更新日:2023年09月13日
パネライ ラジオミール1940アッチャイオ PAM00933の実機レビューをお届けします!
パネライ ラジオミール1940アッチャイオ PAM00933は、42mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal. P.4000を搭載しています。筆者初のパネライ実機レビュー!ということで、大変ドキドキしております。綺麗なブルーをした希少なラジオミール、早速実機をレビューしていきましょう!
ダイヤルカラーは、地中海からインスパイアされたというネイビーブルー。パネライには珍しいサンレイ仕上げが大変美しい顔立ちです。それではディティールを見ていきましょう!
パネライのアイコンの1つ、サンドイッチ文字盤。二針にスモールセコンドとシンプルな仕上がり、これぞパネライですね。蓄光塗料はうっすらとベージュがかった色味をしていて、味わい深い仕上がりです。
ケースはクッション型のスクエアケース。斜面からケースへ落ちるベゼル、それぞれ鏡面仕上げです。
セパレート風のラグはケースが大きいこともあって、小さく見えます。
ストレートタイプのリューズトップには、OPロゴ。
9時サイドから見たところ。ステンレススチール製ケースです。薄いですね、ここにパワーリザーブ72時間の自動巻きムーブメントが収められていようとは!
パネライ小話
モデル名に記されるイタリア語、いくつお分かりになりますか?当モデルのアッチャイオとは鋼鉄の意味でステンレス製、チタニオはチタン製、オロロッソはピンクゴールド製であることを示します。
搭載ムーブメントは「P.4000」。自動巻きのマニュファクチュールムーブメントです。ウェーブパターンが施された裏蓋がデザインフルで素敵ですね~。この仕様も、このモデルが初だそうです。
P.4000はパネライ初のオフセンターかつ、マイクロローターを採用しています。小さなローターですが、香箱を上下二層にし(ツインバレル)、かつ切替車を2枚挟む(リバーサー式)ことで巻き上げ効率のデメリットを克服し、結果72時間のロングパワーリザーブを実現しました。ツインバレル構造は輪列のトルク供給を安定させるため、高い精度を保つことにも貢献しています。ガンギ車の歯と爪石との接触距離を厳密に詰めていてトルクロスを軽減させています。パネライの培ってきた技術力が活かされたキャリバーですね。またブリッジが広く、耐久性と見た目の審美性も兼備しています。
アリゲーターストラップが何ともリュクスな仕上がりです。裏側の鮮やかなスカイブルーも美しい!
2018年が既に5年前…ということに驚きを隠せないのはさておき、本日は2018年製造モデルをご紹介致しました。思わず目を見張った、「パネライのサンレイ仕上げ」!海には、ひと言で言い表すことのできないほど様々な色が溢れていますよね。潜ったことのある人にしか分からない深海の色味、そして海上から覗いた時の奥深さや水面のきらめき、多くの魅力で溢れています。そんな様子を想起させるような美しさでした。サンドイッチされた蓄光塗料がヴィンテージカラー、そして1940ケースというのもまた味わい深い仕上がりです。裏蓋にもスペシャルなパターンが敷かれていて、心をグッと掴まれてしまう魅力溢れるタイムピースでした。
パネライの限定モデルの中でも希少性の高い一本、特にカラーダイヤルは市場価値が上がりやすい傾向があります。中々読めない価格の動きをしているのですが、海外を中心に人気が高まっていたのをピアゾは即座にキャッチ!
ただし、内装のスペックも含めて使用価値も高いので是非、色々な装いに合わせて頂きたいモデルでもあります。ミリタリーでごつくてカッコイイパネライも勿論良い、良いんだけど…こんなに美しくてラグジュアリーなパネライ、なかなか出会えません。おっと目を惹きますよね、カジュアルに合わせてもいいですが、スーツにだって抜群に合いますし会食やお誘いの場も盛り上がりそうです。ご売却、それともご使用…どちらにもお勧めな一本でした!!
モデル | ラジオミール 1940 アッチャイオ RADIOMIR 1940 acciaio |
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型番(REF.) | PAM00933 |
ケースサイズ | 42mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal. P.4000 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2018年パネライブティック限定販売 シリアルU番 世界388本限定 |
定価(税込) | 1,255,100円 |
※掲載内容は2023年01月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。