更新日:2025年11月27日

【2025年12月新作】グランドセイコー クォーツCal.9F62搭載 ヘリテージコレクション“スカイフレーク(雪白ブルー)”SBGX357

2005年に発売されたSBGA211以来、海外でも高い評価を得ているグランドセイコー不動の人気シリーズ“スノーフレーク(雪白)”。20年経った現在でも白文字盤の定番モデルとして君臨し、和紙のようなザラっとした特殊な模様は、普通のホワイトダイヤルとはひと味もふた味も違う“腕時計に少しだけ個性を出したい”こだわり派の方達の欲求を満たしてきました。
2019年には待望の新色“雪白ブルー”SBGA407を発売。淡い質感と繊細な色彩を見事に融合させ、多くの時計愛好家達から人気を博し、雪白シリーズの名声を更に高めました。そして2025年12月、雪白の新作“スカイフレーク”SBGX357が発売されます。

グランドセイコー2025年12月新作スカイフレークの雪白SBGX357

グランドセイコー ヘリテージコレクション ”スカイフレーク(雪白ブルー)” SBGX357/横37.0mm× 縦44.6mm×厚さ10.6mm、ブライトチタン製ケース、電池式クオーツ キャリバー 9F62搭載。希望小売価格:572,000円(税込)、2025年12月5日発売予定

高級クオーツはグランドセイコーの十八番中の十八番。デザイン、精度、価格、全てのバランスが高い次元で整っており、トータルバランスの良さは非の打ち所がありません。普段使い用・セカンドウォッチとして、サッと着けて出かけるのにお勧めの一本です。高級腕時計の本場、欧州でも高級クオーツは徐々に増え始めていますし、“より良いものをより安く”新作で購入したい方にSBGX357は魅力的な選択肢でしょう。
ややクール寄りなライトブルーが涼しげで、既存の雪白ブルーとはまた微妙に違う、さりげない個性を腕元に演出していますね。雪原に澄んだ空の青色が溶け込むかのようです。

本記事では、雪白の派生パターン“スカイフレーク”の新作SBGX357の淡い主張を温かみのある文章と冷静な視点で、多面的に分析していきます。

高級感漂う丁寧な仕上げ、年差±10秒という正確性を手頃な価格で実現するGSクオーツ。品質でも際立つ高級クオーツに、また一つ購買意欲がそそられるロールモデルが誕生しましたね。電池寿命3年のクオーツで約57万円、と考えると高い気もしますが、それを補う“贅沢な実用性”は今回も見事です。

機械式時計しか勝たん、クオーツはあまり好きではない・・・そんな時計ファンにも刺さるSBGX357の訴求点をまとめてみました。

“スカイフレーク”SBGX357は37mmサイズの雪白パターン

≪SBGX357のセールスポイント≫

  • 看板機種の雪白パターンとスカイブルー文字盤の融合
  • 年差±10秒の電池式クオーツ「9F62」搭載
  • 37.0mmブライトチタン製ケース、厚さは10.6mmとやや薄型

色味・サイズ的にジェンダーレスなデザインが一番のウリかもしれません。男性にも女性にも馴染みやすい37mmケース、精悍な輝きのブライトチタン、雪景色に映る澄んだ冬空のライトブルー、祖父に手を引かれて歩いた幼少期の“北陸の雪の質感”を表現したと云われる雪白模様……雪国出身ではない方でもノスタルジーに浸りたくなる、心に沁み渡る色使いは鮮やかな手捌きです。寒々しさとほんのり温かみのあるライトブルーのバランスも絶妙で、真冬の外出時にはジーンと来る感動を味わえそうですね。

スプリングドライブ“雪白ブルー”SBGA407が2019年発売、クォーツ“雪白ブルー”SBGX353が2022年発売、本作“スカイフレーク”SBGX357が2025年に発売されており、水色系の雪白が3年周期でリリースされています。興味深い傾向ですね。
ダイヤルを見ていきましょう。

SBGX357のダイヤルは穂高連峰の風雪紋と冬の青空のコントラストがテーマ
『グランドセイコーのクオーツモデルを製造する「信州 時の匠工房」から望む穂高連峰は、冬になると数か月にわたり雪に覆われます。その硬く締まった雪面が強風に削られ、風雪紋が生まれます。この風雪紋を型打ち模様で表現した「雪白パターン」に、雪景色に映る澄んだ冬空の青をイメージしてライトブルーのカラーリングを施しました。』

