更新日:2025年03月25日

オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)2025年新作まとめ

2025年に創業150周年を迎えたオーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)は、1875年の創業以来、"伝統的な職人技"を受け継ぎながら、時に鮮烈な"革新的イノベーション"を起こしてきました。1972年には、スティール製高級腕時計「ロイヤル オーク」を生み出し、腕時計の常識を塗り替えました。このエピソードは、時計史に残る偉大な功績といえるでしょう。
近年では、ラグジュアリースポーツウォッチの始祖として、世界的なラグジュアリースポーツウォッチブームを牽引したことも記憶に新しいところです。オーデマ・ピゲの企業理念である"伝統と革新の融合"を体現した歴史的マイルストーンであり、ブランドの真髄が発揮された好例といえます。

毎年のように、時計づくりの限界へ挑戦してきたオーデマ・ピゲ(AP)ですが、創業150周年のメモリアルイヤーでは、革新的な新型自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメント「キャリバー7138」を新開発しています。

AP2025年新作 新キャリバー7138搭載モデル26674ST.OO.1320ST.01

開発に約5年の歳月を費やした新キャリバー7138は、計5つの特許(※うち3つが新規取得)を保有し、既存のパーペチュアルカレンダームーブメントを人間工学に基づき徹底改良!リューズ操作のみで、全ての機能を修正できる“オールインワン”リューズを初導入しています。
概要だけ聞くと、やや地味な変化かもしれません。しかし、世界三大複雑機構のパーペチュアルカレンダーを直感的操作のみで修正可能、という事実は、高級時計の世界に新たな価値をもたらす機能美に富んだロマンチックな進化です。時計愛好家だけでなく、日常的に使用する人々にとっても、この直感的な操作性は大きな魅力となるでしょう。

1955年に世界初のうるう年機能を搭載したパーペチュアルカレンダーを製作、1978年に自動巻きパーペチュアルカレンダーにステップベゼルという独創的なデザインを発表し、150年に及び伝統と革新を調和させてきたオーデマ・ピゲ。キャリバー7138搭載のロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー2モデル、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー1モデルを中心に、2025年の上半期新作をご紹介していきます。

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AP2025年上半期新作はCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのリリースが多い

150周年の主役は、なんといっても新発表のパーペチュアルカレンダー Cal.7138でしょう。通常のパーペチュアルカレンダー機能は、細かな工具を用いながら、ケース側面にあるプッシャー・ボタンを操作してカレンダー調整を行うのですが、Cal.7138ではその不便さが取り除かれています。パーペチュアルカレンダー搭載時計を普段使いしている層に響きそうですね。
設計のキモについては、公式動画を交えつつ簡単にご説明します。

R&D部門のニコラ・ポンソー氏が、新キャリバー7138の凄さについて語っています。
主な改良箇所を要約すると、31個の特注パーツで構成されたデイト歯車を新開発、ムーンフェイズの歯車を「伝統の59→60個」へ変更し、ディテールをこだわり抜いた上で利便性を追求した、と説明しています。12時位置のデイト表示には、新特許の“プログレッシブステップ”を採用し、歯車の大きさを数字の幅(1~31日)サイズに調整したことで優れた視認性を実現している、とのことです。

超絶技巧の複雑機構を簡単に使えるようにしたユーザーフレンドリーな姿勢には、心から感銘を受けます。人間工学に基づいた設計により、リューズ操作時にムーブメントが破損するリスクが一切ないという豪語しているも、とても印象的です。

リューズ操作のみで修正可能な「使い勝手の良さ」は、ケースサイドに調整用プッシャーを持たない「外観の改善」にも繋がっています。レイアウトをほとんど変えず、より洗練されたビジュアルにブラッシュアップしており、“用の美”を追求しています。

防水機能もロイヤルオークが50m、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲが30m防水、と従来のパーペチュアルカレンダー搭載モデルの20m防水より向上。目を見張る変化は少ないものの、さりげない進歩は多めだったりします。

それでは、2025年新作一番人気と予想される、ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー搭載モデル ステンレススティール製26674ST.OO.1320ST.01、18Kサンドゴールド製26674SG.OO.1320SG.01からチェックしていきましょう。

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーの2025年新作公式動画は、リューズ操作に比重を置いていますね。左右対称の完璧なデザインを維持しつつ、ムーンフェイズを設定する時のクリック音にもこだわっているそうです。見た感じ操作性良好で、弄ると気持ちよさそうなリューズをしていますね。

