ロレックスエクスプローラー1 214270 徹底解説!!
ヴィンテージロレックスが価格高騰して久しいですが、最新モデルもまた主にスポーツモデルを中心に、ロレックスはバブル状態が続いています。今回はエクスプローラーIの第6世代にして2019年時点での最新モデル、Ref.214270のスペック、最新相場などについて検証します。
エクスプローラーI ref.214270 基本スペック
2010年にリニューアルされ登場した、エクスプローラーI Ref.214270。
時代の流れを受け、ケースが
36mm→39mmへとサイズアップし、
ムーブメントには新型
Cal.3121が搭載されました。
リファレンス:214270
ケース:オイスター、39 mm、オイスタースチール
構造:モノブロックミドルケース、スクリュー式裏蓋、リューズ
ケースサイズ:39 mm
素材:オイスタースチール
ベゼル:スムース
リューズ:スクリュー式、トゥインロック(二重密閉構造)
クリスタル:傷防止サファイア
防水性能:100 m/330 フィート防水
ムーブメント:パーペチュアル、機械式、自動巻
キャリバー:3132、ロレックスによる完全自社製造
精度:日差 - 2 ~ + 2 秒(ケーシング後)
機能:中央に時針、分針、秒針。秒針停止機能による正確な時刻設定
振動子:耐磁性ブルー パラクロム・ヘアスプリング
自動巻:パーペチュアルローターによる両方向自動巻
パワーリザーブ:約 48 時間
ブレスレット:オイスター(3 列リンク)
ブレスレット 素材:オイスタースチール
クラスプ:セーフティキャッチ付オイスターロック、イージーリンク(約 5 mmのエクステンションリンク)
ダイアル:ブラック
その他:クロマライト ディスプレイ (青色発光の長時間継続ルミネッセンス)
認定:高精度クロノメーター (COSC、ケーシング後にロレックス認定)
定価:669,600円(税込)
【2016年マイナーチェンジ】新型・旧型の違い(1) ”ブラックアウト”or”ホワイトバー”
114270の製造終了近くなった2009年頃にも369に夜光塗料を塗布していないイレギュラーダイヤル、通称
ブラックアウトが存在しましたが、
2010年に発表された当時の214270も、369のインデックスには夜光塗料が塗布されていない”ブラックアウト”仕様でした。
そして2016年のマイナーチェンジにより、369インデックスに
クロマライト夜光が施され、
こちらは区別するため
”ホワイトバー”と呼ばれることがあります。
並べてみましょう。
旧型もバーインデックスの部分には夜光塗料が施されていますので、実用上問題はないのですが、
個人的にはやっぱり全部夜光があったほうが見やすいんじゃないかなーと思います。
【2016年マイナーチェンジ】新型・旧型の違い(2) 針の長さ
2010年に登場したロレックスEX1 214270は、ケースサイズが39mmに3mmサイズアップし、
針はそのまま使い回したわけではないと思います(思いたいです)が、
実は分針の先が外周目盛りに届いていなかったんですね。
2016年のマイナーチェンジ時には上述の夜光だけでなくこちらも修正され、しっかりと外周目盛りまで長針が届いています。
2010年に登場したロレックスエクスプローラーIREF.214270のオイスターブレスレットのクラスプには、セーフティキャッチとブレスレットを延長するためのイージーリンクが備わりました。
その後も少しずつマイナーチェンジが繰り返され、2012年頃には中板を約5mm延長し、さらに手首回りの調整幅がアップしました。
また、中板の中央部分がつや消し仕様で、ROLEXロゴはペイントが施されていましたが、
2015年以降は全面ポリッシュ仕上げとなり、ロゴはエンボスのみでペイントではなくなりました。
エクスプローラーI ref.214270 買取価格相場は?
2019年6月現在のロレックス エクスプローラーI REF.214270の買取相場は
65~73万円前後です。
気になるのは、
販売価格や買取価格に影響するのか?!という点ですよね。
他の型番のエクスプローラーI、特に14270は”ブラックアウト”のほうが評価が高い傾向にありますが、
214270に関しては今のところむしろ
369夜光ありのホワイトバーの新型の方が高値が付きやすいです。
ブラックアウト仕様の214270の製造期間は約6~7年ほど。今は重要視されていませんが、ロレックスのことですから、
将来的に”214270のブラックアウト”は希少だ!なんてことになる可能性はゼロではないかもしれません・・・。