ロレックス サブマリーナ 5514!コメックスと共同開発したスペシャル・オーダー・モデルとは!?
サブマリーナ |
説明 |
型番(ref) |
5514 |
ケースサイズ(mm) |
40㎜ |
ケース素材 |
ステンレススチール |
防水性 |
200m防水 |
キャリバー(Cal.) |
Cal.1520 |
ムーブメント |
自動巻き 19,800振動 パワーリザーブ:約36~48時間 |
ブレスレット |
ステンレススチール |
製造期間 |
1960年代後半~1970年代後半 |
各国軍隊が採用してきた実績が裏付けるように、古くからサブマリーナの性能は業界に広く知られています。プロのダイバーからの信頼も厚く、フランスのマルセイユの潜水会社「コメックス」との結びつきは有名な話で、その協力関係からシードゥエラーのルーツとなるダイバーズが生まれました。
もともと市販品と同型のサブマリーナを装備品としていたコメックスでしたが、大深度潜水からの減圧時または浮上時に、サブの風防が破損する事故が多発していました。原因を調査すると、飽和潜水に用いるヘリウムと酸素の混合ガスでの加圧時に、ケース内部にガスが入り込んでしまいこれが減圧されることで体積が増してケース内で逃げ場を失い、圧力がかかって風防が割れたり吹き込んだりしていました。そこでロレックスは世界初となるヘリウムガス排出バブルを開発しました。
今や他社でもバルブ付きダイバーズのラインナップを見かけますが、ロレックスとコメックスによるエピソードが無ければここまで広がることはなかったと言えます。Ref.5514の歴史的価値はこういった意味でとても高いのです。
5514はコメックスの装備品であったことから市販化はされておらず、極端に流通量が少なくなっています。そのためヴィンテージ市場を常ににぎわせるモデルで1000万円程で取引されるのでは、と言われています。