26674ST.OO.1320ST.01の仕様・価格

26674ST.OO.1320ST.01の仕様とスペック

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー Ref. 26674ST.OO.1320ST.01 41mm、ステンレススティール、ステンレススティール製ブレスレットとAPフォールディングバックル。50m防水。「グランドタペストリー」模様のブルーダイヤル、トーンオントーンのサブダイヤルと同色のインナーベゼル、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー7138(自動巻き。パーペチュアルカレンダー、週表示、曜日、デイト、アストロノミカルムーン、月、閏年、 時、分。パワーリザーブ55時間。)価格要問合せ。

ブルーダイヤル26674ST.OO.1320ST.0は、41mmのSS製ケース&ブレスレットに、18Kホワイトゴールドの針とアワーマーカーを組み合わせ、これぞロイヤルオークと言わんばかりのビジュアルの良さ。インナーベゼルとサブダイヤルのカレンダー表示が小気味いいアクセントになっています。
グランドタペストリー模様には、青&白(シルバー)のツートンカラーがよくマッチしますね。

26674SG.OO.1320SG.01の仕様・価格

26674SG.OO.1320SG.01の仕様とスペック

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー Ref. 26674SG.OO.1320SG.01 41mm、18Kサンドゴールド、18Kサンドゴールド製ブレスレットとAPフォールディングバックル。50m防水。「グランドタペストリー」模様のサンドゴールドカラーダイヤル、同色のインナーベゼルとトーンオントーンのサブダイヤル、ブラックのインジケーター、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー7138(自動巻き。パーペチュアルカレンダー、週表示、曜日、デイト、アストロノミカルムーン、月、閏年、 時、分。パワーリザーブ55時間。)価格要問合せ。

ケースとブレスレットに18Kサンドゴールドを使用した26674SG.OO.1320SG.01。合金素材サンドゴールドは、ホワイトゴールドとピンクゴールドの中間くらいの、温かみのある色調が持ち味。光の加減で繊細な色味の変化を楽しめます。
サテン&ポリッシュ仕上げの使い分けが、同素材の輝きを一層引き立たせています。ロイヤルオークのデザインは、金&黒のコントラストも映えますね。

オーデマ ピゲ150周年の節目は、新キャリバー7138の始まりであり、キャリバー5135の終わりでもあります。オープンワーク自動巻きパーペチュアルカレンダー 41mmのキャリバー5135は、2019年発売のロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク Ref.26585CE、2023年登場のカクタス・ジャックコラボモデル Ref.26585CMなど、クリエイティブなコンプリケーションウォッチを次々と生み出しました。

26585XT.OO.1220XT.01の仕様・価格

26585XT.OO.1220XT.01の仕様とスペック

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー "150周年アニバーサリー" Ref. 26585XT.OO.1220XT.01 41mm、チタン、BMG製ブレスレット、チタン製リンクとAPフォールディングバックル。20m防水。サファイアダイヤルにブルーのインナーベゼルとカウンター。蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製ラウンド型アワーマーカーとバスタブ型のブルーの針。キャリバー5135(自動巻き。パーペチュアルカレンダー、週表示、曜日、デイト、アストロノミカルムーン、月、閏年、 時、分。パワーリザーブ40時間。)限定150本。価格要問合せ。

ヴィンテージ風デザインで存在感を示すロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー” 26585XT.OO.1220XT.01。アニバーサリーデザインコードを随所にあしらい、キャリバー5135のグランドフィナーレを祝います。オープンワーク パーペチュアルカレンダー懐中時計 Ref.25729のデザインをベースとしつつしつつ、バルクメタリックガラス(BMG)ベゼル&チタンケースで先進性をブレンド。仕上げの一つひとつに、マニュファクチュールブランドらしい風韻を漂わせています。

先程のロイヤルオークより、こちらのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ公式動画の方が、各パーツのズーム描写もあり、キャリバー7138の魅力が分かりやすいかもしれません。“オールインワン”リューズを導入したことで、ダイヤル全体がスッキリしましたね。

独創的なケース構造、コンセントリックサークル(同心円)状のエンボスダイヤルの革新的なデザインがウリのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲシリーズ。目玉商品のキャリバー7138搭載モデル26494BC.OO.D350KB.01から見ていきましょう。

