更新日：2022年02月19日
グランドセイコー メカニカルハイビート36000 GMT SBGJ237の実機レビューをお届けします！
2020年はグランドセイコーにとってブランド誕生60周年という記念の年。魅力的な新モデルが数多く登場し、その中で新たに加わったレギュラーモデルのひとつで注目を集めたのはSBGJ237。自動巻きメカニカルハイビート36000キャリバーを搭載し、回転ベゼルを備えた第3時間帯まで表示できるGMTモデル。グランドセイコーの技術力を集めた新モデルと言っても過言ではないでしょう。そんな最新作の実機をご紹介します！
グランドセイコー新作 メカニカルハイビート36000 GMT SBGJ237を実際に見てみましょう。
ラッカー仕上げのダイヤルは深みのあるセイコーブルー。光を反射させて輝き、深海のような青にも、黒に近いネイビーにも見ます。インデックスはクオーツ（水晶型）のカッティングが施され、光の加減できらきらと輝きつつ、ダイヤルに立体感を与えています。針は剣状ですが、こちらもインデックスとそろいのカットがなされていて、立体的に見えます。インデックス・針共にサテン仕上げと鏡面仕上げの組合せで、芸が細かい！
ルミブライトの白っぽさとGMT針の白が抜け感になっていて、ダイヤル全体を明るくしています。GMT針は第二時間帯で、文字盤外周の24時間目盛で読み取ります。さらに、回転ベゼルを回して24時間目盛をGMT針に合わせることで第三時間帯を表示します。
ベゼルへの立ち上がり部分は黒に近いネイビー×シルバー。周りの細かな目盛りもあいまって、計器の雰囲気が出ています。このツートンカラーが第2時間帯の視認性を抜群に向上させています。
鮮やかな白と青で昼夜に上下分割された回転ベゼル。表面にはリング形状にくり抜いた質感の高いサファイアガラスをのせています。透明感が目につき、文字が浮かび上がるようですね。遊び心を感じて好きな感じです。りゅうずはスポーツモデルによくある、手首の動きに干渉しない4時位置。けっこうボリューム感のあるモデルなので、うれしい配慮です。
9時側のケースはつるっとした見た目。少し曲線になっていて光が反射しているのが画像でお分かりいただけますか。ケースサイドを裏蓋側に向かって絞ることで、ケース直径は44.2mmですが、裏蓋の直径は36㎜程度になっています。腕に載せた時に大きさを感じさせず、手首が動かしやすい仕様です。
サテン仕上げが美しい円のなかには、グランドセイコーの獅子が配置。サテン仕上げの周りは鏡面仕上げで、二つのコントラストさらに美しさを盛り上げています。
中留はワンプッシュ三つ折れ方式で利便性抜群。ブレスは中央が高くなってる3連タイプ。中央に鏡面仕上げの面もあるので実質5連ですね。
グランドセイコー新作 メカニカルハイビート36000 GMT SBGJ237は時計の性能に目が無い人には堪らないモデル。カラーリングも落ち着いたセイコーブルー（ほぼネイビー）とホワイトで、和風な色合い。どうも藍色×白のようなコントラストをみると「和」を想像してしまいます。海外でも人気の出そうな色味です。人気上々の最新作、これからが楽しみです！
| モデル | メカニカルハイビート36000 GMT
Mechanical Hi-Beat 36000 GMT |
|---|---|
| 型番（Ref.） | SBGJ237 |
| ムーブメント | メカニカル 自動巻（手巻つき） Cal. 9S86 |
| 駆動時間 | 最大巻上時約55時間持続 |
| 静的精度 | "平均日差＋5秒～－3秒 " |
| 防水 | 日常生活用強化防水（20気圧） |
| ケースサイズ | 横 44.2mm × 厚さ 14.4mm |
| ケース素材 | ステンレス |
| ダイヤル | ミッドナイトブルー |
| ガラス | デュアルカーブサファイア |
| 主な機能 | ・24時針（デュアルタイム表示機能） ・回転ベゼル（24時間表示） ・ねじロック式りゅうず ・カレンダー（日付）機能つき ・石数 37石 ・秒針停止機能 ・裏ぶた獅子の紋章つき ・スクリューバック (製造上の理由により、裏ぶたの向きには個体差があります) ・カレンダー連動時差修正機能 |
| 定価 | 720,000円＋税 |
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