更新日：2023年11月20日

セイコープレザージュセイコーウォッチサロン限定モデル SARA019

セイコープレザージュセイコーウォッチサロン限定モデル SARA019の実機レビューをお届けします！

セイコープレザージュセイコーウォッチサロン限定モデル SARA019は、横39.5mmのステンレススチール製ケースに手巻き付き自動巻き Cal.6L35を搭載しています。

艶やかで美しい一本！早速実機をレビューしていきましょう！

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セイコー SARA019 実機レビュー

ダイヤルは漆黒のブラック、素材にはホウロウが用いられています。それではディティールを見ていきましょう！

斜体になったややレトロなアラビア数字インデックス。SEIKOと堂々と入ったロゴに、エレガントなリーフ針。1913年、日本初の腕時計として同社より発売された「ローレル」を忠実に再現しています。

琺瑯ってどんな素材？

プレザージュシリーズお得意の「琺瑯（ホーロー）」ダイヤルに切り込んでいきたいと思います。
琺瑯は、金属にガラス質の釉薬を塗り焼成した素材です。食卓でもご覧になる方は多いことと思います。熱に強く、直火・オーブンを使用することが出来、また酸や塩分に強く清潔保持が可能。菌が繁殖しにくい…などといった長所があります。

その歴史はとても古く、紀元前1400年以前のヨーロッパにまで遡ります。また、ツタンカーメンの面にも琺瑯と同じ手法の装飾が施されているのだとか。こうして琺瑯技術は西へ東へと伝播していき、日本で現存する最古の琺瑯技法が使われたものは、飛鳥時代は正倉院の十二陵鏡と言われています。七宝としてではなく実用として使われはじめたのは明治時代と、意外に新しい。

この美しいダイヤル、勿論一筋縄ではいきません。熟練した職人の手作業で、地板を脱脂・酸洗してから釉薬を吹きかけ焼成。釉薬の厚みも0.1ミリ単位。そしてこの釉薬がとても繊細で、その日の気温や湿度で仕上がりが大きく左右されるため配合もその日によって変えています。

この小さなダイヤルがこんなにも均一に仕上がる…！琺瑯ダイヤルを製造できる「匠」は決して多くなく、その職人たちが技術を連綿と受け継いできました。

ちらりと磨き分けが光るベゼル。ケース形状は現代よりですね。ドーム型のサファイアガラスはちょっと懐かしさを感じます。

スマートですがなだらかな曲線を描いていて、柔らかい印象です。

リューズ側のカット。

9時側から見たところ。ケースはステンレススチールを採用しています。

搭載ムーブメントは「6L35」。2018年に開発され、同社の現行ムーブでは最薄になります。薄いムーブメントは、ドレスウォッチに相応しく大変エレガントですね。振動数28,800/時、パワーリザーブ45時間。日常生活防水。裏スケってとこも現代的な要素だなと思います。

こちらはカーフですが、付属にコードバン（馬のお尻の革）が！これもつややかでとってもクールです。

セイコープレザージュセイコーウォッチサロン限定モデル SARA019 評価

本日は、プレザージュのホウロウダイヤルモデルをご紹介いたしました。このホウロウの温かみ、感じて頂けましたでしょうか。日本のクラフツマンシップを存分に感じられる、レトロな一本。ヴィンテージ好きに特にググっと刺さるのではないでしょうか！

資産価値としては安定した水準を保っています。商品が気になった方は姉妹サイトクエリまで、ご売却価格が気になった方はピアゾまで、お気軽にお問い合わせくださいね。

セイコー SARA019の仕様・価格について

セイコー SARA019 仕様・価格

モデル	プレザージュセイコーウォッチサロン限定モデル Presage SEIKO Watch Salon Limited Edition
型番（REF.）	SARA019
ケースサイズ	横39.5mm
ムーブメント	手巻き付き自動巻き Cal.6L35
パワーリザーブ	約45時間
防水	日常生活防水
その他	2019年発売モデル、セイコーウォッチサロン限定販売
定価（税込）	385,000円