ロレックス エクスプローラー2 REF.16550 センタースプリットとは?!

エクスプローラーⅡは、エクスプローラーⅠのコンセプトをさらに突き詰め、日付表示、24時間表示針&目盛り入りベゼル、リューズガードを装備した、進化系モデルです。
エクスプローラーⅡの第2世代であるREF.16550には、買取価格がアップする「レアモデル」が存在します。
それが、
『センタースプリット』と呼ばれるものです。
『センタースプリット』とは、
6時位置にある、
SUPERLATIVE CHRONOMETER
OFFICIALLY CERTIFIED
の各段のスペース(空白)がちょうど縦に揃って、中央ではっきりと分かれているものを指します。

’ROLEX EXPLORER II Ref.16550 Ivory Dial Center Split’
左側がスプリットダイヤル。
このレアポイントを備えたモデルは他にもあり、例えば同じ
エクスプローラーⅡの初代REF.1655の『マークⅢ』にもみられる特徴です。
スターン社が製造していた文字盤に多く見られる特徴であることから、「スターンダイヤル」とも呼ばれ、この呼称は主にシードゥエラー(Ref.1665)の場合に用いられます。
エクスプローラー II(Ref.1655、Ref.16550)の場合は「レイルダイヤル」(rail dial)、または「センタースプリット」(Center Split)と呼ばれることがほとんどです。
どちらにしろ流通量は少なく、希少価値が高いことからヴィンテージ市場で高い評価を得るポイントとなります。
ほんの数年前は80~90万円前後で販売されていたと思うのですが、最近では100万円を超えて、アイボリーダイヤルなどの特徴との「合わせ技」で200万円を超える個体も出てきているようです。
ロレックス エクスプローラー2 REF.16550とは?!

初代ロレックス エクスプローラー2 REF.1655が登場したのは1971年。
山岳・洞窟探検などで過酷な自然に挑む冒険家をサポートするため、エクスプローラーIの上級機種として開発されました。
24時間目盛りが読み取りやすいようにと小振りに抑えられたインデックス、大げさなほど大きな三角の12時インデックスと24時間針など、主張の強いデザインで当初は非常に人気を集めました。
昼夜の判別を可能にするオレンジの24時間針はGMTマスターの機能を応用したもので、違いはベゼルが回転しないところ。
それも短針が単独で動かせるよう改良されたCal.3185を搭載した1991年登場の第3世代REF.16570以降は、GMTモデルとしても活用することができるようになりましたので、かなり実用的になったと言えるでしょう。
ロレックス エクスプローラー2 REF.16550は、ロレックスらしからぬディテールで一時期不人気に陥った初代REF.1655の後に1984年頃登場した、エクスプローラー2の第2世代モデルです。
ドットインデックスやベンツ針(メルセデス針)、小振りになった三角マークなどデザインが大幅に変更され、白文字盤も登場しました。
余談ですが、エクスプローラー2 REF.16550には白文字盤が変色したのでは、と言われる『アイボリーダイヤル(Ivory dial)』または『クリームダイヤル』(Cream dial)と呼ばれるレアモデルがあり、こちらもかなり高値で取引されています。

ムーブメントには28,800振動の自動巻き クロノメーターCal.3085を搭載し、風防はプラスチックからサファイアクリスタルに変更されています。
ブラックはインデックスのフチや長短針がシルバーなのに対し、ホワイトはダイヤルと同化しないように黒くペイントされているのも特徴的です。
アイボリーダイヤルのものにはインデックスの縁取りはシルバーのものが多く流通しているように見受けられます。
ロレックス エクスプローラー2 REF.16550は生産期間が4~5年と極めて短く、さらに販売された期間は2~3年とも言われており、流通量はあまり多くありません。
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