更新日:2024年02月21日
パテック・フィリップ コンプリケーション アニュアルカレンダー 5205R-010の実機レビューをお届けします!
パテック・フィリップ コンプリケーション アニュアルカレンダー 5205R-010は、横40mmの18金ローズゴールド製ケースに自動巻き Cal.324 S QA LU 24H/206を搭載しています。
週の始まりは、雲上ブランドでアゲていきましょう~!実機レビュースタート―!
ラッカー仕上げ、漆黒のブラックカラーに、ムーンフェイズが乗ります。早速ディティールを見ていきましょう!
12時位置に日付、その左隣には曜日で、右隣には月次カレンダーが。12時位置デイトというのは、三針デイトモデルでは中々見かけない配置ですよね。ムーンフェイズはデザイン上でも良いアクセントに。
ベゼルは僅かに中央がくぼんだ凹型になっています。手が込んでいますね。
エレガントなラグは中抜きしてあり、更に繊細な印象をプラス。
このクロスモチーフ!美しい~!
9時側から見たところ。
搭載ムーブメントは「324 S QA LU 24H/206」。パテックフィリップのアニュアルカレンダームーブは三種類あって、こちらは月日と曜日が扇状に表示されるもの。加えて2時・10時位置にインダイヤルとして表示されるキャリバー(ムーブ径がやや小さめで主にレディースモデル)と、24時間表示があるキャリバーが存在します。基本スペックは、28,800振動/時、パワーリザーブ最大45時間です。
アニュアルカレンダーは年次カレンダーとも言いますね。2月末日のみ操作をすれば、大の月(31日まである月)と小の月(30日の月)は自動で計算し、あとは月末の操作は不要という、複雑機構の一種。実用性もさることながら、各ウォッチメゾンの技術力を誇示するようなギミックですね。
キャリバーNo.に「324」とありますが、これはパテックフィリップを支える基幹ムーブ。薄型でありながら非常によく計算されている、パテックの歴史あるムーブメントなのです。遡ってしまうとブログが終わらなくなってしまうので、簡潔に。。
薄くする=審美性が高まりますが、これは輪列をずらす(オフセットと呼びます)ことになるので、針飛びが起こりやすく=精度が落ちやすくなってしまいます。ですがそれぞれのパーツの関係性を入念に研究し、デメリットを克服。傑作と呼ぶ愛好家も多いのです。目に見えるところですと、ローターは21金製。比重の重い金属を用いる事で巻き上げ効率を高めています。美しい!
クラシカルな尾錠に、ワニ革のベルトがエレガント。
本日は、パテック・フィリップのコンプリケーションをご紹介致しました。去る6月、パテック・フィリップ ウォッチアートエキシビジョンが東京で開催されましたが、実は筆者も行ってきましたよ~。こんな機会滅多にないですもん、お仕事休んで行ってきました。外装の芸術的美しさからムーブメントのギミックまで、パテック・フィリップが至高とか雲上とか呼ばれるのがよく分かります。詳しい現地レポートは別スタッフによるブログを是非どうぞ!(→★)
というわけでエキシビジョンの興奮冷めやらぬまま、今作を手に取らせて頂きました。語彙力の稚拙さが悔やまれますが、ただただ本当に美しくて神々しさすら感じられます。エッジやパーツ一つ一つまでパーフェクト。まさに資産、財産に相応しい時計だと感じました。見るためだけにお店に行くというのは中々の勇気が必要なパテックですが、それでも是非!いつか実機をお手に取ってご覧になってみてくださいね。ちなみに今作は既に現行モデルではなく、ダイヤルがカーキグリーンの5205R-011というモデルが存在します。
気になる資産価値ですが、かなりの高水準をキープ!現在の市場価値が気になった方は、是非ピアゾまでお問い合わせ下さいね。
モデル | コンプリケーション アニュアルカレンダー Complication Annual Calendar |
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型番(REF.) | 5205R-010 |
ケースサイズ | 横40mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.324 S QA LU 24H/206 |
パワーリザーブ | 約45時間 |
防水 | 3気圧防水 |
その他 | 2013年発売モデル |
定価(税込) | 5,750,000円(参考価格) |
※掲載内容は2023年08月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。