更新日:2023年02月04日
数々の魅力的なダイバーズウォッチを手掛けるプロ仕様の「セイコー プロスペックス」。セイコー110周年限定モデルSave the Ocean「SBDC187」をリリースした直後にも関わらず、またコレクター心をくすぐる新作「SBDX053」が発表されます!
「Save the Ocean活動」を通じて、様々な海洋保護活動支援を行っているセイコー。ダイバー達と協力して海洋ゴミを削減するPADI「Marine Debris Program(マリンデブリプログラム)」、地球環境の将来予測に重要な使命を持つ、南極・北極の研究機関「国立極地研究所」の支援、そして水中遺跡の盗掘と破壊から貴重な水中文化遺産を守る「水中考古学研究」。この“三本柱”が、Save the Oceanの中心的活動に該当します。
今作は3つ目の 「水中考古学研究」をテーマに、セイコーらしい限定モデルを発表!水中考古学遺跡の貴重な出土品「アストロラーベ」をダイヤルデザインに採用しています。半世紀以上も世界中のプロフェッショナルダイバー達から高い評価を受けてきたセイコーダイバーズの“歴史”と水中考古学の世界観を絶妙にブレンドさせたのが、新作SBDX053なのです!
今回は深海の秘密を解明するように、SBDX053の魅力をたっぷりとご説明致します!セイコーダイバーズウォッチのマイルストーン、「メカニカルダイバーズ 1965/1968/1970」のレジェンドモデル達の逸話、プロスペックスの型番の法則性と「1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン&SBDXシリーズ」のリセールバリュー、有名ブランドと代表的天体モデル、SBDX053とオリジナル「1965 メカニカルダイバーズ」との違いもご紹介致しましょう。
2022年6月に、SBDC165、SBDC167、SBDC169で「壮大な氷河の世界観」を文字盤に表現したプロスペックス。今年の1月にも「白樺っぽいデザイン+セイコー製本格ダイバーズウォッチ」SBDC187を148,500円のお値打ち価格で発表。どのモデルも「メカニカルダイバーズ 1965/1968/1970」というレジェンドクラスのダイバーズウォッチを現代的に刷新。“Save The Ocean”シリーズに相応しい、クォリティーに昇華した上で発売されています。
2018年に初めて登場したSave The Oceanコレクションは、当初は海洋生物モチーフのデザイン(※ペンギンの足跡やクジラ)中心でしたが、ここ数年は「南極の氷河」をテーマにしたモデルを多数リリースしてきました。
今作のSBDX053は、テーマとダイヤルデザインを「水中考古学とアストロラーベ(天文学)」に舵を切ったのが、最大の訴求点でしょう!その他のウリも合わせてご紹介致します。
≪SBDX053のポイント≫
要点や凄さを理解すれば、“お値段以上”と納得すること請け合い。順番にポイントをご説明致します。
ユニークで独創的な“個性派”文字盤を数多くリリースするセイコー。深海の底を想起させる瑠璃色のようなダークブルーに、水中考古学遺跡の出土品「アストロラーベ」の模様をマッチングさせたSBDX053。アストロラーベはギリシャ語で「星掴み」の意味を持ち、紀元前2世紀の天文学者・ヒッパルコスが発明したと推定されています。一説では、学校の副教材でも使用される「星座早見盤」のルーツとも言われています。
550年頃には、アストロラーベの使用方法を書いた世界最古の論文も存在。遥か昔から、冒険者達が航海をするための主要な測定機器として、なくてはならない活躍をしてきたのです。アストロラーベは大航海時代の冒険も支え、現在では中世のイスラム圏で制作された真鍮製アストロラーべを美術館や博物館で、実際に見ることができます。アストロラーべは美術品としての側面もあり、“美しさと機能美”を追求してきた歴史は、セイコーの哲学と相通ずるものがあります。
失われし古代文明の謎を解き明かす水中考古学。水中に眠る遺跡を研究し、トレジャーハンター達から水中文化遺産を守る役目も果たしています。セイコー プロスペックスは、Save the Ocean活動の一環として、「ギリシャ・フルニ島古代船水中発掘プロジェクト」を2015年から2019年に実施しています。2021年には、西暦4世紀頃の沈没船遺跡の水中発掘を開始!古代ローマ帝国に端を発する「地中海の海洋交易システム」の謎を解明しているのです。
ちなみに、アストロラーベは、航海用と天文用などの複数のタイプが存在します。天文用アストロラーベは、1000個以上現存していると言われ、オークションでも手に入るアイテムなのですが……航海用のアストロラーベは、まだ108個しか出土していないレア中のレア!! 2012年にスペイン・ガリシア地方で発見された16世紀頃の航海用アストロラーベが、世界で108番目の“失われし遺物”で、まだまだ多くの研究と発見の余地を残す“未知の分野”なのが、面白いところ。もしかしたら、Save the Oceanプロジェクトが、「109番目の大発見」をするかもしれないので、今後に乞うご期待ですね!
