更新日:2021年09月14日
パネライ サブマーシブル ブロンゾ PAM00968の実機レビューをお届けします!
パネライ(PANERAI) サブマーシブル ブロンゾ REF. PAM00968は酸化しやすいブロンズ(=青銅)を使用したダイバーモデル。この海水×腐食しやすい銅という驚きの組み合わせを発表したのはデカ厚ブームの火付け役「パネライ」。やはり一癖あるモデルを投入してきます…。この遊び心あふれるREF. PAM00968の定価は驚きの2,057,000円。コンセプトと値段のギャップに目を瞠る、粋なモデルを実機レビュー!
パネライ サブマーシブル ブロンゾ PAM00968を実際に見てみましょう。
ケースは47mm! 大きくて厚みがあり、ブロンズの質感も合わさって存在感が半端じゃありません。マットなブラウンダイアルに、同色のベゼル。その他は全てブロンズカラー。主張のある剣状針も、透かしが入ると抜け感が生まれます。控えめな日付けカレンダー、シンプルなスモールセコンド。アワーマーカーもバーと丸形でシンプル。素材と大きさの割に、その他のデザインは全て控えめにまとめてあります。インデックスはダイバーズウォッチらしく夜光塗料が施されています。
サンドブラスト加工が施されたセラミックベゼル。ベゼルはダイバーズウォッチらしい耐久性と耐食性を備えた素材です。15.30.45の丸い目盛がかわいらしいですね。 ブラッシュ加工のレバー付きリューズガードが主張していますね。デザイン性もさることながら、誤動作をふせいでくれる仕様です。上のレバーを下げると、リューズ操作が可能です。
3時側のケースです。リューズがガードからはみ出るくらい大粒です。ブロンズの質感がヴィンテージな雰囲気を演出していて素敵です。
9時側の凹凸のないケースは、ブロンズの質感がよくわかります。パネライは2011年にブロンズ製ケースを備えた最初のサブマーシブルを発表しました。その発想の源は機能性というよりは素材の質感だったようです。
ブロンズは、海の世界、特にビンテージヨットとブランドとの強い結びつきを表しています。ブロンズを採用するのは、ブロンズが海水による腐食に特に強いからだけでなく、その外観が海を想起させるからです。色合いは、経年や所有者との接触によって変化し、ブロンズ製ウォッチは唯一無二のタイムピースとなります。------パネライ ホームページより
スケルトンな裏蓋から覗くのは自社製の自動巻ムーブメントCal. P.9010です。ツインバレル(二重香箱)の搭載によって72時間のパワーリザーブを誇るムーブメントは現代的な先端技術が備わっています。サファイアクリスタルを支えるのは耐アレルギー性に優れるチタン製。REF. PAM00968の総重量は161g。チタンを採用した理由の一つにはその軽さを考慮したのかもしれません。
ダークブラウンのカーフベルトにはベージュステッチがきいています。ダイバーズウォッチに革ベルト! 衝撃です。ラバー素材のカーキブレスも付属しているので、付け替えて楽しめます。しかしヴィンテージな雰囲気を味わうなら革ベルトがおすすめ。
意外性がたくさんつまった驚かされるモデル。デザイン性の高さにおいては唯一無二でしょう。また、ブロンズという素材の、自分の時計に「育てる」という感覚がコレクターにマッチするのではないでしょうか。
モデル | サブマーシブル ブロンゾ
Submersible Bronzo |
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型番(Ref.) | PAM00968 |
ムーブメント | 自動巻Cal.P.9010 |
駆動時間 | パワーリザーブ約3日間 |
振動数 | 28,800回/時 |
防水性 | 30気圧(300m) |
ケースサイズ | 直径47mm |
ケース素材 | ブロンズ |
ベゼル | ブロンズ/ブラウンセラミック 目盛りの付いた反時計回り逆回転防止ベゼル |
ダイアル | ブラウン |
ブレスタイプ | ダークブラウンカーフ×ベージュステッチ |
定価 | 2,057,000円 |
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