更新日:2022年08月24日
グランドセイコー スプリングドライブ 2004年モデル 数量限定 SBGA005の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー スプリングドライブ 2004年モデル 数量限定 SBGA005は、横41mmのブライトチタン製ケースにスプリングドライブ キャリバー9R65を搭載しています。2004年といえば、スプリングドライブがローンチされた、グランドセイコーにとってはスペシャルイヤー。そんな年に発売された希少な数量限定ウォッチ、早速実機をレビューしていきましょう!
ダークグリーンカラーのダイヤルはややマットな仕上がりで、優しく光を受け止めます。角度を変えると、木のパターンが見られます。これは、同社の時計工房がある長野県諏訪の森林の中でも、神聖なもみの木をモチーフにしています。現行モデルではあまり見られない、プレイフルな仕様がぐっときますね。(本当に僅かな角度の差で、見え隠れします…!)
12時位置の「SEIKO」、6時位置の「GS GrandSeiko」ロゴは旧ロゴと言われる仕様。これは、グランドセイコーがまだセイコーのハイエンドラインという位置付けの時代(2017年まで)に見られるもので、現行には無い仕様。
ケースからなだらかな斜面を描くべセルは、光を反射しダイヤルに存在感をもたらします。丁寧な磨き分けを施されたケースは、職人の意匠が光ります。
ケース一体型タイプのラグ。一切の歪みを許さない流麗な曲線を描いたケースとラグは、GSの特徴ですね。
リューズはストレートタイプ。ガードはありません。トップには、見慣れたGSロゴが鎮座。側面に波状のカットが施され、巻き上げる際も操作性が良好です。国産ブランドらしい細やかな気遣いが嬉しいですね。
素材はブライトチタンを使用。軽いほかに傷に強く、耐メタルアレルギーにも優れている、GS独自の素材です。ガラスは曲線を描いてはいるものの、フラットな横顔で現代的です。
搭載ムーブメントは「9R65」。2004年にローンチした、初代スプリングドライブです。機械式時計に用いられるぜんまいを動力源とながら、クオーツ式時計と同等の高精度を可能にした、世界の時計師たちが夢見た唯一無二の技術です。自動巻機構には、独自のマジック(爪)レバー方式を採用することで、生産性・メンテナンス性・耐久性が飛躍し、巻き上げ効率も向上。72時間パワーリザーブを実現しました。また滑らかにスイープする秒針も特長で、「移ろいゆく時の流れ」という日本の美意識を表現しています。
バックルはワンプッシュで開く、着脱に便利な仕様。GSロゴが鎮座しています。主張し過ぎない3連ブレスが、どんな装いにも似合います。
もみの木のパターンが遊び心溢れるデザインですが、正面から見ればプレーンなカラーダイヤルのウォッチ。角度を変えると現れるというのは、近年の「SBGW289 桜隠し」然り、かつての「クォーツ誕生40周年 SBGT033」然り、GSのお家芸ですね。オーナーにしか分からないこの秘めた楽しみ、これこそがGSの体現する「日本の奥ゆかしさ」なのかもしれません。大変希少なモデルですので、入手出来たら更なる幸運がもたらされるかも?しれません!
モデル | スプリングドライブ 2004年モデル 数量限定 GrandSeiko Springdrive Year 2004 Limited quantity |
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型番(REF.) | SBGA005 |
ケースサイズ | 横41mm |
ムーブメント | スプリングドライブ キャリバー9R65 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約72時間持続 |
防水 | 10気圧防水(日常生活強化防水) |
その他 | スケルトンバック仕様、限定シリアル 限定300本 |
定価(税込) | 488,000 円(参考価格) |
※掲載内容は2022年08月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。