そもそも「機械式時計と天体」には深い繋がりがあります。ポピュラーな説として、1300年代には機械式時計が存在していたと言われています。その頃は、天文学者や占星術師達はアストロラーべを使用しており、太陽や惑星の位置測定に便利なアストロラーべを自動表示する機構を備えた「天文時計」が発展していった、と伝えられています。世界初の天文時計の歴史も古く、1330年代に開発された「ドンディ・クロック」は、詳細な製法や設計の記録が残されており、機械式時計の起源や発展に大きく貢献したものの一つなのです。
現代の高級腕時計で見ても、天文時計モデルは有名ブランドがこぞって力作を発表するジャンル。簡潔に代表的な天文時計をご紹介致します。
≪高級腕時計の天文時計モデル一例≫
上記はほんの一部でして、特集記事で別記したいほど、「時計と天体」は密接な関係性があるのです。ムーンフェイズ機能モデル(※オメガのスピードマスター、A.ランゲ&ゾーネのランゲ1、ロレックスのチェリーニ等)も、世界7大機構の1つとして身近な存在の機能の一つですよね。
ちなみに、日本の高級腕時計メーカー、グランドセイコーとシチズンも、しのぎを削るように、“天体”に関連したモデルを出していますし、シチズンがリリースしてきた、無限の宇宙空間を文字盤上に閉じ込めた「カンパノラ」は、20年以上(※2000年デビュー)の歴史を持ちます。グランドセイコーも、星空の美しさをデザインした、SBGZ007&SBGH273(月夜)、SBGY009(月天心)、SBGY017(信州夜空)などをリリースしています。
SBDX053に話を戻しまして、30万円台という価格帯で、超本格派ダイバーズ機能に、アストロラーベのデザインエッセンスを融合させているのは、面白いセールスポイントと言えるでしょう!後ほど、“強力な対抗馬”シチズンのカンパノラのリセールバリューも合わせてご紹介するのでお楽しみに。
SBDX053のベースとなるストロングポイントは、“ハイエンドラインのダイバーズウォッチ”という点です。ムーブメントは、雫石高級時計工房で製造したダイバーズウォッチ専用のメカニカルキャリバー「8L35」。8振動&約50時間のパワーリザーブ&高い堅牢性と、穴のない基本性能の高さを誇ります。
更に、ケースの縁や回転ベゼル外周は、ザラツ研磨で面取り。魅惑的なダイバーズウォッチのフォルムに、歪みのない輝きを手間暇かけて、プロポーションを整えています。
関連して、プロスペックスSave The Oceanシリーズのラインナップと型番規則性を簡潔にご説明致します。主にSBDY、SBDC、SBDXの3種類が中心で、安い順に以下のような法則性が見られます。
≪型番4番目のアルファベットの法則と価格帯≫
ちなみに、同じ8L系のムーブメントでも、8L55のキャリバーだとハイビートモデルのSBEXと3番目が「E」の文字に変化します。“陸・海・空”のコンセプトで、ハイエンドラインを充実させるLX line(※スプリングドライブ搭載)も、SBDBと4番目が「B」の文字が振り分けられています。
型番の理解度が高まると、一見して“どの価格帯”のラインナップかが判断できるわけです。
今作のSBDX053は、セイコーダイバーズウォッチのマイルストーン「1965 メカニカルダイバーズ」を現代的なデザイン&スペックにバージョンアップした特別限定モデルです。Save The Oceanシリーズは、「1965/1968/1970 メカニカルダイバーズ」の現代デザイン版、SBDC165・SBDC167・SBDC169を去年にもリリースしています。
