更新日:2025年10月29日

【体験レポ】カルティエ“パンテール”の世界に浸るポップアップ「INTO THE WILD」@銀座

カルティエ(CARTIER)は、メゾンの象徴である”パンテール(豹)”をテーマにしたポップアップイベント「INTO THE WILD」を2025年10月22日(水)から11月3日(月・祝)まで開催しています。“パンテール”の誕生から現代に至るまでの歴史、デザイン、卓越した職人技を多様な演出で紹介し、来場者を優雅で創造性へ満ちた世界へと誘います。入場は無料、事前予約制です。

Cartier event INTO THE WILD カルティエ“パンテール”の世界に浸るポップアップ「INTO THE WILD」を銀座で開催

Tomoyuki Kusunose © Cartier

【イベント概要】

イベント名:「INTO THE WILD」(イントゥ ザ ワイルド)
営業時間:11時~20時(19時最終入場)
開催期間:2025年10月22日(水)~11月3日(月・祝)
開催場所:「Maison de Panthère」カルティエ 銀座2丁目ブティック:東京都中央区銀座2丁目6-12
入場無料
*本イベントは予約制です。下記カルティエ LINE公式スペシャルサイトにて、来場日時を予約可能。

【カルティエ LINE公式スペシャルサイト】
https://miniapp.line.me/cartier/events/intothewild (別ウィンドウで開きます)

女性に大人気のカルティエ パンテール。無料とは思えないほど多彩な体験が楽しめるイベントとなっており、カルティエLOVERは必見です。なお、会場内のオーディオガイドには俳優の山口智子と玉森裕太がナレーターとして参加しており、イヤホン持参を激しく推奨!本ブログでは、同展の詳細とともに、実際に足を運んだピアゾスタッフの感想もお届けします。

会場は、先月のカルティエ 銀座4丁目ブティックのオープンに伴い、2026年以降のリニューアルオープンまでイベントスペース「メゾン ドゥ パンテール(Maison de Panthère)」として生まれ変わった「カルティエ 銀座2丁目ブティック」。松屋やブルガリの向かい、ロレックスやシャネルなどハイブランドが立ち並ぶ、銀座中央通り沿いです。

Cartier event INTO THE WILD いざパンテールの世界へ!メゾン ドゥ パンテール外観

到着すると、すでに行列です!客層は老若男女さまざまで、カルティエが幅広い年齢層に愛されていることを改めて感じます。

本展の入場には事前にLINEアプリから予約が必要です。入口で受付スタッフに入場用のQRコードを提示します。

Cartier event INTO THE WILD エントランスのインスタレーション

Tomoyuki Kusunose © Cartier

素敵だけれども何だかよく分からないエントランスのインスタレーション。角度によりパンテールの姿を現します、との解説を聴いて初めて理解しました(汗)。

Cartier event INTO THE WILD 会場のオーディオガイドは山口智子&玉森裕太

© Cartier

会場のオーディオガイドとして、俳優の山口智子と、玉森裕太がナレーターとして参加しています。利用方法は掲示されたQRコードを自身のスマートフォンで読み込み、どちらかを選ぶだけ、と簡単ですので、ぜひイヤホンのご用意をお忘れなく。落ち着いたお二人の声に誘われ、パンテールの世界へ。

Cartier event INTO THE WILD パンテールの世界へ誘われる

Tomoyuki Kusunose © Cartier

一歩足を踏み入れれば、そこからはもうめくるめくカルティエ パンテールの魅惑の世界。真っ暗な通路にはゆったりとした動きのパンテールが現れます。

Cartier event INTO THE WILD 「カルティエとパンテールの歴史」をたどるプロジェクションマッピング

Tomoyuki Kusunose © Cartier

次に現れるのは「カルティエとパンテールの歴史」をたどるプロジェクションマッピング。1914年に初めて登場してから現代に至るまで、“パンテール”は自由や独創性、自信を象徴する存在としてメゾンの精神を体現してきました。ウオッチから始まり、ジュエリー、バッグ、フレグランスなど、時代とともに進化を重ねてきた“パンテール”の軌跡を、映像とともに振り返ります。こんなにも沢山のアイテムにモチーフとして採用されていたのか、と圧倒されます。

奥へ進むと、1930年代から約40年にわたってクリエイティブディレクターを務め、「パンテール」をカルティエのアイコンに昇華させた“ラ パンテール”こと、ジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)のオフィスが再現されています。

