グランドセイコー 9Sメカニカル マスターショップ限定モデル SBGW008の実機レビューをお届けします！

グランドセイコー 9Sメカニカル マスターショップ限定モデル SBGW008は、横37mmの18金イエローゴールド製ケースに手巻き Cal.9S54を搭載しています。

男は黙って…金無垢！？早速実機をレビューしていきましょうーー！

ダイヤルは、柔らかなアイボリーカラー！マットな仕上がりが優しく輝きます。早速ディティールを見ていきましょう。

12時位置にアップライト式でSEIKO、6時位置に同じくアップライト式でGSとダブルネーム仕様。「GrandSeiko」の文字以外はすべてがゴールドカラーで、リュクスを高めます！

穏やかな球面を描いたベゼルに、レトロなボックス型ガラス！ダイヤルの僅かなふくらみも相まって、とても柔和な印象ですね。

エレガントなラグ。

リューズ側のカットです。トップにはGSロゴが鎮座。

9時側から見たところ。ケースは永年の輝きを放つ、18金イエローゴールド。

搭載ムーブメントは「9S54」。現在登板中の手巻き「9S64」の前身にあたるキャリバーです。パワーリザーブは約50時間前後、28,800振動/時。スイスのクロノメーター(以下COSC)規格より更に厳しい独自の「GS規格」をパスしたムーブメントのみ、実機に採用されます。そしてその証は、現在の「GS規格検定合格証明書」ではなく当時は「GS歩度証明書」という名前なんですよね。

ここで、スイスのCOSC規格とGS規格とを比較してみようと思います！

	COSC（普通級）	GS（2A級＝標準級）
平均日差(日)	-3～＋12杪	-3～＋5秒
平均日軟差(日)	3.2秒以下	2秒以下
最大日軟差(日)	9秒以下	5秒以下
最大偏差(日)	±12秒	8秒以下
温度係数(日/度)	±1.0秒	±0.5秒
復元差(秒)	±9杪	±5秒

専門用語がずらりと並んでいますが、簡単に申し上げるとどの項目も、時計の精度を測る指標たちです。

日差という言葉はご存知と思います。一日単位での時間のズレのことですね。日差を日ごとに比較したのが、日較差（にちかくさ）。偏差（へんさ）は一定期間使用した際の安定具合を、そして復元差は±１０秒期間を隔てて、同一条件・状態で測定した平均日差との差のことをいいます。
時計とは温度にも敏感なので温度係数も非常に重要。金属って、温度が高いと変形しますよね。パーツが微細な時計たちに暑さは大敵なのです。

一目瞭然ですね、GS規格の厳格さたるや。クロノメーターにも更に等級がありますが、GS規格にだって「GSスペシャル規格」があり。スペシャル規格では精度がさらに追い込まれ、日差が＋4秒～－2秒という驚異的な高精度を誇ります！す、すごい。

クラシカルなデザインの尾錠も、勿論18KYG製！

本日は、20年ほど前のグランドセイコー金無垢ウォッチをご紹介致しました。一度は誰もが憧れる、金無垢！難しく考える必要はなく、いつもの装いにさらっと身に付ければ、大人の余裕や懐の広さをアピールできそうですね。コンビよりも落ち着いた雰囲気が漂います。ご自身へのご褒美、節目のアニバーサリー、是非金無垢ウォッチはいかがでしょうか？

こちらは定価以上で取引されているモデルになっています。ヒストリカルコレクションのSBGW046等と同じく、現在相場がうなぎ上り！グランドセイコーのゴールドウォッチはこれまで地金、つまり金の素材そのものの相場によって価格がつけられていた印象ですが、近年ではウォッチとしての価値が認知され、市場価格に付加されてこのような現象が起こっていると思われます。グランドセイコーの飛躍が止まりませんね！商品が気になった方は姉妹サイトクエリまで、ご売却価格が気になった方はピアゾまで、お気軽にお問い合わせ下さいね。

※掲載内容は2023年11月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。