SIHH(ジュネーブサロン)がついに一般公開へ踏み切った!
SIHH(Salon International Haute Horlogerie=国際高級時計サロン)、通称ジュネーブサロンは、毎年1月頃にスイスのジュネーブで開催される大規模な腕時計見本市で、各ブランドがその年の最新作を発表する場となっています。
出展ブランドはカルティエやジャガー・ルクルトなどを擁するリシュモングループがメインで、そのほかHYTやリシャール・ミルなどの独立系ブランドも出展しています。
独立系ブランドはCARRÉ DES HORLOGERS(カレ・デ・オルロジェ=時計の広場)と名付けられた一角に出店しています。
SIHH 2016の入場者数は1万5,000人、1,500人のジャーナリストと発表されています。
SIHH 2017は昨年と同様、スイスのジュネーブ空港に隣接する見本市会場「PALEXPO(パレクスポ)」で
2017年1月16日~20日に開催されます。
同じくスイスで行われる大規模な腕時計見本であるバーゼルワールド(BASELWORLD)との決定的な違いは、バーゼルワールドが入場チケットさえ購入すれば誰でも入場できるオープンなイベントであるのに対し、SIHHは正規代理店(ディーラー)やプレス関係者、そしてごく限られたVIP顧客のみが入場可能な「招待制」のクローズドなイベントである、という点でした。
その意図としては、セキュリティという観点はもちろん、招待者を「もてなす」こともサロンの重要な役割だと位置づけているため、ということでした。
ところが
ついにSIHH 2017では、史上初の試みとして、その最終日つまり2017年1月20日を「一般公開日」とすることとなったのです!!
SIHH 2017に入場するには?
SIHH 2017の一般公開日(2017年1月20日、午前11時~午後6時)は、バーゼルワールドと同じように入場チケットを購入すれば入場可能となります。
入場チケットはすでにホームページ上からオンラインでオーダー可能ですが、氏名や顔写真(入場バッジに印刷されます)、興味のあるブランドなどの登録が必要となります。
ちなみに入場可能なのは16歳以上という年齢制限つき。
入場料は
70CHF(スイスフラン)で、クレジット決済となっています。
バーゼルワールドの1日券が60CHFであるのと比べると若干お高めの設定ですね。
とはいえ、錚々たる高級ブランドが名を連ねており、その新作がいち早く拝めるプレミアムなイベント。
これまで完全招待制だったイベントですので、残念ながら見に行けない、と思っていた一般のお客様も多いかと思います。
今年は1月にスイス ジュネーブへの旅を計画してみてはいかがでしょうか?!
SIHH 2017 出展ブランド一覧
- A.LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
- AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
- BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)
- CARTIER(カルティエ)
- Girard Perregaux(ジラール・ペルゴ)
- Greubel Forsey(グルーベル・フォルセイ)
- IWC (アイ・ダブリュー・シー)
- JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)
- MONTBLANC(モンブラン)
- PANERAI(パネライ)
- PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)
- PIAGET(ピアジェ)
- RICHARD MILLE (リシャール・ミル)
- ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
- ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
- VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
- Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)
<<CARRÉ DES HORLOGERS 出展ブランド>>
- CHRISTOPHE CLARET(クリストフ・クラーレ)
- Grönefeld(グロエネフェルド)
- H.Moser & Cie.(H.モーザー)
- HAUTLENCE(オートランス)
- HYT
- LAURENT FERRIER(ローラン・フェリエ)
- MB&F
- MCT (Manufacture Contemporaine du Temps)
- RESSENCE(レッセンス)
- ROMAIN JEROME(ロマン・ジェローム)
- SPEAKE-MARIN(スピーク・マリン)
- Urwerk(ウルベルク)
- VOUTILAINEN(ヴティライネン)