セイコーのダイバーズウォッチの歴史とドラマは関連記事でも触れていますので、オリジナルモデルの簡単なエピソードをご紹介致します。
1965 メカニカルダイバーズ・・・1965年発表。通称「ファーストダイバー」。初期型が「6217-8000」で後期型が「6217-8001」。海外では62MASの名称で親しまれる国内初の150m防水。
1968 メカニカルダイバーズ・・・前期型の「6105-8000」で通称「セカンドダイバー」。1968年~1969年頃製造、生産期間が短い希少性でも話題。アメリカ海軍でも使用された逸話あり。
1970 メカニカルダイバーズ・・・セカンドダイバー(※前期、後期ともに150m防水)の後期型。“マキムラダイバー”の異名を持つ「6105-8110」は、“伝説の冒険家”植村直己氏が北極圏12000kmの犬ぞりの旅で愛用。4時位置のリューズ&リューズガードがチャームポイント。
※注釈:6105-8110は1971年~1974年製造の中期モデルと1974年~1975年製造の後期モデルも存在しますが、型番が同じマイナーチェンジ(※中期・後期の違いは、『WATER RESISTANT』表記の位置が違う)のため、便宜上同列としてご説明しています。
1968メカニカルハイビート 300mダイバーズ・・・Ref.6159-7000。1970年に植村直己・松浦輝夫両氏がエベレストに登頂した時に着用していた伝説的モデル。SBEX007復刻含め、6159-7000(※6105-8000同様、1968年製造)を「1968 メカニカルダイバーズ」と呼ぶ場合も。こちらは300m防水。
サードダイバー・・・国内向けのRef.6306-7001、もしくは海外向けのRef.6309-7040の総称。セイコー150mダイバーの三代目モデル。海外では“タートル”の愛称で人気。前期型は1976年~1979年頃に生産、後に海外の工場で製造。最終型のRef.6309-7049は北米向け。
復刻デザインのモチーフとしても有名な、伝説的オリジナルモデルをご紹介いたしました。ポイントを理解しないと、ちょっと紛らわしいかもしれませんね!「1965オリジナル=ファーストダイバー、1968オリジナル=セカンドダイバー、1970オリジナル=サードダイバー」ではないので、セイコービギナーの方はご注意ください!
以下「Save the Oceanとオリジナルモデル」を幾つかご紹介致します。
≪現代デザインSave the Oceanとオリジナルモデル≫
基本的なデザインはオリジナルに忠実なので、「どこがアップグレードしていて、違っているのか?」気になる方は、スペックや概要含め、こちらも合わせてご覧ください。
数々のエピソードを持つ、セイコーのメカニカルダイバーズ。今作のSBDX053のオリジナルモデル「ファーストダイバー」を『男はつらいよ』の“フーテンの寅”こと、寅さん(主演:渥美清)が愛用していたのをご存知でしょうか!?実際に、『男はつらいよ 望郷篇』のポスターでも、左手にちゃーんとファーストダイバーを着用しているのが見て取れます。
後述もしますが、映画公開から50年経過した2020年、「1965 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン 男はつらいよ ビームス篇」SBDX041が、トリプルコラボモデル(※セイコー×ビームス×男はつらいよ)としても発売されています。義理人情に厚い、生粋の江戸っ子の寅さん……ダボシャツと腹巻きのお馴染みのファッションなのに、ファーストダイバーが不思議とマッチしていて“粋”ですね!