硬く締まった雪面、の言い回しが雪国ならではの風情を感じさせますね。雪白パターンの題材である「風雪紋」は、硬さを帯びた雪面が強い風に削られ、美しい波模様が生み出された情景を指します。雪と風と低温の世界が作り出す独特な紋様は、冬の青空を反射した青白い色合いも似合います。白いご飯と温かいお味噌汁が染み渡るように、少し見慣れてしまった「雪白+水色」の組み合わせも、ありきたりの幸せを満喫できますね。

余談ですが、積もった雪にも色々な種類がありまして、一般的な「新雪」、数日経ち新雪がやや硬くなった「こしまり雪」、雪の重みで更に硬く締まった「しまり雪」、溶けた雪が水分を含みザラザラとした氷粒の雪へ様変わりした「ざらめ雪」など、時間の経過・条件と共に種類が変化していきます。雪白の場合は、しまり雪が強風で表面が削られた結果、お馴染みの風雪紋が完成するのです。雪国地方在住の方は除雪作業が大変、という面倒があるとは思いますが、それでも地元の雪景色が一番の美しさですよね!

心に残る雪景色を思い出しつつ、水色系ダイヤルのGSウォッチを見比べていきましょう。

スプドラSBGA407は雪白ダイヤル初のカラーバリエーションを採用して人気に

スプドラSBGA407は雪白ダイヤル初のカラーバリエーションを採用して人気に

トップバッターは時系列通りの2019年発売スプリングドライブ“雪白ブルー”SBGA407で。SBGA407は自動巻きスプリングドライブ キャリバー9R65を搭載、雪白初のカラーリングを施した意欲作でした。
雪白ピンク“穂高連峰の朝焼け”SBGA497 が2024年に発売されましたし、薄緑や薄いネイビーなどの変わり種も近いうち?にお目にかかりたいものです。

34mmサイズのフェミニンな“雪白ブルー”SBGX353

34mmサイズのフェミニンな“雪白ブルー”SBGX353

2022年発売当時の頃でも、「また水色?」と思ってしまうくらい、GSは水色系ダイヤルを続々とリリースしていましたが、SBGX353は小さめな34mmケースサイズの雪白ブルーミニで登場。

一部では乱発感、ちょっと違うだけのモデルが多いと揶揄されることもあるグランドセイコーですが、本作SBGX357の登場でサイズ&ケースデザインの面でも、雪白シリーズはコレクションの拡充が順調です。2025年8月以降はセイコーグループの株価も絶好調ですし、同シリーズもその勢いに乗れるかどうか。

雪よりも白いダイヤルが魅力の“雪白”SBGX355はクオーツでも高級感がある

雪よりも白いダイヤルが魅力の“雪白”SBGX355はクオーツでも高級感がある

王道の白文字盤を37mmケースサイズのクォーツで手掛けた“雪白”SBGX355。本作とは同スペック・色違いですので、超定番カラーをお求めの方はこちらがお勧めです!

GS2025新作スプリングドライブ U.F.A.レギュラー“樹氷”SLGB001 SLGB003

スプリングドライブ U.F.A.レギュラー“樹氷”SLGB001 SLGB003

雪白から少し離れて、最近の水色系GSウォッチを幾つかご紹介します。時計通の方達に一番インパクトがあったGSの水色系ダイヤルは、「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(Watches&Wonders Geneva) 2025」の目玉であるレギュラーの“樹氷”SLGB001&SLGB003でしょうか。シルバーがかった極薄いブルーで、プラチナモデルのSLGB001はわずかに深いブルーです。
世界最大規模の高級時計イベントに臨むに当たり、グランドセイコーは「The Evolution of Precision(精度の進化)」をテーマに掲げ、精度・模様・サイズ・ブレスレット、とありとあらゆるスペックを向上させて水色系ダイヤルの“樹氷”をリリースしていました。

来年以降の布石なのか、勝算があるのかは不明ですが、ぜんまい駆動式腕時計では世界最高スペックの“樹氷” のテーマカラーもアイスブルー(水色)でしたし、水色系ダイヤルは今後も波乱に富んだ展開が待っていそうです。