26494BC.OO.D350KB.01の仕様・価格

26494BC.OO.D350KB.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー Ref. 26494BC.OO.D350KB.01 41mm、18Kホワイトゴールド、テキスタイル調のブルーラバー加工ストラップ、カーフのライニング、18Kホワイトゴールド製APトリプルフォールディングバックル。30m防水。スモークブルーのエンボスダイヤル、トーンオントーンのインナーベゼル。蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー7138(自動巻き。パーペチュアルカレンダー、週表示、曜日、デイト、アストロノミカルムーン、月、閏年、 時、分。パワーリザーブ55時間。)価格要問合せ。

スモークブルーPVDダイヤルと18Kホワイトゴールドケースの多層構造のコンビネーションが麗しい26494BC.OO.D350KB.01。文字盤の中心から外側に広がる同心円状の模様は、何百もの小さな穴が装飾されており、無数に広がる光のアートを味わえます。
2022年発売のCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー 26394BC.OO.D027KB.01は、夜空に浮かぶ星空をアヴェンチュリンダイヤルで再現していましたが、本作はかなりシンプルなデザインへ舵を切り、視認性やエレガントさを向上させました。コンプリケーションウォッチは複雑機構ゆえに、ややもすると情報量多めのごちゃごちゃしたダイヤルになりがちなのですが、26494BC.OO.D350KB.01はだいぶ文字盤がサッパリしましたよね。程よい、絶妙なバランスです。

26494BC.OO.D350KB.01を題材に、懇切丁寧なセットアップ方法のハウツー動画も公開されています。こちらの動画も、スッキリ見やすくわかりやすい内容でした!2025年のAP新作は、シンプルやスッキリがキーワードになりそうですね。

26393ST.OO.A009KB.01の仕様・価格

26393ST.OO.A009KB.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ Ref. 26393ST.OO.A009KB.01 41mm、ステンレススティール、グレーのラバー加工ストラップ、ステンレススティール製ピンバックル。30m防水。グレーのエンボスダイヤルに、ブルーのインナーベゼルとカウンター外周リング、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー4401(自動巻き。クロノグラフフライバック、時、分、スモールセコンド、デイト。パワーリザーブ70時間。)¥5,225,000

ステンレススティールの輝きを引き立てるスレートグレーダイヤルが特徴的な26393ST.OO.A009KB.01。インナーベゼルとクロノグラフカウンターに配されたディープブルーのアクセントが眩いばかりの美しさを演出しています。6時位置が青単色なのも、奥深い色遣いですね。

オーデマ・ピゲのステンレススティールは品質基準も並ではありません。SS製パーツの最適なパラメータを見つけるために、専任チームを設立。約1年の期間を費やし、専門性を高め技術力を向上させたそうです。
貴金属の専門知識を有するAPでも、手作業による仕上げを行う際は、膨大な労力を要します。ゴールド製ケースに開発された工程をステンレス素材がクリアするためには、温度管理・接着剤の急速乾燥など、細かな要素にまで慎重な取り扱いが必要とされます。
驚くことに、約30人のエキスパートチームが、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのSS製ケース製作のみに従事することで、ゴールド製ケースと同等のプロセスをクリアした、という話です。初代ロイヤルオークで、ゴールドに匹敵する価値をステンレススティールに付与したAPだけあって、時計づくりの情熱が半端ではないですね。

26439NB.OO.A346KB.01の仕様・価格

26439NB.OO.A346KB.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ Ref. 26439NB.OO.A346KB.01 41mm、ブルーセラミック、テキスタイル調のブルーラバー加工ストラップ、カーフのライニング、18Kホワイトゴールド製ピンバックル。トスカーナブルーのグレインダイヤル、ブルーのインナーベゼル、アズールブルーのカウンター、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製針とバゲットカットダイヤモンドをセットしたアワーマーカー。30m防水。キャリバー4409(自動巻き。クロノグラフフライバック、時、分、スモールセコンド。パワーリザーブ70時間。)価格要問合せ。

トスカーナブルーのグレインダイヤルに、18Kホワイトゴールド製のケース&針、バゲットカットダイヤモンドをアワーマーカーにあしらえた26439NB.OO.A346KB.01。貴金属の優雅さもさることながら、ブルーラバー加工ストラップ&ブルーセラミック製ミドルケースなど、異素材ミックスコーデが実に見事なさじ加減で、絶妙な抜け感を演出しています。色遣いがシンプルな分、嫌味さがなくオシャレですね。それにしても、ロイヤルオークといい、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲといい、APの時計には青がとてもよく似合いますよね!

