更新日:2021年05月28日
ロレックス サブマリーナ ノンデイト 14060Mの実機レビューをお届けします!
ダイバーズウォッチとして完成されたデザインの「潜水艦」とも呼ばれるサブマリーナ。 REF. 14060Mはアルミニウム製のベゼルプレートを備えた最後のスポーツロレックスです。
生産終了モデルのRef.14060Mは、発売の前期と後期で相場が異なります。2001年に登場した際は、前モデル同様にノンクロノメーターでしたが、2006年(Z品番)よりクロノメーター認定を受け、文字盤に「クロノメーター」が記されるようになりました。ノンクロノメーターが前期、Z番以降が後期です。Z番、V番、G番あたりを中古市場でよくみかけ、高値が付いています。
ロレックスは2010年頃より後は英数字がランダムに並んだ「ランダムシリアル」となりました。Ref.14060Mも最終製造品はランダムシリアルになり、生産数が少ないので相場も上昇する傾向があります。
今回は希少価値の高いRef.14060Mの後期モデルを実機レビューします!
ロレックス サブマリーナ ノンデイト 14060Mを実際に見てみましょう。
Ref.14060Mはダイヤルの大きさと、インデックス・針の大きさの調和がとれたモデルです。余計な反射はせずに視認性を追求した鏡面仕上げのブラックダイヤルが特徴。 シンプルなサブマリーナは、前型Ref.14060と外観上の変更はほとんどありません。搭載しているキャリバーがCal.3000からCal.3130へ変更し、6時位置に王冠マークの透かしが入ったのが変更点です。透かしはサファイヤクリスタルガラスの下部によく見ると入っているのが確認できます(画像では視認は難しいです)! 同じくダイヤルの6時位置には後期モデルの証、クロノメーターの明記があります。
視認性を求められるプロフェッショナル・ダイバーウオッチとしての高い機能と日常使いにおける高い実用性を合わせ持つRef.14060M。ダイヤルインデックスと針は、ルミノバ夜光塗料仕様です。ベゼルへの立ち上がりに塗料の光が反射して、緑色のように見えますね。
サブマリーナにとって欠かせない機能「逆回転防止ベゼル」。このベゼルには60分の目盛が刻まれていて、ダイバーにとって生死にかかわる潜水時間と減圧停止を正確に測定することが可能になりました。ベゼルはアルミニウム製で、数字表記は彫らずにシルバーで施されています。カッティングによって操作性も向上しています。
大粒の埋め込み式リューズ。王冠と3つのドットが浮き上がり、トリプロックリューズの証となっています。この三重構造のパッキンは、チューブ側に2つ・リューズ側に1つ使用されており、これにより高い機密性が叶っています。
ケースの厚みは厚すぎず薄すぎず。プロダイバーズウォッチだとすると薄型化に成功していると言っていいでしょう。ケースは鏡面仕上げで美しい光を放っています。
裏蓋はシンプルで余計はものは含まれません。スクリューバックが防水性の証ですね。
なめらかに手首に密着する3連ブレス。節目仕上げが大人の落ち着きを演出しています。
シンプルでロレックスらしいモデル。生産終了前の定価は50万円程でしたが、どんどん値上がりし、中古市場で昨年の値上がり率1位なんて話も!? そもそも2020年末にはロレックス相場が過去類を見ないほど上昇することとなりました。
各国で緊急事態宣言やロックダウンが政策が行われたことでメーカーが減産。海外仕入れも遅延や滞りを見せ、国内でのロレックス流通量は激減。需要の回復に供給が追い付かず、一部バイヤーの間では、2021年はさらなる上昇ラインを描くのでは?? なんて声も聞こえます。
モデル | サブマリーナ ノンデイト
Submariner No Date |
---|---|
型番(Ref.) | 14060M |
ムーブメント | 自動巻き cal.3130 |
駆動時間 | 約48時間 |
振動数 | 28,800振動/時 |
石数 | 31石 |
ケースサイズ | 直径40mm×厚さ12.5 mm |
素材 | ブラッシュド スチール |
ストラップ | ブラッシュド & ポリッシュ仕上げ スチール オイスター |
ダイヤル | ブラック |
防水性 | 300m |
定価 | 529,200円(税込) |
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