更新日:2024年03月14日

オメガ スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅡ号 3597.21.00

オメガ スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅠ号 3597.21.00の実機レビューをお届けします!

【実機レビュー】オメガ スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅡ号 3597.21.00

オメガ スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅠ号 3597.21.00は、42mmのステンレススチール製ケースに手巻き Cal.1861を搭載しています。スピードマスターミッションズ第一弾(第二弾もありますよ→「オメガ スピードマスター スペースミッションズ ジェミニⅦ号 3597.05.00」
早速実機をレビューしていきましょう!

オメガ 3597.21.00 実機レビュー

オメガ 3597.21.00 文字盤

ダイヤルは艶無しのブラックカラー。クロノグラフが横目に並びます。9時位置のスモールセコンド部分にミッションズバッジがあるのが、この「スペースミッションズ」シリーズの特徴です。こちらはスカイラブⅠ号のバッジです。

スカイラブⅠ号

1973年5月25日から28日間のミッションとなった、スカイラブ最初の有人飛行。スカイラブは、アメリカが最初に打ち上げた宇宙ステーション。宇宙開発の基礎となる実験や地球観測や長時間の無重量環境を必要とするような自然科学や科学技術の実験に使われました。
このミッションの主な乗組員は宇宙飛行士のチャールズ・コンラッド・ジュニア、科学者で宇宙飛行士のジョセフ・P・カーウィン、宇宙飛行士のポール・J・ウェイツ。このエンブレムは地球に対してシルエットを描いたスカイラブを示し、皆既日食の直前の瞬間の華麗なシグネットリングパターンを示しています。

※ちなみに、スカイラブ計画は計4度の飛行なのですが、有人飛行は2度目打ち上げからの計3回。NASA内での行き違いがあって、2度目の飛行なのにエンブレムには「SKYLAB Ⅰ」と記されています。

オメガ 3597.21.00 文字盤

インデックスは短めのバータイプ。12時位置のみドットが記されています。蓄光塗料が塗布され、暗所でも安定した視認性を確保。ブラックダイヤルにブラックベゼル、これこそスピードマスター!アイデンティティと言っても過言ではありません。

オメガ 3597.21.00 文字盤

ブラックカラーのアルミニウムベゼルは、タキメーターが精緻に刻まれています。風防がプラスチックで、スペースミッション本格仕様が嬉しいポイントです。プラスチックにアルミニウムって安っぽくない?いえいえ、確かにガラスのような輝きはありませんが、無重力空間にガラス風防だと飛び散ってしまう危険性があります。ベゼルも堅牢性を考慮してのプロユース前提仕様。これ「が」良いのです。ボックス型に立ち上がった風防の形状もレトロ。

オメガ 3597.21.00 ラグ

やや武骨な印象のラグも、オメガならでは。

オメガ 3597.21.00 ケースサイド、リューズ

リューズはストレートタイプ、ガードはありませんので操作性も良好です。

オメガ 3597.21.00 ケースサイド

素材はステンレススチール。ずっしりと重みがあります。ここに手巻きムーブメントが格納されています。

オメガ 3597.21.00 裏蓋

搭載ムーブメントは「1861」。1968年の誕生から50年以上もスピードマスターを支えてきた、手巻きムーブメントです。初代スピードマスターに搭載したレマニア製、そして伝説の名機と名高い「321」キャリバーをベースとしています。改良点は、クロノグラフの伝達方式をコラムホイールからカム式に替えた点。これによって量産とコストダウンに成功。また振動数を5から6に変更したことで精度を高めました。あえて手巻きが選ばれているのも宇宙空間でのミッションに深い理由があって、無重力空間で正確に、かつ高い堅牢性のもと実測をするには、手巻きがベストと判断されたのです。
オメガのムーブメント関連で記憶に新しいのが、1861の生産終了とそれに変わって3861のローンチ、そして321の復刻が発表されたこと。ムーブメントギーク達の嬉しい悲鳴が聞こえて来そうです…!

こちらはソリッドバックゆえにムーブメント鑑賞は叶いませんが、「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON」の文字が刻まれています。ちなみに、裏蓋に分母40のシリアルが刻まれるのが、初代ミッションズセットの証。いつか初代40セットモデルを拝みたいものですね。

オメガ 3597.21.00 バックル

バックルは三つ折れ式で着脱が容易です。ここにもPROFESSIONALの文字が確認できます。

オメガ スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅡ号 3597.21.00 評価

「スピードマスターミッションズセット」は、これほどまでに有名でありながら、最も入手困難なウォッチかもしれません。1997年はスピードマスター40周年、翌年の1998年はオメガ創業150周年という記念すべき節目の年でした。そこで、アポロ計画・ジェミニ計画・スカイラブ計画、スピードマスターが同行した宇宙計画のミッションズバッジを9時位置に記した計22本のウォッチと、ファーストスピードマスターのレプリカ1本、計23本を収めた「ミッションズセット」を40セット限定で販売します。当時の価格で800万~程だったでしょうか、これが即完売。当時は取り合い状態(修羅場)だったと言います。その後ファンからの熱烈なラブコールに応える形で、ミッションズバッジの付いた22本を各150本ずつ限定で販売しました。そのうちの一本が、今日ご紹介したモデルです。

ミッションズバッジがつくと一気にポップな印象がついて、スペースファンならずともぐっと来る、ファッショナブルなウォッチでもありますよね。バックボーンを知ることで益々魅力を感じられます。浪漫あり、そして実用性ありと、素晴らしいウォッチでした。皆既日食を模したバッジも、エネルギッシュなデザインがとてもカッコイイ!そしてエンブレムの印字ミスという背景も、どこか人間味が感じられて大変魅力的。

資産価値は破竹の勢いで上昇しており、現在も上昇中。限定モデルは特に換金率が高いです。やはりアポロバッジが人気なのかなと思いつつも、その傾向も全く読めないまま、すべてのモデルで同様の現象が起きています。ちなみに初代40セットは海外のオークションで、億の価格で落札されたとか。今後の価格上昇に期待するのも良いでしょう。しかしミッションズシリーズをお持ちの方がいらっしゃったら、是非身に着けることでお楽しみ頂きたいな…とも思います!

オメガ 3597.21.00の仕様・価格について

オメガ 3597.21.00 仕様・価格
オメガ 3597.21.00 仕様・価格
モデル スピードマスター スペースミッションズ スカイラブⅠ号
Speedmaster Professional Spacemissions SKILAB1
型番(REF.) 3597.21.00
ケースサイズ 42mm
ムーブメント 手巻き Cal.1861
パワーリザーブ 約48時間
防水 5気圧防水
その他 1999年発売、限定150本
定価(税込) 488,000円(税込、参考価格)

※掲載内容は2022年10月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

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