更新日:2020年04月02日
オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)は1940年代の名作クロノグラフ”Ref.1533”復刻モデルとして「リ・マスター01 クロノグラフ」を発表しました!ただし完全なる復刻ではなく、デザイン面でRef.1533にインスピレーションを得つつ、ムーブメントには最新のCode 11.59シリーズに搭載されているキャリバーを搭載しています。
オーデマ・ピゲのヴィンテージモデル「クロノグラフ 1533」は、2015年に開催されたフィリップスのオークションではCHF305,000で落札されています。 当時としては大きい36mmケース、3カウンタークロノグラフ。当時製作された9本のうち、ステンレススティールとピンクゴールドのツートーンモデルはたった3本しかなかったため、さらに貴重とされています。
大きなティアドロップ型のラグ、40mmという大きめなSS製ケースにベゼル、リューズ、プッシャーは18Kゴールドを使用。ダイヤルカラーはゴールド、クロノグラフ針やタキメータースケールのブルーがデザインのアクセントとなっています。また、オリジナルに忠実に、30分計の「15」の表記の上には赤く「45」の文字が記されています。これはサッカーのハーフタイムを計るためのもので、20世紀中期に製造されたオーデマピゲのクロノグラフによく見られる意匠です。
オリジナルのバルジュー 13VZAHではなく、オーデマ・ピゲ自社製自動巻きcal.4409を搭載しているため、インダイヤルの配置は異なります。cal.4409は「Code 11.59 クロノグラフ」に搭載されているムーブメントからカレンダー表示をなくしたもので、70時間というロングパワーリザーブを誇るフライバッククロノグラフムーブメントです。
また12時位置のブランドロゴは"Audemars, Piguet & Co / Genève"と、今では見られない“Genève”を含んでいるのもヴィンテージ風の意匠でマニア心をくすぐりますね。プレスリリースによると、オーデマ ピゲは1885年頃から1970年代半ばまでジュネーブにも工房があり、そのため20世紀初頭の個体には文字盤上にその生産地の刻印が見られるものもある、とのことです。
500本限定のリ・マスタークロノグラフは税込6,105,000円(49,500スイスフラン、約50,000ドル)と発表されています。18KPG製の「Code 11.59 クロノグラフ」より若干高めの設定となっています。
モデル | オーデマ・ピゲ リ・マスター01 クロノグラフ
Audemars Piguet [Re] master01 Chronograph |
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型番(Ref.) | 26595SR.OO.A032VE.01 |
ムーブメント | 自社製自動巻 キャリバー 4409 |
パワーリザーブ | 70時間 |
機能 | 時、分、クロノグラフ |
ケース径 | 40mm |
ケース素材 | ステンレススティール&18Kピンクゴールド |
ダイヤル | イエローゴールド |
ストラップ | ライトブラウン カーフスキンストラップ&ダークブラウン アリゲーターストラップ |
限定 | 限定500本 |
予定価格 | ¥6,105,000(税込) |
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