更新日:2020年06月19日
新型コロナウィルスの影響により、バーゼルワールドやWatch&Wonders(旧SIHH)など大型展示イベントが中止・延期を余儀なくされ、さらに「ロレックス、パテック フィリップのバーゼルワールド撤退」という衝撃的なニュースをお届けしてから2カ月。 一部では、パテック・フィリップの新作発表は来年以降に持ち越されるのでは、とも噂されていましたが、6月18日、2020年の新作第1弾としてカラトラバの1,000本限定SSモデルが公式ホームページ上で公開されました!
パテック フィリップ新工房の完成を記念したカラトラバ Ref.6007A-001は、そのRefに含まれる「A」からも分かるように、ステンレススティールモデルです。近年のパテック・フィリップ、しかもこれほど”シンプルな”モデルにおいて、その希少性は言うまでもありませんね。
サファイアクリスタルのケースバックにはカラトラバ十字と”New Manufacture 2019”の文字が。
ムーブメントはカラトラバ5227にも搭載されている自動巻きキャリバー324 S Cムーブメント。
機能的には時・分・秒針と3時の日付表示、という至ってシンプルなものですが、文字盤のデザインを見てみると、Ref.6006Gカラトラバにも見られるインデックスより内側の三角形のマーカーが付いたレイル・ウェイ・スケールや、カラトラバというよりはアクアノートにより近いカジュアルな印象のアプライドのアラビア数字インデックス、時・分のバトン針などが特徴的です。
グレーブルーのダイヤル中央にはいわゆる”カーボン”テクスチャが施されており、エレガントなカラトラバとはまた違った魅力を感じさせます。また、一見ファブリックかと思わせるエンボス・パターンのカーフスキンのストラップはこのダイヤルと呼応するかのようですね。
アラビア数字のインデックスにはホワイト・ラッカーと発光コーティングが施されています。
2015年にジュネーブのプラン・レ・ワットで建設を開始した新しいマニュファクチュールがいよいよ落成。10階建て(地下4階)という巨大な新本社の建設費は約675億円にものぼるというからケタが違いますね。
モデル | カラトラバ
Calatrava |
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型番(Ref.) | 6007A-001 |
限定本数 | 1,000本 |
ケース素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 40mm、厚さ:10.34mm |
ダイアル | グレーブルー |
ムーブメント | 自動巻きCal.324 S C |
駆動時間 | 最小35時間、最大45時間 |
機能 | 時・分・秒、日付表示 |
ストラップ | カーフスキンストラップ |
価格 | 3,090,000円+税 |