2025年5月新作の“岩手山の尾根筋”SLGH027はアイスブルー文字盤

2025年5月新作の“岩手山の尾根筋”SLGH027はアイスブルー文字盤

2025年5月発売の1200本限定モデル“岩手山の尾根筋”SLGH027、こちらも山頂の澄み渡った空気を「アイスブルー×岩手山の尾根筋パターン」で、クリアに仕上げていました。
とかくGSは手数が多く、これでもかと水色系ダイヤルを畳みかけてきますね。

岩手山の厳冬期の名物「氷瀑」をテーマにしたSBGH347

岩手山の厳冬期の名物「氷瀑」をテーマにしたSBGH347

2024年10月発売のメカニカルハイビート 36000 “氷瀑” SBGH347。37mmのエバーブリリアントスチールケースを採用し、残暑を吹き飛ばしそうなクールな迫力を携えていました。「寒色のアイスブルーVS暖色のスカイブルー」異なる水色系どちらに軍配が上がるのか、目の肥えたGSファン達がどんなジャッジを降すのか、今後の評価に注目です。

SBGX357のサイズは横 37.0mm 縦 44.6mm 厚さ 10.6mmのブライトチタン製、文字盤の色以外は“雪白”SBGX355と同スペックです。値段項目の予習も兼ねて、キャリバー9F62現行モデルをサラッと見ていきましょう。

2025年11月現在のキャリバー9F62搭載モデルについて

現行のキャリバー9F62搭載モデルは全8モデル、ヘリテージコレクションのみの展開です。青文字盤のSBGX265は同サイズでSS製、素材差・加工の手間の差など諸々影響して20万円の差が生じています。男性目線で見ると、手首が細い方でも若干小さい37mmケース、SBGX265より54g軽量になったとはいえ、20万円以上高いのはネックとなるところ。デザインは抜群なSBGX357ですが、クオーツの中でもややお高めです。

2025年GSのヘリテージコレクション新作は水色系ダイヤルが多い傾向

ヘリテージコレクションを新着順で見渡すと、そこには衝撃の光景が!!!
いつの間にやら、水色系ラッシュがコレクション内で巻き起こっています。水色系のリリースが最近多いなとは思っていましたが、かなり新作の色が偏っている状況です。
気になるモデルをピックアップすると、サイズ違いの氷瀑コンビSBGH347がケース径37mm×ケース厚13.3mm、SBGH349がケース径40mm×ケース厚13.0mm。“風光る”STGF389はケース径26mm×ケース厚8.1mmなど、水色系ダイヤルの幅広いサイズ展開に力を注いでいます。

GSウォッチのケースの厚みは、海外の反応含めネガティブな意見を多く見かけるため、クオーツの強みである「薄い」という利点は他モデルに勝る長所かもしれません。その視点で考えると、SBGX357は薄型の人気シリーズor流行カラーの新作が欲しい方に訴求しているようにも見えますね。デザイン・サイズ・スペック込々で安いか高いか、の結論については後ほど掘り下げた分析をお伝えします。
⇒「SBGX357の値段」へ。

SBGX357のムーブメントは、日付カレンダーつきのキャリバー 9F62搭載、電池寿命は約3年、年差±10秒の高精度が特徴です。

SBGX353はノンデイト仕様でダイヤルのカラーリングに一体感がある

2022年発売の34.0mmSS製ケースSBGX353はキャリバー 9F61搭載で3時位置にデイト窓なし

個人的な感想ではありますが、本作はデイト表示なしのキャリバー 9F61搭載で良かったような気がします。どこまでも澄んだ青空と白い雪原のコントラストには、3時位置の四角い窓は少し浮いたように見え、ミスマッチな印象です。本作はコレクションの穴埋め的立ち位置だと思いますが、デイト表示が影響してダイヤルのまとまりが損なわれているのは残念ですね。

SBGX357は572,000 円(税込)、クオーツではやや高くも思える価格帯がネックですが、50万円前後(※40~60万円の検索条件)のGSウォッチをリサーチした上で結論を導き出していきましょう。

2025年版 予算40~60万円目安のGSウォッチ一覧

クオーツ&手巻きメカニカルが混ざっていますが、コレクション全体では特別高くない印象です。本作はクオーツの中でワンランク上の高級路線を目指しているのでしょうね。
奇を衒わないモデルを好む方なら44GS現代デザインの40mmケース、SS製のキャリバー9F85搭載モデル白文字盤SBGP001&黒文字盤SBGP005。ワンサイズ小さい34mmの雪白ブルーSBGX353も目を惹きます。

