更新日:2021年10月06日
タグホイヤーのコレクションの柱となってきた「カレラ」。1964年にアメリカ~メキシコ間を疾走する12時間にも及ぶ過酷なモーターレース『カレラ・バン・アメリカーナ・メキシコ』に想像力を掻き立てられ、プロドライバー用のクロノグラフとして開発されました。カレラの名はこのレース名に由来しています。総距離3520kmという過酷なロードレースに挑戦する全てのドライバーに敬意を表し、カレラは視認性と機能性に強いこだわりを持っています。
1996年には、タグホイヤー カレラをリニューアルし、初めて復刻版を発売しました。これにはカレラの絶対絶命の状況を救った、時計業界の新しい流れが深く関係しています。
一個前の第五世代で他世代との共通する特徴が無くなり、バリエーションが廃れてしまったためにカレラの時代は終わりだろうと思われていました。しかし、時計業界に空前のレトロブームが巻き起こり、「あの頃の時計」が求められるようになりました。どのブランドでも「あの頃の時計」にあたる、人気モデルになる原石を探し始めました。そこでタグ・ホイヤーで目を付けられたのが、カレラでした。そして、第六世代として第一世代のデザインを復刻しました。これには一度会社を離れたタグホイヤー創業者一家の4代目、ジャックホイヤー氏も企画に携わりました。
2002年、第八世代ではコレクションが完全に生まれ変わり、世界初の100分の1秒単位まで計測可能の機械式クロノグラフ キャリバー360 コンセプト クロノグラフを発表しました。以降、カレラコレクションには革新的なムーブメントが搭載され続けています。この時代は第七世代から続いて「腕時計とは小さいもの」という固定概念から、ケース径が小さいものが主流でした。しかし、タグホイヤーは第八世代として他より3mmケース径を大きくし、視認性での勝負に出ました。それによって、男性らしいかっこよさとスポーツウォッチ感が高まりました。現在のカレラのデザインに通じる、ターニングポイントの一つと考えられるでしょう。
現在の第十一世代までの長い歴史を通して、豊富なバリエーションとコストパフォーマンスの良さが特徴的となっています。
カレラ ホイヤー01 | 説明 |
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型番(ref) | CAR2A1K.BA0703 |
ケースサイズ(mm) | 45 |
ケース素材 | ステンレス製モジュラーケース |
防水性 | 10気圧防水 |
キャリバー(Cal.) | ホイヤー01 |
ムーブメント | 自動巻き 振動数:28,800回/時(4Hz) パワーリザーブ:50時間 |
日本定価(予価) | ¥630,000-(税抜) |
日本販売時期 | 2017年3月発売予定 |
推定日本発売日前後1ヵ月新品未使用換金率 | 95%前後 |
推定日本発売日前後1ヵ月中古換金率 | 88%~92%前後 |