ロレックス シードゥエラー コメックス 16600 !!前期と後期を徹底比較!!
COMEXとは1961年に誕生した、海洋調査や水中作業などを行う、世界初の潜水作業専門会社です。
創設時より業務中にサブマリーナを使用していましたが、1964年にダイバーが装備していたサブマリーナの風防が吹き飛ぶ事故が発生しました。作業を終えた後水上に上がる際に、飽和潜水での加圧・減圧工程で、腕時計内に「ヘリウムガス」が侵入したことにより、減圧時にヘリウムガスが膨張して内側から風防を吹き飛ばしたのです。
このことを受け、ロレックスは時計内に残ったヘリウムガスを排出する
エスケープ・バブルを搭載した世界初の時計「サブマリーナ Ref.5514」を開発しました。
この「サブマリーナ Ref.5514」をベースとしてCOMEX社協力のもとに開発されたのが、1967年に誕生した初代シードゥエラー Ref.1165です。
シードゥエラーは、当時のロレックスで最も優秀な防水機能を搭載した、深海遠征用ツール時計として開発されたダイバーズウォッチコレクション。当時は、水深4,000フィート(1,220m)に始まり、2008年には水深12,800フィート(3,900m)にまで進化してきました。
今回取り扱うRef.16600は、1991年にシードゥエラーの第三世代目に誕生したモデルです。
コメックスモデルは1967年にサブマリーナのRef.5513をベースに誕生しました。
当初はプロトタイプとして製作されていましたが、その優れた機能性をコメックス社が評価し、大量発注をしたことでRef.5514という新たなレファレンスが与えられ、文字盤に<COMEX>と社名が表示されました。
そして、そのRef.5514をベースとし、一般向けモデルとして開発されたのがシードゥエラー(海の移住者の意)のRef.1665です。
このRef.1665は、同時期のサブマリーナが200M防水だったのに対して、610M防水を有し業界を驚かせました。
その後1978年に登場したセカンドモデルがRef.16660です。
Ref.16660は当時世界最高であった1220Mを実現しました。
その後継機となるのが20年以上生産というロングセラーを記録している、このRef.16600です。
文字盤と裏蓋にコメックスのロゴが刻印されています。
初期と後期で刻印が異なり、32XXから始まるファーストモデルの場合、ロレックスとコメックスのロゴがストレートに刻印されています。
ロゴの書体はやや縦長で刻印自体が太めなのが特徴です。
それに対して33XXから始まるセカンドモデルでは、ケースバックに沿うようにロレックスとコメックスのロゴが刻印されています。
丸みを帯びた小振りなフォントを採用しています。
←写真はロゴが婉曲しているので後期のRef.16600と分かります。
ケース
ステンレススチール(SS)
ムーブメント
自動巻き
ロレックス シードゥエラー コメックス 16600
モデル |
ロレックス シードゥエラーコメックス 16600
ROLEX Sea Dweller COMEX 16600
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型番(Ref.) |
16600
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ムーブメント |
自動巻き/Self-winding
Cal.3135
パワーリザーブ:約48時間
振動数:毎時28,800振動/時間、石数:31石
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機能 |
デイト表示、回転ベゼル、エスケープバルブ |
ダイヤル |
ブラック
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ケースサイズ |
40 mm
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ケース素材 |
ステンレススティール(SS)
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防水性 |
1220 m
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ベルト |
ステンレススティール(SS)
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定価 |
¥ 609,000
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生産時期 |
1999年~2008年 |