それでは、新作のSBDX053と「1965 メカニカルダイバーズ」オリジナルを比較してみましょう!大まかなディテールはオリジナルをモチーフにしており、共通点も多く見受けられるので、違う箇所を中心にご説明します。
<SBDX053と1965 メカニカルダイバーズオリジナルの相違点>
▼オリジナルは文字盤もベルトも黒色。SBDX053は深海を彷彿させるキラキラした“青色”が基調
▼オリジナルは12時位置に「SEIKO」ロゴと「AUTOMATIC」表記。SBDX053では12時位置に「SEIKO」ロゴと6時位置に「AUTOMATIC」表記。
▼SBDX053はストライプパターンの強化シリコン製の専用ストラップ
▼SBDX053は3時位置のデイト表示が小さめでアワーマーカーも追加(※SBDC165も同様の特徴)
▼SBDX053はザラツ研磨を施したベゼルエッジの“ギザギザ”感が強調されている
水中考古学の世界観(※深海の世界)を反映しているのか、全体的に“光の輝き”と“青色の美しさ”をエッセンスとしてトッピングしていますね……実際に、海の底をダイビングしながらSBDX053を眺めてみたいものですね!キラキラと輝くその様子は、“絵にも描けない美しさ”でしょうね!?
SNSの投稿に寄せられたコメントも合わせてご紹介します。
「文字盤が美しい!全体のバランスもいい」
「8L系キャリバーにしては妥当な値段で嬉しい」
「最近の値上げ傾向で考えると、約38万円は安めかも」
「海をイメージさせるカラーがSBDC053に似ている」
コメント数自体は少ないですが、目の肥えたファン達の参考になる感想がちょこちょこ目立ちますね……どのコメントも、ピアゾ編集部としても「まさに!」といったところです。
コメントにも関連するところですが、今年の1月にグランドセイコー(GS)は値上げを実施しています。GSは独立ブランド化しているので、同列には扱えませんが……魅力的な新作を次々とリリースし、スペックアップに応じた値上げは多少あるにしろ、“回転の速さ”で大幅な値上げを踏み止まっているプロスペックスの「企業努力=良心価格」は賞賛に値すると思いますよ!
去年1月に発売されたSBDX049(※Save the Ocean限定モデル1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン)は、税込価格506,000円なので、「SBDX053は相対的に割安」という見方も出来ますし。
合わせて、興味深い海外のコメントもどうぞ!アストロラーベ文字盤なので、“芸術の国”イタリアの和訳要約コメントをご紹介致します。
「カッコいい!傑作だ!!」
「価格がちょっと気になるけど、いつも通り美しい。文字盤が『フレデリック・コンスタント』っぽいかも」
「素敵なのは間違いないが、値段を考慮するとSLA043(※SBDX039の海外Ref.)の方がいい」
「セイコーの時計は美しいのは間違いないが、高すぎる」
日本を含め、世界的に物価高騰の影響を引き起こしているので、一概には言えませんが……上記リンクの動画以外でも、“高め”と値段を気にしているコメントが目立ちます。同じ製品でも、「3000ユーロ(※2900ドル)」の“価格差”が生じているのが原因なのでしょう!円安続きの経済状況とも照らし合わせて、「SBDX053が安いか、高いか」を最終判断するのが肝要です。
≪SBDX053(SLA065)の定価≫様々な情報を整理すると、「2023年新作の限定モデルで、385,000円」は、とても頑張っているのではないでしょうか。
SBDX053の相場が今後どうなっていくかの考察材料として、「1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」の販売価格相場を調べてみました。
≪1965メカニカルダイバーズ 現代デザインの相場動向≫
※2023年1月調査時点
全体的に安定したリセールバリューを保っていますね。値崩れしにくいのは、消費者としてはありがたいポイントですね!
