イギリスのオークションハウス・
Fellows(フェローズ)が、1989年公開の映画『007 Licence To Kill(邦題:消されたライセンス)』で劇中に登場した
ロレックス サブマリーナを10月の競売にかけることを発表しました。
このモデルは、
ロレックス サブマリーナ Ref.5513で、007がタンクローリーを運転する、この映画の一番の見所であるメキシコでのカーチェイスシーンに登場します。
が、実は実際に着用したのは主役のジェームズ・ボンドを演じた俳優Timothy Dalton(ティモシー・ダルトン)ではなく、彼のスタントマンだったそうです。
この事実は、たとえば今年”ポールニューマンの着用したデイトナ”が時計オークション歴代最高額で落札されたことなどを鑑みても、マイナスポイントと捉える向きも多いでしょうが、とはいえ劇中では間違いなく使用されたものですから、どう捉えるのかは人によるんでしょうね。
ちなみに実際にティモシー・ダルトンが着用していたのは、
ロレックス サブマリーナデイト Ref.16610で、デイト窓の有無も違うという・・・。
そんなところ誰も気づかないと踏んだのか、あんまり細かいところは気にしない時代だったのでしょうかね(^^;)
ティモシー・ダルトンは映画『007』シリーズの4代目ジェームズ・ボンド役として、シリーズ第15作『007 リビング・デイライツ』と 第16作『007 消されたライセンス』に出演しましたが、この映画を最後にPierce Brosnan(ピアース・ブロスナン)にボンド役を引き継いでいます。
そして同時に”ボンドウォッチ”もこの映画を最後に、オメガへと世代交代しました。
そういった意味でも希少な腕時計と言えるかもしれません。
今回オークションに登場する時計には、ロレックスの保証書のほか、メキシコのキャストとクルーの写真、メイキングの本、サウンドトラックアルバムと007シリーズの映画製作会社であるEON Productions(イーオン・プロダクションズ)による証明書などが付属します。
ジェームズ・ボンドのサブマリーナ5513はいくらで落札されるのか?
このサブマリーナの現在の予想落札価格は、
60,000ポンド〜90,000ポンド(ドルで $80,000 ~ $120,000、日本円で約9,000,000円〜13,400,000円)となっています。
しかし最近の傾向として、このような注目を集める特別なタイムピースのオークションは、結果として事前の予想落札価格を上回ることがほとんどです。
ピアゾスタッフの間では、1,500万円も超えるのでは?!なんて声もあります。
ティモシー・ダルトン本人が着用していない、という点がどこまで影響するのか、それを含めての予想落札価格だとは思いますが、結果が気になりますね。
この時計は、オークションまでの間、以下の日程でフェローズのロンドンとバーミンガムのオフィスで見ることができます。
- 2018年10月23日 12:00 - 19:00 | ロンドン
- 2018年10月27日 11:00 - 16:00 | バーミンガム
- 2018年10月29日 10:00 - 16:00 | バーミンガム
- 2018年10月30日 8:30 - 11:00 | バーミンガム
詳細は以下のフェローズの公式ページからご確認ください。
www.fellows.co.uk
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