2017年 タグ・ホイヤー 新作 カレラ キャリバー02T トゥールビヨン “ハイジュエリー” CAR5A81.FC6377 とは?
1964年に誕生してから、そのチャレンジ精神をもって、クラシカルモデル、モダンモデル、クオーツから機械式まで幅広く展開し、その時代に合ったモデルを生み出してきた
カレラ。そんな長年愛されてきたスポーツウォッチ「カレラ」から2017年新たに誕生したのが、こちらの
ハイエンドモデルです。
時計の購入を検討する際、皆さんそれぞれに様々な基準があるかと思います。見た目の好み、機能やムーブメント、サイズ、素材、ブランドやシリーズなど。
高級時計には様々なケース素材が使われており、その素材の種類によって時計の個性や味わいが決まってきます。見た目や素材の基準の中には、ケース素材が大きな割合を占めるものの一つになることもあります。
このブログでは、こちらのモデルに使われている素材についてどのような特徴があるのかご紹介します。
ケース素材には、
ステンレススティールと
グレード5チタニウムが用いられています。
ステンレススティール
ステンレススティールは、耐傷性に優れており、酸化しずらく、コストパフォーマンスも良いため、多くのモデルで採用されています。またステンレススティールは一種類ではなく、含有成分や特性によって多くの種類があり、様々なメーカーで特許や登録商標があります。その数は実に200種を超えるとも言われています。用途やコスト、デザインによって使い分けられています。
チタン
チタンは、ステンレススティールの約6割の重さという軽量素材です。そのためチタン製の腕時計は長時間身に着けていても疲れにくい仕様になっています。他にも比強度 (引っ張り強さ) 、高耐食性、非磁性といった優れた特性を持っています。ステンレススティールとの大きな違いは、塩化物イオンに対する耐性が強く簡単に溶けないため、アレルゲンを作り出す金属に肌が当たることが無くなり、アレルギーを持つ方でも安心してお使い頂くことが出来ます。また海水に対しても耐性が高く、ダイバーズウォッチに最適です。
一方で、表面硬度が他と比べて高くはないため、傷が付きやすくなっています。また加工が難しく、加工コストが高くついてしまいます。
こちらのモデルでは、純チタンではなくグレート5チタニウムが用いられています。合金製で、現在高級時計に用いられるものは「純チタン」よりも「グレード5チタン」が一般的となってきました。グレード5チタンはポリッシュ仕上げが可能になっており、ステンレススティールの色合いに近いのが特徴的です。純チタンの色合いは濃いグレーなので、チタンの性能をお求めながらもステンレススティールの素材感がお好みの方にオススメの素材です。
「グレード5チタン」ではさきに述べたような
チタンのデメリットは少なく、純チタンの約2倍の硬度があり、加工も可能で磨きをかけることも比較的容易となっています。
1800年頃に最も有名な天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲによって発明されたと言われています。当時は懐中時計が主流でした。懐中時計は、紐やチェーンで吊るされたデザインで、ポケットに入れたものを適宜出し入れして用います。そのため、文字盤を地面に対して垂直にして使用することが多くなっています。これに問題があったのです。これでは、機械式時計の渦巻き状のヒゲゼンマイが重力の影響を受けてしまい、規則正しい伸縮が行えず精度が悪くなってしまいます。
そこで、ゼンマイにかかる重力の影響を分散させるために、常にゼンマイの姿勢を変えて重力の影響を均等に分散させる
トゥールビヨンが発明されました。
現在は、天才時計師ブレゲの難易度の高い発明品かつ機械式時計復興のシンボルとして、高級時計のコンプリケーションの代表格として多くの時計愛好家に愛されています。クオーツ時計の登場によって衰退した機械式時計の復興の際に、懐中時計の機能であるトゥールビヨンを、時計の心臓部であるテンプを回転させるインパクトの強い構造で再現したことが一役買ったことが大きく影響しています。
バーゼル2017最新作タグ・ホイヤー カレラ キャリバー02T トゥールビヨン “ハイジュエリー” CAR5A81.FC6377
(Basel 2017 New model TAG HEUER CARRERA CALIBER02T Tourbillon high-jewellery CAR5A81.FC6377)
トゥールビヨン “ハイジュエリー” |
説明 |
型番(ref) |
CAR5A81.FC6377 |
ケースサイズ(mm) |
45 |
ケース素材 |
グレード5チタニウム ステンレススティール |
防水性 |
100m防水 |
キャリバー(Cal.) |
ホイヤー02T |
ベルト |
ブラックアリゲーター |
日本発売時期(推定) |
2017年4月 |
日本定価(予価) |
6,725,000円 |
推定日本発売日前後1ヵ月新品未使用換金率 |
95%前後 |
推定日本発売日前後1ヵ月中古換金率 |
88%~92%前後 |