ:1/4秒計、30分計, 日付 |
パワーリザーブ | 40時間 |
ダイヤル | ブラック&シルバーダイヤル/ファイングレイン仕上げ |
防水性能 | 100m防水 |
発売日 | 2025年5月発売 |
価格 | 1,474,000円(税込) |
※掲載内容は2025年06月調査時点のものです。
※価格・仕様は予告なく変更される場合があります。
2本目はライトブルー×オレンジのガルフ(Gulf)カラーを活かしたレーシングストライプがお洒落なモナコ クロノグラフ ガルフ CAW218G.EB0393。しかも、ストラップにはスティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で実際に着用したレーシングスーツ素材の「ノーメックス®」を採用。今回のストラップのために、米・ヒンチマン社(※同映画でもオリジナルスーツを製作)から、ノーメックス®素材を調達するこだわりぶりです。限定数971本、の数字はお気づきの通り、『栄光のル・マン』の公開年(1971年製作)ですし、力の入れようが半端ではないですね。
CAW218G.EB0393の面白さを深掘りするために、ガルフ、タグ・ホイヤー、ポルシェの繋がり、スティーブ・マックイーンを指導するジョー・シフェールについて、簡潔にご説明致します。
『栄光のル・マン』のノーメックス®製レーシングスーツ、左肩を走る青白橙のレーシングラインは不朽のカラーリング
1971年公開の映画『栄光のル・マン』で一躍脚光を浴びたモナコ。「キング・オブ・クール」のあだ名を持つスティーブ・マックイーンが、ライトブルー×オレンジのポルシェ917Kを操縦しながら、左リューズのモナコを“右腕”に着用しているのですから、痺れるくらいクールですよね!そのカリスマ的なカッコ良さは当時のカーレース&腕時計ファンを魅了、モナコは世界的なヒットを記録しました。
同映画でマックイーンのドライビングコーチを務めたジョー・シフェールは、マックイーンにモナコを紹介した人物で、ポルシェ917にル・マン24時間レース初優勝をもたらした伝説のドライバーでもあります。シフェールはホイヤー初のブランドアンバサダーですし、モータースポーツを通して強い絆で結ばれていますね。
驚くべき連鎖で伝説のタイムピースへ駆け上がったモナコ。2025年新作CAW218G.EB0393にも輝かしいレガシーが引き継がれています。
2025モナコガルフのウリは、マックイーンのレーシングスーツを連想させるスッキリとしたレイアウトでしょう。シルバーオパーリン文字盤の3時位置を垂直に走るガルフストライプが見事です。オリジナルスーツと同じ「青白橙」の三色線がスタイリッシュですね!
6時位置の針下にガルフのロゴ、12時位置にヴィンテージのホイヤーロゴを配し、55年以上色褪せない絆の輝きをダイヤルに付与しています。
モナコガルフの関連モデルは記事後半で。
⇒ 「タグ・ホイヤー モナコの人気中古モデルは?」へ
多様なシーンに馴染むクラシックな雰囲気のネイビーブルーのカーフストラップも付属。オレンジのステッチが麗しいノーメックス®ストラップと共にレーシングスピリッツをほとばしらせます。
モデル | モナコ クロノグラフ ガルフ
Monaco Chronograph x GULF |
---|---|
型番(Ref.) | CAW218G.EB0393 |
ケース・ブレスレット | グレード2チタン製ケース/チタン サンドブラスト加工 ホワイトのテキスタイルストラップ |
ケースサイズ | 39 mm |
ムーブメント | キャリバー11自動巻 |
機能 | 時, 分, 秒, クロノグラフ:1/4秒計、30分計, 日付 |
パワーリザーブ | 40時間 |
ダイヤル | シルバーダイヤル /ファイングレイン仕上げ |
防水性能 | 100m防水 |
発売日 | 2025年5月発売 |
価格 | 1,424,500 円(税込) |
※掲載内容は2025年06月調査時点のものです。
※価格・仕様は予告なく変更される場合があります。
3本目はアバンギャルドなウォッチメイキングを得意とするタグ・ホイヤーらしい最新作モナコ スプリットセコンド クロノグラフ CBW2185.FC8350。開発に4年以上の日数をかけた新開発素材「TH-チタン」ケースを採用。特殊な熱処理を金属に加えることで、唯一無二の不規則な模様をチタンの表面に浮かび上がらせます。
モナコ クロノグラフ ストップウォッチ CAW218F.FC6356のデザインソースRef.11.401もスプリットセコンド式懐中クロノグラフ
