更新日:2021年11月11日

【実機レビュー】ロレックス エクスプローラーI Ref.1016 アンティーク

ロレックス エクスプローラーI 1016の実機レビューをお届けします!

ロレックス エクスプローラーI 1016

ロレックス(ROLEX) エクスプローラー REF. 1016 は、1963年に登場し1988年まで製造されたロングセラーモデル。プレミア価格で取り引きされる傑作アンティークロレックスを実機レビュー!

ロレックス エクスプローラーI 1016を実際に見てみましょう。

ロレックス エクスプローラーI 1016 文字盤

マットブラックが落ち着いた雰囲気を演出するダイアルです。1016は20年以上にも渡る販売期間で、いくつか仕様変更が行われています。発売当初は艶のあるミラーダイアルにミニッツサークルが描かれた通称MMダイアルでした。まもなくミニッツサークルが消滅したミラーダイヤル(通称Mダイヤル)が数年ほど続きます。その後マットダイアルに変更され、インデックスがゴールドからホワイトになります。ここまでを前期型と呼び、相場高値で取引されるモデルです。

1972年頃からは後期型と呼ばれますが、これはデザインの変更ではなく、搭載キャリバーの変更です。前期はアジャストスクリュー方式の時間調節機能を備えたCal.1560を搭載していますが、後期型ではリューズを引くと秒針が止まるハック機能が追加されたCal.1570が搭載されました(ロレックスらしく、前期型なのにCal.1570が搭載されているものもあります)。

ロレックス エクスプローラーI 1016 文字盤

細い秒針がかっこいい。もとは白かったインデックスはクリーム色に焼けています。夜光塗料が手塗りされているのですが、アップにすると手塗りのムラがわかりますね。細くてシンプルなベゼルが全体を引き締めて、無駄な要素がありません。プラスチックのドーム型風防は1980年後半からフラット型にかわっていき、現在風防を交換しようとすればメーカーでもフラット型に交換されます。

ロレックス エクスプローラーI 1016 文字盤

ケースからブレスにつながるラグ部分も細くシャープなつくりになっています。ケースが36mmしかないので、全体的にシャープで繊細。

ロレックス エクスプローラーI 1016 ケースサイド

リューズ頭には「-」が浮き彫りされています。これはケースがステンレススチールでできていることを表しています。リューズを引くと秒針が止まるハック機能搭載です。

ロレックス エクスプローラーI 1016 ケースサイド

9時側のケースはフラット。100gをきる重量ですが、厚みはしっかり13mmあります。キャリバーやその他の部分で軽量化が徹底されています。

ロレックス エクスプローラーI 1016 裏蓋

3列のオイスターブレスで、スポーティにまとまっています。1970年代に生産されたものはコマが巻き込まれたブレスが採用されていることは多いですが、こちらは違います。

ロレックス エクスプローラーI 1016 裏蓋

中留に少しキズが見受けられます。製造年代が古い為、状態のよい1016を探すのはとても難しいです。こちらは比較的状態がいいものだと思います。

徹底的に軽く、身に着ける人を選ばないミニマムなつくりで好印象です。実力とシンプルなデザインが組み合わさったモデルといえます。重複になりますが、状態のいい1016や珍しい仕様、生産終了間際の年式である”R”と”L”シリアルは相場高値で取引されます。

ロレックス エクスプローラーI 1016
ロレックス エクスプローラーI 1016 文字盤
モデル エクスプローラーI
EXPLORER I
型番(Ref.) 1016
ムーブメント 自動巻き クロノメーター Cal.1560 or Cal.1570(ハック有り、無し)
振動数 18,000振動、19,800振動
駆動時間 最大48時間
防水性 100m
ケース ステンレススティール
ダイアル ブラック
ブレス オイスターブレス
風防 プラスチック
サイズ 径36mm×厚13mm 重量約96g
製造期間 1963年~1988年

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