更新日:2019年11月15日

セイコーが2020年バーゼルワールド出展中止!

セイコー&グランドセイコーがついにバーゼルワールド2020離脱!

セイコー&グランドセイコーが来年開催の「バーゼルワールド2020」への出展を中止することが判明しました。

出展中止の主たる理由は「2020年の(バーゼルワールドの)開催時期の変更(例年より遅い)」とのことです。
確かに、最近は3月末開催でしたが、来年は1か月以上遅い、4月30日から5月5日となっています。
日本ではゴールデンウィークの大型連休に丸被り。日本の時計関係者にとっては有り難くない日程、と言えるでしょう。

詳細は不明ですが、新製品の発表は別の形で従来のバーゼルワールド開催時期である3月に行うと明らかにしています。

バーゼルワールドを取り巻く環境

世界最大の高級宝飾・時計見本市、バーゼルワールド

1970年代よりスイス・バーゼルにて毎年3月、4月頃に1週間かけて行われ、多くの時計メーカーの新作発表の場として、また受注会の意味合いを持った時代もあり、かつてはバーゼルワールドに売り上げを頼っていたブランドもあったほどでした。
しかしここ数年、その足元が揺らぎ始めています。

2019年にオメガ(OMEGA)やブレゲ(BREGUET)、ブランパン(BLANCPAIN)など多くの高級時計ブランドを擁する世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が出展を中止し、その後もリシャール・ミルやエルメスなど離脱が相次いているのは周知の事実。
2016年に1500社を超えた参加メーカーは、17年には1300社、2018年は850社、今年は700社程度と、存続が危ぶまれているのです。

セイコー&グランドセイコーがついにバーゼルワールド2020離脱!

バーゼルワールド事務局、そして親会社のMCHは「Baselworld2020+」と銘打ってさまざまな改革案を提示していますが、セイコーのこの決定は大きな衝撃を与えるでしょう。

また、バーゼルワールドと期間をつなげて2020年4月25日からの開催となったSIHH(通称ジュネーブサロン)は、2020年から名称をSalon International de la Haute Horlogerie(国際高級時計展)から「Watches & Wonders Geneva」へと改名されることはお知らせした通り。
→→→関連記事「SIHH「WATCHES & WONDERS GENEVA」に名称変更!」

SIHH「WATCHES & WONDERS GENEVA」に名称変更!

この名称は、2013年、2014年、2015年に香港で開催されたジュネーブサロン香港版の名称を引き継いだもので、公式サイトのトップには「時計のプロフェッショナルのためのマストイベント、そして広く一般の人々に向けて時計作りの素晴らしさを発信する震源地になる」という文字が掲げられています。

ダイナミックな変化が期待されるWatches & Wonders Geneva。
来年は明暗がくっきり分かれる、なんていう事態になるんでしょうか??

セイコー、バーゼルワールド撤退の理由は?

セイコーウオッチが同見本市に初めて出展したのは1986年。30年以上出展してきた今、なぜ出展中止の決定が下されたのでしょうか?

もちろん同社が明らかにしている通り、開催時期の問題は確かにあるでしょう。

しかしスウォッチグループの撤退やブライトリング、他ブランドの出展見送りが続いていることからも分かる通り、バーゼルワールドのフェア自体の魅力・集客力の減退、十分な費用対効果が得られないこと、などは他にも多々理由は存在すると推測されます。

セイコー&グランドセイコーがついにバーゼルワールド2020出展取り止め

さらに言うならば、かつてセイコーのブースは、メインホール1.0の1階フロア(の一番奥・・・)にありました。
天井も高い広々としたメインホール1.0にはロレックスやパテック・フィリップ、タグ・ホイヤー、ショパール、ウブロ、ブルガリ、ゼニス、ハリー・ウィンストン、シャネルなど高級時計ブランドが一堂に会し、このワンフロアを一周するだけでも数日必要と思われるほどの華々しく心躍る、広大なエリアとなっています。
(スウォッチグループが抜けた2019はかなり寂しくなってしまいましたが)

しかしバーゼルワールドの会場であるメッセ・バーゼルの改装が行われた2013年以降、
セイコーやシチズンなど日本の時計メーカーのブースはホール1.1、つまりメインホール2階フロアへと追いやられてしまいました。

はっきり言ってこのワンフロアの違いは大きいです。2階は1階ほどの賑わいは見られません。

SNSやネット広告など、広告宣伝手法が様々に変化し、届けたい人に情報が届けやすくなっているこの時代に、バーゼルワールドのような巨大なフェアに巨額の出展料をかけるだけの価値を見出すのは難しくなっているのかもしれません。

セイコーは再来年以降、カムバックする可能性があるかどうか、明らかにしていません。

他の日本の時計メーカーへの影響は?


バーゼルワールドには例年、セイコー・グランドセイコーのほかに、シチズン(CITIZEN)、カシオ(CASIO)が出展しています。

同じく、ブースはホール1.1、つまりメインホール2階フロア。しかも結構奥の方です。
セイコー・グランドセイコーが出展を取りやめてすぐに追随するかは微妙ですが、それぞれが独自の発表の場を設けていく可能性は多いにあるのではないでしょうか。

なお、2020年に関してシチズンは出展継続することを明らかにしています。



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