単純に値段だけで考えると、57万円は高い気もしますが、高級な仕上げを施されたGSの看板デザインをミドルクラスの価格帯で入手できるのは、性能の良い高級腕時計を普段からガシガシ使いたい方に適しています。色味は少々ビジネス向けではない、約3年ごとの電池交換が必要、37mmのサイズがどっちつかず、など幾つかのデメリットは気になりますが、それでも性能と値段のバランスは優秀です。

見て呉れだけが良いガワ時計に手を出すよりは、気に入ったGS高級クオーツを一本揃えた方が、どこに出かけても恥ずかしくないですし、総合的に見れば合格点と判断して間違いなさそうです。何と言っても雪白パターンの完成度が高く、目の肥えた時計通の方なら20万円高くてもSBGX265よりSBGX357に心が惹かれるのではないでしょうか。
クオーツがあまり好きではない方も、これを機に機械式時計以外の選択肢も検討するのも面白い選択肢ですよ!

SBGX357の購入予定者に役立てるように、比較対象もGSメカニカルVSクオーツにしてみました。文字盤の色合い・サイズ・発売時期が近いヘリテージコレクションの“氷瀑”SBGH347と見比べていきましょう。

クオーツSBGX357とメカニカルSBGH347を比較

≪“スカイフレーク”SBGX357と“氷瀑”SBGH347の違い≫

  • SBGX357はキャリバー9F62搭載のクオーツ、SBGH347はキャリバー9S85搭載のメカニカルハイビート
  • SBGX357はブライトチタン製の37mmケースで厚さ10.6mm、SBGH347はエバーブリリアントスチール製の37mmケースで厚さ13.3mm
  • SBGX357は雪面の雪白模様と澄んだ冬空、SBGH347は巨大な氷柱「氷瀑」の青白い神秘的な光景がテーマ
  • SBGX357は572,000円(税込)、SBGH347は946,000円(税込)

同じ水色系ダイヤルのヘリテージコレクションですが、微妙に味付けが異なりますね。SBGX357は雪白パターンとライトブルーの色合いが絶妙で溶け込むような一体感が見事です。SBGH347はダイナミックさの中に繊細さが共存しており、ひんやりとした寒々しさは神秘的な雰囲気を内在させています。SBGX357はほんのり温かみがある印象を持つのに対し、SBGH347は身を切るような物静かさを感じさせます。“色が持つイメージ”の効果を巧みに使いこなしていますね。

SBGX357は「雪白+水色+クォーツ」と、属性自体はありきたりですが、他の自信作と比較しても見劣りしない出来栄えが自慢です。パステルカラーのクオーツが欲しい、スプドラ以外の雪白が気になる、そんな方達の需要に秀逸な完成度でひっそりとアピールするでしょう。

「見た目は素晴らしいけど、他のSBGXシリーズよりかなり高い」
「SBGX355よりSBGX357の方がずっと良さそう」
「実機を見たけど本当に美しい!」

既に沢山の雪白ブルーがリリースされていますが、今作も評判は上々です。実物を見た方達は雪白クオーツのSBGX355より本作を推している声が散見していたため、実際に見に行くとまた結論が変わりそうですね。

悪く言えば新鮮味に欠ける新作のSBGX357。逆を返せば、不動のレギュラー(定番商品)としてロングセラーになるポテンシャルも秘めています。リリース当初は爆発的に売れないとしても、長い年月をかけてじわじわ売れていく可能性もあり得ます。

『いくたびも 雪の深さを 尋ねけり』正岡子規の名句ではありませんが、雪が降り積もる(新作が増える)絶景は、幾つになっても嬉しいものですね。

グランドセイコー SBGX357の仕様・価格
SBGX357の仕様とスペック
モデル ヘリテージコレクション スカイフレーク(雪白ブルー)
Heritage Collection Quartz Skyflake
型番(Ref.) SBGX357
ケースサイズ 横 37.0mm 縦 44.6mm 厚さ 10.6mm
ケース素材 ブライトチタン
中留 ワンプッシュ三つ折れ方式
ムーブメント 電池式クオーツ キャリバー9F62
精度 年差±10秒
防水性 日常生活用強化防水(10気圧)
その他 耐メタルアレルギー
重量 80 g
発売日 2025年12月5日発売予定
価格 572,000 円(税込)

※販売開始時期・価格は予告なく変更される場合があります。

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