続いて、SBDXシリーズの相場はこちらです。
≪SBDXシリーズの相場動向≫
※2023年1月調査時点
オリジナルのファーストダイバーに忠実なSBDX019が、“別格”の資産価値の高さをキープしています!カラーリングやデザインのアレコレよりも、“オリジナルにいかに忠実かどうか”が、ファーストダイバーのアレンジモデルにとって最重要なのかもしれませんね。
そして、番外編として!シチズン カンパノラ コスモサインの相場もご参照ください!!
≪シチズン カンパノラ コスモサインの相場動向≫
アストロラーベデザインSBDX053の登場で、シチズンのカンパノラシリーズにも、リセールバリューの変動が起きる可能性を考慮して、“定点観測”の意味も込めてピックアップ致しました!クォーツ時計なので単純比較はできませんが、星座盤ダイヤルの“強み”があるカンパノラ コスモサインの動向は要チェックです……合わせて、カンパノラメカニカルコレクションやムーンフェイズ搭載モデルも気にしておいて損はないでしょう!
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1月の新作SBDC187が税込価格148,500円とお手頃なのに対し、SBDX053は税込価格385,000円。「安くはない」と感じがちですが、値段に相応しい“説得力”があるのも事実。合わせて、スペックにも注視してみましょう!
モデル | プロスペックス ダイバーシキューバ 1965 メカニカルダイバーズ現代デザイン Save the Ocean限定モデル
Prospex 1965 Diver’s Modern Re-interpretation Save the Ocean Limited Edition |
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型番(Ref.) | SBDX053 |
ケース径 | 横:41.3mm、縦:47.6mm、厚さ:13.1mm |
ケース素材 | ステンレス(コーティング:ダイヤシールド) |
ムーブメント | メカニカル 自動巻(手巻つき) キャリバー8L35 |
精度 | 日差+15秒~-10秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約50時間持続 |
防水性 | 200m潜水用防水 |
機能・特徴 |
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ストラップ | シリコンバンド |
生産本数 | 世界限定:1,300本(うち国内:200本) ※セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル |
発売日 | 2023 年2 月10 日(金)発売予定 |
価格 | 385,000 円(税込) |
古代から冒険のお供に大活躍した天体観測器アストロラーベ。SBDX053に続く水中考古学デザインを予想してみました!
≪水中考古学デザイン候補≫
ロマンがあっていいですね!①は型打ち模様を得意とするセイコーなので、現実味があるかもしれません。
②はノーチラスやロイヤルオーク、オーヴァーシーズやマリーンなど、超高級腕時計は海や船に由来した人気モデルが多いのを見越した一手です。沈没船調査が過去に行われている、戊辰戦争の「開陽丸」、坂本龍馬で有名な「いろは丸」が、世界に羽ばたく有名モデルになるといいですね!
③は“攻めに攻めた”矢じり模様です。ニッチな組み合わせも得意&セイコーのホームタウン、長野県由来なので、“無きにしも非ず”と予測します!“石”という素材をセイコーがどう料理するのか、今から楽しみです!!
SBDX053の魅力や価値を多面的にまとめた、今回の新作速報いかがだったでしょうか?世界的なインフレ現象が続く中、ユニークなアストロラーベ文字盤&8L35の組み合わせで、385,000円は“アリ”な選択肢では?!
前述しましたように、海や船にちなんだモデルが多数生み出されている高級腕時計業界。まだまだ“未知”が深海に眠っている水中考古学の分野……そのロマンと世界観を“芸術”に昇華したプロスペックスのハイエンドモデルSBDX053。占星術が天体の位置や動きを元に、人間や社会の在り方を占ってきたように、SBDX053の登場は「天体モデルブームが起きるかどうか!?」も占う結果になりそうですね!