15210ST.OO.A009KB.01の仕様・価格

15210ST.OO.A009KB.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック Ref. 15210ST.OO.A009KB.01 41mm、ステンレススティール、グレーのラバー加工ストラップ、ステンレススティール製ピンバックル。30m防水。グレーのエンボスダイヤルにブルーのインナーベゼル、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー4302(自動巻き。時、分、センターセコンド、デイト。パワーリザーブ70時間。)¥3,795,000

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210ST.OO.A009KB.01は、前述の26393ST.OO.A009KB.01のデザインエッセンスを更に単純化させています。26393ST.OO.A009KB.01は三つ目のツートンカラーがメリハリの効いた配色で、キレのある外観美を生み出していましたが、15210ST.OO.A009KB.01はベゼルのワンポイントが良い仕事をしています。
APの2025年新作は色使い含め、インパクトに欠けるやや素朴な作風が目立ちますが、実用性に優れた上品なカラーリングの作品が多い、とも言い換えられますね。どのコレクションも機能性を高めつつ、シックな装いを増しているのが妙味です。

ロイヤルオークの派生シリーズ「ロイヤル オーク オフショア」はモダンなカッコ良さを上積みしてきました。2024年新作はクロノグラフの26420ST.OO.A828CR.01、スプリットセコンドGMTの26650FO.OO.D353CA.01、ダイバーの15720CN.OO.A002CA.02、と近未来を彷彿させるメカメカしいデザインが多めだったのですが、今年はクラシックスタイルを強めています。
43mmのグリーンセラミック製ミドルケースの26420CE.OO.A063VE.01から、サクッと評説します。

26420CE.OO.A063VE.01の仕様・価格

26420CE.OO.A063VE.01の仕様とスペック

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ref. 26420CE.OO.A063VE.01 41mm、ブラックセラミック、インターチェンジャブル仕様のダークグリーンレザーストラップ、交換用ブラックラバーストラップ付属。チタン製ピンバックル。100m防水。「メガタペストリー」模様のダークグリーンダイヤル、ブラックのインナーベゼルとカウンター、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー4401(自動巻き。クロノグラフフライバック、時、分、スモールセコンド、デイト。パワーリザーブ70時間。)¥8,415,000

ブラックセラミックケースに、グリーンセラミックのベゼル・リューズ・プッシュボタンを組み合わせ、オフショアらしいパワフルなスポーツウォッチに仕上げた26420CE.OO.A063VE.01。ゴツゴツとしたイカついフォルムに、黒&緑のバイカラーが絶妙に溶け込んでいます。
ダイヤルのダークグリーンメガタペストリーパターンは、PVD加工で仕上げた“最新世代”仕様。さりげない革新で、カッコ良さをアップデートしています。

26238CE.OO.1300CE.02の仕様・価格

26238CE.OO.1300CE.02の仕様とスペック

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ref.26238CE.OO.1300CE.02  42mm、ブラックセラミック、ブラックセラミック製ブレスレット、チタン製APフォールディングバックル。100m防水。「メガタペストリー」模様のブラックダイヤル、ブラックのトーンオントーンのカウンターとインナーベゼル。蓄光加工を施したブラック加工18Kホワイトゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー4404(自動巻き。フライバッククロノグラフ、時、分、スモールセコンド、デイト。パワーリザーブ70時間。)価格要問合せ。

黒一色のワントーンコーデで、初代オフショアの異名“ビースト”のDNAを体現する26238CE.OO.1300CE.02。フルセラミックの体躯は、一体型ブラックセラミックブレスレットを完備。ダークグレーのタキメータースケール&クロノグラフ表示が、ワイルドさの中に現代的な知性を宿しています。“ビースト”と呼ぶにはかなりモダンなテイストですが、シックさを強調しており、「キレイめラフ」にまとまっています。
2023年発売の「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ref.26238CE.OO.1300CE.01」もオールブラックの“直線美”がウリだったのですが26238CE.OO.1300CE.02の方が今風に垢抜けた印象です。これはこれでアリな、方向性・・・かも。

毎年恒例の技巧を尽くした傑作もチェックしていきましょう。2025年の新作は、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのコレクションにスーパーソヌリやトゥールビヨンが追加されています。