“クロノグラフ複雑機構の女王”と呼ばれるスプリットセコンド機能は、タグ・ホイヤーの伝統芸でもあります。1960年代にモータースポーツのパドックで大活躍した伝説的アイコンRef. 11.402、1990年代前後にアイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハなどのレジェンドレーサーに愛されたクォーツ式スプリットセコンド クロノグラフ腕時計、などホイヤー製スプリットセコンド クロノグラフは正確なラップタイム計測に重宝されてきました。2024年になると、モナコ コレクションに最新ムーブメント「TH81-00」を発表し、複雑機構スプリットセコンド クロノグラフが電撃復活を果たしましたし、今後も私達腕時計ファンを驚かしてくれそうです。
タグ・ホイヤーと言えばアバンギャルド路線ですし、「次世代素材×複雑機構」の融合が、ユニークな世界観を醸し出していますね。
伝統のスクエア型ケースに新たな革新をもたらそうと、TH-チタンケースが金属の艶めかしさをブレンドしていますね。一つとして同じ模様はない、不規則な模様のケースには、クラフトマンが手作業でチェッカーフラッグパターンを刻印。爽やかなライムグリーンのアクセントといい、随所に大胆なアプローチを施します。近年、オープンワークダイヤルのモナコが増えつつありますが、近未来感を演出するネオフューチャーなデザインの方が、ヴィンテージ路線に偏るより“モナコらしい”かもしれません。
モデル | モナコ スプリットセコンド クロノグラフ
Monaco Split-Seconds Chronograph |
---|---|
型番(Ref.) | CBW2185.FC8350 |
ケース・ブレスレット | TH-チタン製ケース/サンドブラスト加工 固定式ベゼル サファイア ブラックカーフストラップ |
ケースサイズ | 41 mm |
ムーブメント | TH81-00 |
機能 | 時, 分, 秒 |
パワーリザーブ | 65時間 |
ダイヤル | サファイアクリスタルダイヤル |
防水性能 | 30m防水 |
発売日 | 2025年5月発売 |
価格 | 20,845,000円(税込予価) 円(税込) |
※掲載内容は2025年06月調査時点のものです。
※価格・仕様は予告なく変更される場合があります。
モナコ2025年新作3部作の値段は、モナコ クロノグラフ ストップウォッチ CAW218F.FC6356が147万4,000円、モナコ クロノグラフ ガルフ CAW218G.EB0393が142万4,500円、モナコ スプリットセコンド クロノグラフ CBW2185.FC8350が2084万5000円(各税込予価)。モナココレクションの定価目安は110~150万円前後ですので、CBW2185.FC8350以外はそこまで高くないのも魅力です。
シグネチャーカラーの青文字盤が主力、次点で黒・シルバー系文字盤がリリースされていますが、パッと眺めた感じシルバーより白っぽいカラーリングの方がモナコには似合いますね。
個人的には、CAW218G.EB0393の白テキスタイルストラップ&レーシングストライプの差し色の組み合わせが好きですが、差し色を極限まで減らしたCAW218F.FC6356のクラシカルな雰囲気も捨てがたいところです。
一方、CBW2185.FC8350は斬新なデザインがリシャール・ミルをどことなく彷彿させます。トノー(スクエア)型ケース&スケルトンダイヤルを組み合わせたアグレッシブなデザインセンス、モータースポーツへの縁の深さ、超高級腕時計、など何かと共通点が多いですね。筆者個人としてはW&W2025新作バージョンのホワイトセラミック製ケースCBW2190.FC8356の方が、本作CBW2185.FC8350より好きですかね。一時期のグランドセイコーのように紅白カラーがだんだんと増えつつあるような気も・・・
既存のモナコ人気モデルとも軽く見比べていきましょう。
レーサーのように冷静な視線でモナココレクションを見つめ直すと、リセールはぼちぼちな状況をキープ、ラインナップ自体はかなり増えたな、という印象です。2025年新作モナコ三部作も正直プレミアは期待薄なため、現行コレクションor中古で本当に欲しいデザインはどれか?再度ご自身で自問自答するのも有益です。
姉妹サイト 「ブランド時計販売のクエリ」では、ポテンシャル十分な新品未使用品のモナコを多数取り扱っております。1点限り在庫有り、のお値打ち品もございますので、売り切れ時はご容赦ください。
ピアゾ厳選のモナコセレクションをどうぞ !
