更新日:2021年10月06日

ロレックス デイトナ Ref.6240 <ソロ>の最新情報!

6240-1 アンティークロレックスの中に新たに注目を集めているモデルがあります。 ロレックス デイトナ Ref.6240です。

海外を中心に注目されている理由

2013年に行われたクリスティーズオークション"LESON ONE"ではポールニューマンが圧倒的人気の高さを示し、高額落札額の上位を占めていました。 現在もノンオイスターでもポールニューマンというだけで相場は1000万円を下りません。 そうした今日の状況を受けて、世界中のコレクターの方々はポールニューマン以外のモデルに新たに目を向け始めました。

その1つが、このロレックス デイトナ Ref.6240です。
海外コレクターの間で、その希少性から今や最も注目を集めているといっても過言ではありません。

幻の「ソロ」タイプ

こちらのモデルは、ネジ込み式プッシャーを備えながらも、文字盤には<ROLEX>表記のみしか記されていない"ソロ"と呼ばれるタイプとなっています。
デイトナ初びオイスター仕様Ref.6263のプロトタイプとして知られるRef.6240の中でもごくわずかな個体でしか見られないディティールです。
一目見ればプロトタイプと呼ばれるのには納得のいくデザインですが、ノンオイスターという位置づけであったため、Ref.6263やRef.6265以降表記されている<OYSTER>という文字が記されていません。

現存するRef.6240には、<ROLEX>表記の他に<DAYTONA>や<COSMOGRAPH>といった表記が入るのが一般的ですが、それらの中にロレックスロゴ以外の塗料が異なり、明らかに後から印字されたと思われる固体がいくつか見られます。 そのため"ソロ"は、カタログ撮影の時等に使用されるサンプル用として作られ、その状態のまま販売されることはなかった文字盤ではないか、という説が有力です。

"ソロ"の特徴として注目したいポイントがもう1つあります。インダイアルの針です。3時と6時の積算計は先端が三角形になったバトン針を採用しているのに対し、9時のスモールセコンドではストレート針が採用されています。 またトリチウム夜光が採用されているため、<-T SWISS T->となっている点も、製造開始時期をしる上で重要なポイントと言えます。 現在ではシリアルナンバーは12XXXXX番台のみであることが判明し、また黒×白インダイアルとシルバー×黒インダイアルの2種の文字盤のみにソロが確認されています。

元モデル:コスモグラフデイトナ とは

ロレックスを代表する人気モデル、コスモグラフデイトナ。アメリカの有名サーキットデイトインターナショナルスピードウェイが由来のスポーツモデルで、1963年にプロのカーレーサーの為に設計されました。コンマ1秒の誤差が大きな差になってしまうモータースポーツの世界で圧倒的パフォーマンスを発揮し、誕生から50年以上経った今でも、スポーツクロノグラフにおいて存在感を放っています。

希少価値の高い理由

なかでも、現在希少価値が大変高くなっているのが、こちらの手巻き式のコスモグラフデイトナです。
また、1960年代に三代目デイトナが誕生する前の数年間のみ製造されたモデルであること、これまでのデイトナの弱点であった防水性の低さを克服したことも相まって、1905年から続くロレックスの歴史の中でも大変希少なレアモデルとして扱われています。

オイスターケースが採用された第3世代デイトナでは、ベゼルやプッシャーに相違があり、コレクターの間ではマーク0からⅡで分類されています。 ロレックスリングがフラットな形状のマーク0と呼ばれる、スクリューロック式プッシャーが採用された最初のクロノグラフです。これが導入されたことにより、開発当時としては高度な防水性である50m防水が可能になりました。

また、ポールニューマン以上に製造数が少ないとされていることも希少価値を高め人気を後押ししています。

ロレックス アンティークの修理での注意点

オーナーの使い方や経年変化によって、同じものが一本も存在しないヴィンテージウォッチ
ロレックス アンティークの場合、オーバーホールする際に気を付けなければならないことがあります。

アンティーク時計には、部品の在庫が存在しないことがあります。特に、アンティークを象徴づける外部部品は同型の純正品がない場合が多く、他モデルや社外品から流用されてしまいます。ロレックスは新モデル発売から約30年で修理用の部品の製造をやめてしまいます。正規店でのオーバーホールは、時計の機能回復が最優先なので、見た目を重視される場合にはお気を付けください。

また、ヴィンテージ感を維持するために気を付けておきたいことがあります。
ケース・ベルト磨きは、綺麗になり過ぎてしまったり、何度も磨くとケースの角が丸くなってしまうなどの変形が生じてしまったりするため、依頼する前に確認しておきましょう。
またベゼルを交換する場合は、返却を希望できるので、依頼の際に伝えておきましょう。

アンティーク時計を修理に出す際には、今後もずっと時計として身に着けていきたいのか、アンティーク時計として使用していくのかによって修理での妥協点が変わってくるので、よく考えてから出すことをお勧め致します。



Ref
・6240
ケース
・素材:ステンレススチール
・強化プラスチック
・ケース径:37mm
・ケース厚:12mm
・防水:50m
ブレス
・素材:ステンレススチール
・オイスターブレス
ムーブメント
・手巻き
・Cal.72B/Cal.722-1
・18,000振動
・パワーリザーブ:約50時間
ベゼル
・タキメーターベゼル



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