26397OR.OO.D417CR.01の仕様・価格

26397OR.OO.D417CR.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ "150周年アニバーサリー" Ref. 26397OR.OO.D417CR.01 41mm、18Kピンクゴールド、グリーンアリゲーターストラップ、18KピンクゴールドのAPフォールディングバックル。20m防水。ハーレクインオパールダイヤル、スパークリンググリーンのインナーベゼル、18Kピンクゴールド製スティック型の針。キャリバー2956(手巻き。グランドソヌリ スーパーソヌリ、プチソヌリ、ミニッツリピーター、時、分、スモールセコンド。パワーリザーブ48時間。)価格要問合せ。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ "150 周年アニバーサリー"は、オパールダイヤルから2種、サファイアクリスタルダイヤルから3種、計5バリエーションをリリース。オパールダイヤルでは、天然のオパールの輝きをより増幅させる独特の3D構造を採用、光を複雑に乱反射させることで“虹色の芸術”を生み出しています。
26397OR.OO.D417CR.01では、コレクターや宝石商の間で絶大な人気を誇る天然のハーレクインオパールを文字盤に使用。グリーンを基調としたモザイクパターンは、道化師「ハーレクイン」の衣装さながら、ミステリアスな雰囲気を漂わせています。

26397QS.OO.D002KB.01の仕様・価格

26397QS.OO.D002KB.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ "150周年アニバーサリー" Ref. 26397QS.OO.D002KB.01 41mm、ブラックセラミック、テキスタイル調のブラックラバー加工ストラップ、カーフのライニング、18Kサンドゴールド製APフォールディングバックル。20m防水。サファイアダイヤルにブラックの外周リング、サンドゴールドカラーのインナーベゼルと6時位置のスモールセコンド。蓄光加工を施した18Kサンドゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー2956(手巻き、グランドソヌリ スーパーソヌリ、プチソヌリ、ミニッツリピーター、時、分、スモールセコンド。パワーリザーブ48時間。)価格要問合せ。

サファイアクリスタルダイヤル26397QS.OO.D002KB.01は、18Kサンドゴールドとブラックセラミックを組み合わせ、スケルトンダイヤルの魅力を存分に引き出しています。ブラック&グレーカラーのコントラストを活かしつつ、サンドゴールドカラーのアクセントをピリリと効かせ、キャリバー2956の精緻なメカニズムを堪能することができます。
CODE.11.59シリーズの魅力である独創的な3ピース構造は、スケルトン仕様と相性バッチリで、前衛的なデザインがよく似合いますね。

26665SG.ZZ.D209CR.01の仕様・価格

26665SG.ZZ.D209CR.01の仕様とスペック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン Ref. 26665SG.ZZ.D209CR.01 38mm、18Kサンドゴールド、ケースミドル、ラグ、リューズ、APフォールディングバックルには、277個のブリリアントカット ダイヤモンド(約1.36カラット)。ベージュアリゲーターストラップ、18Kサンドゴールド製APフォールディングバックル。30m防水。サンドゴールドカラーのエンボスダイヤルを同色のインナーベゼル、蓄光加工を施した18Kサンドゴールド製アワーマーカーと針。キャリバー2968(自動巻き。フライング トゥールビヨン、時、分。パワーリザーブ50時間。)価格要問合せ。

18Kサンドゴールドケースに235個のブリリアントカットダイヤモンドをあしらった26665SG.ZZ.D209CR.01。サンドゴールドカラーの文字盤とフライング トゥールビヨンケージのコントラストは息を吞む美しさです。

「もう少しクリエイティブな新作が良かった」
「APは限定が多すぎる」

全体的にやや否定的な見解が目立ちました。目の肥えた腕時計見識者達には、オーデマ・ピゲの2025年新作は少し物足りなかったようです。

腕時計フリーク達からは、退屈、地味、など少々辛口な評価が散見されるAP2025年新作。奇想天外な変化ではないため、インパクトという面ではもの足りない部分があるものの、実用性という視点では相当な進歩を遂げています。
“The beat goes on. ―時を刻み、胸に刻まれる―”を2025年のテーマに掲げ、独自路線をひた走るオーデマ・ピゲ。2026年末まで、ル・ブラッシュの「ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲ」にて、エキシビション「ハウス オブ ワンダーズ」が開催されています。APの歴史を紐解く旅をしに現地まで赴き、人生の思い出を刻むのも面白そうですね!

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