ワールドタイム ミニッツリピーター シンガポール2019 Ref.5531R-010
2019年新作 Patek Philippe ワールドタイム ミニッツリピーター シンガポール2019 REF.5531R-010の価格やスペックについて詳細をご紹介します!
ワールドタイム・ミニッツリピーター5531Rモデルに新作追加です!
ベルリン、NY、香港などに続いて、現地の風景などをモチーフとしたクロワゾネ・エナメルが美しい5531R。
今回はシンガポール市街の中心部が描かれています。NYの街並みが描かれた「ワールドタイム・ミニッツリピーター 5531R-010」は
こちらのブログで紹介しています。
今までの描かれ方と異なり、ステンドグラス上に描かれたかのような、淡い色使いと抽象化されたデザインになっています。我々が現地に行けば眺められる横からの画角ではなく、真上から眺めた景色であるのも特徴的ですね。
これには「クロワゾネ技法」というジュエリーや装飾品などに使用するエナメル技法が用いられています。
高級仕上げ クロワゾネ技法
これは古代から世界中で使用されており、日本では七宝焼き(有線七宝)として知られています。金属土台の上に0.7mmの金線を貼って絵の輪郭を描き、その金属で区切った枠の中にカラフルなエナメル素材を流し込みます。それを一色ごとに焼き上げるため、少なくとも十数回は高熱で焼かれることになります。そのため、複雑な絵柄であるほど破損の可能性が高まる大変難しい技法です。それだけ時間と手間がかかっていることもあり、完成形の美しさとその価値はとても高いものとなります。この技法の大変さを知れば、限定本数がたったの
5本であることにもうなずけます。
実は「エナメル技法」事態は、かつて多くの懐中時計に用いられてきました。焼き上げる工程だけでなく、金線を貼る工程も大変難しいため、文字盤を工芸品と呼べる域まで昇華させるものとして扱われていました。超一流の職人しか製作することが出来ず、人々の手の届かない憧れとして存在し続けていました。そのなかでも一際高級品として扱われていたのが、「クロワゾネ技法」が施されたものでした。
のちに腕時計が主流となり、その姿を見ることはなくなっていきました。現在は、自動車のロゴなどを製作する際にも用いられています。
その綺麗な風景の周りには、ローズゴールドと白を基調としたワールドタイム表示が搭載されています。主要都市を二段に分けて一周記載することで、初めてワールドタイム表示付きの時計を使用する方にも分かりやすく、かつ文字はシンプルな細字仕様のため、デザインとしても楽しむことが出来ます。
ケースサイズは40.2mmと大きめなので、クロワゾネによって描かれたシンガポールの美しい街並みと周りのワールドタイム表示のどちらも堪能することができます。
透明感のあるシースルーバック
透明感のあるローズゴールドの配色と相まって、内部部品の色合いとスケルトンから透き通るような雰囲気を感じ取れます。
この時計に搭載されている自動巻きムーブメント R 27 HUは、特許技術である常にローカルタイムを音で知らせる機能を持ち、連続駆動時間は約43~48時間となっています。
非防水時計のため、実際に使用するよりコレクションとして楽しむ方がこの時計を堪能できそうです。
ワールドタイム ミニッツリピーター シンガポール2019 5531R-010
モデル |
ワールドタイム ミニッツリピーター シンガポール2019
World Time Minute Repeater Singapore 2019
|
型番(Ref.) |
5531R-010
|
ムーブメント |
自動巻き R 27 HU
|
機能 |
時・分、ワールドタイム、ミニッツリピーター
|
ケース径 |
40.2mm
|
ケース素材 |
ローズゴールド
|
ダイヤル |
クロワゾネ
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ストラップ |
ブラウンアリゲーターストラップ
|
防水性 |
非防水
|
生産本数 |
限定5本
|
予定価格 |
CHF540,000
|
※価格は予告なく変更される場合があります。
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