ビビッドなカラータッチのモナコキャリバーホイヤー02ガルフスペシャルエディション CBL2115.FC6494、右リューズが眩しいですね。モナコといえばキャリバー11の左リューズが主流ですが、あえて分流のホイヤー02の右リューズを選ぶのも傾奇者っぽくてカッコいいですよ!
正統派なダークブルーダイヤルに、太めのレーシングストライプを配したモナコ キャリバー11 ガルフスペシャルエディションCAW211R.FC6401、芸術的な直線美がたまりません。ガルフモナコは色々なバリエーションがありますが、クラシックな装いが似合いますね。
2022年発売限定モデルCBL2180.FC6497、こちらもモナコらしい反骨精神が魅力です。モデル元は、先進的なブラックPVDケースが仇となり、僅か200本前後の生産で姿を消したブラックモナコ“ダークロード”Ref.74033N。“ダークロード”は、1975年発売当時オールブラック仕様で物議を醸したモデルで、奇抜過ぎたデザインが受け入れられず、少量生産に終わってしまったそうです。当時のモナコは、ブルーあるいはグレーダイヤル&スチールケースが主流でしたし、斬新さが災いとなってしまったのでしょうね。
そんな背景を受けて、Ref.74033Nはカルト的な人気を誇り、一部ウォッチマニアの垂涎の的となっています。ワンチャン資産価値が跳ねるとしたら、もしかしたらこのモデルかもしれませんよ!?
再生回数はまだ少ないものの、タグ・ホイヤーの豊かな歴史と現代的なイノベーションのバランスについて考察した海外の動画をご紹介します。
「消費者が混乱するくらい、価格帯やラインナップがバラバラ」
「レトロ&高級路線のホイヤー、低価格帯のタグ・ホイヤーにブランドを分割した方がいい」
問題点に対し、大胆な改革案を時計ファン達が議論していました。LVMHグループ傘下ですし一筋縄ではいかないと思いますが、「セイコーとグランドセイコー」のように、ブランドそのものを生まれ変わらせるのは、アバンギャルドな一手ですね!面白いアイディアです。
2013年からF1のパートナーであったロレックスが2024シーズンを最後に撤退。2024年10月にはリバティ・メディア(※F1オーナー企業)とLVMHが10年総額10億ドルの巨額契約を結んだといわれており、F1を取り巻く環境が賑やかになってきました。
タグ・ホイヤーが公式タイムキーパー、ルイ・ヴィトンがオーストラリアGPのタイトルスポンサー就任、などF1創設75周年を盛大に祝います。チューダーは10年ぶりにVisa Cash App RB F1チーム専用として初のコラボレーションモデルを発表していますし、「腕時計業界とF1」は各ブランドでしのぎを削るデッドヒートが繰り広げられそうです。
そう言えば、日本人F1初勝利を期待される角田裕毅さんもヨット「ル・ブーゲンビル」号で開催された盛大なレセプションに参加していました。F1日本グランプリ 2025よりレッドブル・レーシングのチームドライバーを務めていますし、ジョー・シフェールのように“奇跡の勝利”を起こして欲しいものです。
心配なのは、肝心のF1モナコGPが刺激がまるでないレース、と揶揄されている点でしょうか。10台前後の最速マシーンが数珠つなぎ状態で、F2より遅いペースで“絶対に抜けないコース”を延々と走る様子は言葉に詰まるものがあります。
4位のフェルスタッペンは『マリオカートみたい。バナナを投げつけて、順位を決めたらいい』と辛辣な言葉を投げかけ、10位のサインツは『2~3秒遅く走っても抜かれない。簡単にレースを操作できる』とモナコGP特別ルールの欠陥を指摘しています。狭く曲がりくねった道路でレースをすることが時代遅れ、という意見も見かけますし、モナコGPは存在意義を見直す時期に差し掛かっているのかもしれません。
似たような展開があまりにも続くと、いつかは熱心なファンも退屈してしまい、そっぽを向いてしまいますが、タグ・ホイヤーのモナコのモデル展開はどうでしょう・・・アバンギャルドがウリのモナココレクションが、コンサバ(保守的、無難)にならないことをいちホイヤーファンとして切に願います。モナコGPの問題点を他人事だと思わないと良いのですが。
タグ・ホイヤー買取 時計買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!
タグ・ホイヤーはもちろん、ロレックス、オメガ、タグホイヤー、オーデマ・ピゲなどの高級ブランド時計を独自ルートで激安価格にて販売中です!