Cartier event INTO THE WILD ジャンヌ・トゥーサンを知る

白を基調とした部屋にはハイセンスな空気が漂います。

Cartier event INTO THE WILD ジャンヌ・トゥーサンのオフィスを再現した部屋では、彼女にまつわる物語を映像を映し出す

Tomoyuki Kusunose © Cartier

カルティエ初のクリエイティブディレクターであるジャンヌ・トゥーサンが、ゆるぎない自信とともに自らの生き方を切り開いていく様が写し出されます。自由と大胆さに満ちた彼女のデザイン哲学と、“パンテール”の強さや気高さがリンクします。

Cartier event INTO THE WILD 「デザインコード」の部屋

Tomoyuki Kusunose © Cartier

1つフロアを上がり、まずは「デザインコード」の部屋へ。“ナチュラリスト”、“グラフィック”、“アブストラクト” というパンテールの3つのデザインコードのもと製作された作品が展示されています。

Cartier event INTO THE WILD 「デザインコード」の部屋の作品

英国王エドワード7世をして「王の宝石商、宝石商の王(Jeweller of kings, king of jewellers)」と言わしめたカルティエ。現在もヨーロッパ各国の王室御用達ジュエラーとして君臨しており、その高貴さたるや、言葉もありませんね。

Cartier event INTO THE WILD 「サヴォアフェール」の部屋

Tomoyuki Kusunose © Cartier

さらに奥へ進んだ「サヴォアフェール」の部屋では、デザインから彫刻、鋳造、宝石鑑定、研磨、石留めまでの工程を映像で紹介しています。繊細にして大胆な職人技の1つ1つが、躍動感あふれるハイジュエリー“パンテール”を生み出します。それぞれの工程で使用される道具が展示されているのも興味深いところ。

Cartier event INTO THE WILD パンテール製作に用いられる道具も展示されている

先日お邪魔したヴァンクリーフ&アーペル展ブルガリ展とはまた違って、それぞれの職人技には魅了されるばかりです!

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Cartier event INTO THE WILD “野性的な動物”と意味する「ワイルド ファウナ」と題した空間

美しいペーパーワークに囲まれた、最上階の「ワイルド ファウナ(野性的な動物)」エリアでは、ワニやトラ、シマウマ、キリンなど、パンテール以外の動物モチーフのジュエリーが展示されています。

Cartier event INTO THE WILD ワニをモチーフにしたカルティエジュエリー

ワニをモチーフにしたカルティエジュエリー

Cartier event INTO THE WILD シマウマをモチーフにしたカルティエジュエリー

シマウマをモチーフにしたカルティエジュエリー

Cartier event INTO THE WILD パンテールのハイジュエリー

パンテールのハイジュエリー

写実的に、あるいは抽象的に、自由自在に表現される珠玉のジュエリーの数々には思わずうっとり。

奥のシアタールームでは、メゾン初のアニメーション作品「ラ パンテール ドゥ カルティエ(LA PANTHERE DE CARTIER」を上映しています。

Cartier event INTO THE WILD 「ラ パンテール ドゥ カルティエ(LA PANTHERE DE CARTIER」を上映するシアタールーム

同作は「20世紀少年」などを手掛ける漫画家・浦沢直樹をクリエイティブパートナーに迎え、高畑充希、清原果耶、山口智子、渡辺謙といった俳優陣が声を担当。 “パンテール”をテーマに、Free Spirit(自由な精神)、Individuality(個性)、Beauty(普遍的な美しさ)という「カルティエ」の精神を宿した物語を描きます。作曲を音楽家の江﨑文武、作詞をミュージシャンの坂本美雨、歌唱を俳優の高畑充希が担当したエンディング曲も必聴!高畑充希さんの美しい歌声は感動的です。

Cartier event INTO THE WILD パンテールアイテムのタッチ&トライコーナー

Tomoyuki Kusunose © Cartier

パンテールの魅力をたっぷり堪能したあとは、タッチ&トライコーナーへ。ジュエリーやウオッチ、レザーグッズなどを手に取ると、ええ、もう心の底から「これ欲しい・・・!」となります。皆様、財布の紐が緩みやすくなりますのでご注意を!

Cartier event INTO THE WILD 没入型ポップアップ「INTO THE WILD」 は11月3日(月・祝)まで!

Tomoyuki Kusunose © Cartier

特に女性に圧倒的人気を誇り、資産性にも注目の集まるカルティエのパンテール。「INTO THE WILD」は、圧倒的な存在感を放つ“パンテール”のクリエイションを通して、創造性に満ちたカルティエの精神と、培ってきた卓越したサヴォアフェールを体感できる希少な機会となっています。六本木のシャネル展といい、最近のポップアップは「これが無料でいいの!?」と驚かずにはいられないほどの内容です。

なお、今回のイベントでポップアップ限定のグッズなどはありません。
会期はあと少しですが、満足度の高いイベントとなっていますので、ぜひ足を運んでみて下さいね!

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