ついにTUDOR日本上陸!「チュードル」から「チューダー」へ
ロレックス(ROLEX)のディフュージョンブランド、
チュードル(TUDOR)が、2018年10月末より、国内展開を始める、というニュースが
WWD JAPANのサイト に掲載されています。
こちらの記事に書かれていたのは、まとめるとこんな感じです。
「TUDOR」の日本正規代理店については、これまでに幾度となくファンの間で「今度こそ?!」と話題になってきました。
でもそのたびに「やっぱないよね~」と立ち消えてきたのですが、いよいよ!というわけですね!!
ちょっと驚いたのは・・・・
「チューダー」という正式名称で、正規流通展開する、という点。
これまで並行輸入店はもちろん、アンティーク市場とか、時計雑誌とか、色んなところで「チュードル」の名称で親しまれてきたのに、もう「チュードル」って言わないんですね!
すぐ馴染めなさそう。業界でもなかなか浸透しなさそう。
かつてのカルチエ(カルティエ)とか、バセロン・コンスタンチン(ヴァシュロン・コンスタンタン)的な?
そもそもTUDORのブランド名は、15〜16世紀にイギリスで絶対王政を確立した
「チューダー朝」に由来します。
チューダー朝と言えば、薔薇戦争を勝ち抜き王位を得た名門チューダー家による王朝。その薔薇の紋章は確かにtudorのブランドロゴのモチーフともなっていましたね。
デカバラとかミニバラとか、チュードルコレクターの皆様にはお馴染みです。
現在は盾ロゴになってますが、一部ヘリテージモデルなどにはまだバラロゴが見られます。
TUDOR(チューダー、チュードル)は1970年代まで日本でも展開していましたが、日本ロレックス設立後の80年代以降、正規流通のビジネスは終了していました。
「チューダー」は2007年以降欧米などへの進出を果たし、今回の日本上陸で世界の主たるマーケットへの進出がほぼ完了する、とのことです。
一番気になるのは
TUDOR国内正規店はどこにできるの?!
ということですよね!
残念ながら今回それについては詳細な情報が明かされていませんが、前述のWWD JAPANサイトにて
年内に最大5店舗の百貨店に売り場を設ける
とありますので、
恐らくは既存のロレックス店舗に併設なのではないかと。
(それで追い出されちゃうブランドがあったりするんでしょうか・・・)
まずはやはり東京駅の
ロレックス ショップ 大丸東京、日本橋の
タカシマヤ ウォッチメゾンあたりでしょうか。
またインバウンド需要も見込める銀座の出店もアリな気がします。
となると、
ロレックス ショップ 三越銀座でしょうか?
「百貨店」と書かれていますから、
ロレックス ブティック レキシア GINZA SIX 店とか
ロレックス ブティック レキシア 銀座並木通り本店には出店しないんですかねぇ。
GINZA SIXは百貨店の括りに入るのか入らないのか分かりませんが、広々してるからこっちのほうがスペース取れそうな感じですよね・・。
東京以外にも、やはり主要都市である名古屋・大阪・福岡あたりには出店が考えられますね。
情報が入り次第、続報をお伝えします!
ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生した「TUDOR(チューダー)」。
ちなみに「ディフュージョン」とは、「普及」を意味し、「ディフュージョンブランド」とは主に販売拡大のため、ブランドのアイデンティティや特徴などを保ちつつ、より幅広い客層に向け低価格で商品を作る普及ブランドのことをいいます。
ほかにメジャーなところではプラダとミュウミュウとか、ドルチェ&ガッバーナとD&Gとか、クロエとシーバイクロエとか、ランバンとランバンオンブルーとかですね。
TUDORはNATOストラップを採り入れファッション性を高めたり、いまや自社でムーブメントも開発・製造する”マニュファクチュールブランド化”するなど、年々独自路線を強めていて「ロレックス」とは異なる客層も確実に獲得しています。
そんなチューダー(チュードル)の人気モデルと言えば、
「ブラックベイ」でしょう。
今年は青赤ペプシベゼルの
ブラックベイ GMT REF.79830RBが注目を集めました。
79830RBのスティールブレスレットモデルの定価は3700CHF(スイスフラン)ですので、
例えば1CHF=116円(2018年9月現在のレート)で換算しますと、
429,200円となります。
ここでロレックスのスイスフラン定価と国内定価の関係性は、というと、例えば2018年新作「GMTマスターⅡ ref.126710BLRO」が8800CHFで日本定価880,000円(税抜)ですから、
同様に単純に×100で370,000円、という可能性もあります。
ただ最近スイスフランが急騰してますので、そのあたりどう調整してくるのかが気になるところです
ちなみに2018年9月時点で、TUDORのブラックベイ GMT 79830RB(SSブレスモデル)は
並行輸入店では558,000~598,000円前後で販売されていますので、正規販売が始まったら正規店のほうが安い可能性もありますね。
そのへんもロレックスと同じか・・・?
TUDORも人気・需要があるのはスポーツモデルですので、
ロレックスのサブマリーナやデイトナ、GMTマスターのように正規店の店頭になかなか並ばず、
並行輸入店で高値で販売される、という事態に陥らないとも限りませんね。
TUDORにはもちろんETA社のムーブメントを搭載した20万円台のエントリーモデルもあり、
ロレックスを検討したけれどちょっと高いな、と感じていた客層のほか、
国内でこれまでオメガやタグホイヤーを購入していた客層にも魅力的な価格帯と言えるでしょう。
店頭にたくさん人気モデルが並ぶといいですね!!
2018年のTUDOR(チューダー、チュードル)新作についてはこちらにまとめています。
チュードル(TUDOR)2018年新作まとめ
▼こちらもおすすめ▼
チュードル買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!
BASELWORLD2018新作まとめ
バーゼルワールド2018年新作時計を一挙にご紹介します