更新日:2026年04月15日
2000年の鮮烈なデビュー以来、ラグジュアリー・スポーツウォッチの定義を塗り替えてきたシャネルの「J12」。その20周年を祝う節目として、これまでの常識を真っ向から覆す意欲作が誕生しました。それが、今回ご紹介する「J12 パラドックス Ref.H6515)」です。
一見すると、ホワイトとブラックのバイカラー。しかし、そこには単なるカラーバリエーションを超えた、シャネルの真骨頂とも言えるクラフトマンシップが宿っています。
バーゼルワールド2020に先駆けて発表されたシャネル新作モデル。白と黒、2トーンのクールなJ12新作が登場しました。J12といえば白か黒、ですが、このカラーがミックスされたモデルはこれが初めて!
2020年にJ12の誕生20周年を記念するコレクションの一つとして発表されました。「パラドックス(逆説)」という名が示す通り、この時計はJ12の二大アイデンティティである「ホワイト」と「ブラック」を一つのケースに同居させるという、かつてない試みに挑んだモデルです。その独創的なアシンメトリー(左右非対称)が目を惹きますね。
外装の華やかさに目を奪われがちですが、心臓部には時計愛好家を唸らせる最高峰のメカニズムが搭載されています。自社製自動巻きムーブメント「キャリバー 12.1」シャネルが一部出資するケニッシ(Kenissi)製のムーブメントをベースとした、新世代のマニュファクチュール・キャリバーです。パワーリザーブ約70時間、金曜日の夜に外しても月曜日の朝まで動き続ける、現代的な実用性を備えています。
シースルーバックからは、シャネルのアトリエを象徴する「円」をモチーフにしたタングステン製ローターを鑑賞できます。この円形ローターは、美しいだけでなく、巻き上げ効率も極めて高い設計です。
ブラックベースにバゲットカットダイヤモンドをセッティングしたシャネル J12 パラドックス ダイヤモンド Ref.H6500も登場。こちらは限定20本のスペシャルモデルです!
Ref.H6500については、こちらの記事でも扱っていますので、是非ご覧ください。

多くのバイカラーウォッチは、塗装や異素材の組み合わせで色を分けますが、J12 パラドックスは文字通り「2つの異なる高耐性セラミックケースを切断し、結合させる」という驚異的な手法を採用しています。高耐性セラミックはダイヤモンドに次ぐ硬度を誇るため、非常に脆く、精密な切断には極めて高度な技術を要します。
シャネルの自社工房「G&Fシャトラン」の技術力により、10分の1ミリ単位の精度でカットされた2つのパーツは、内部のスチール製フレームによって、寸分の狂いもなく一つに融合されています。ケースの約3分の2がホワイト、残りの3分の1がブラックという絶妙な比率。ベゼルからダイアル、そしてラグに至るまで一本の完璧な垂直線が貫いています。
その他、その配色に合わせてインデックスの色が変化しています。ベゼルも同様に色分けされているのですが、ホワイトベースの上に白文字が置かれています。黒が使用されているのは、"30"と一部のバーインデックスのみ。
完璧な円形と、完璧な素材の融合を追求してきたシャネルが、自らの完成されたアイコンを一度「破壊」し、再構築することで辿り着いた境地。「白か黒か」という二者択一の世界に終止符を打ち、その両方を手に入れる。まさに、既存のルールに縛られない自由な精神を持つ方にこそ相応しい、現代の名品と言えるでしょう。
| モデル | J12 パラドックス
J12 Paradoxe |
|---|---|
| 型番(Ref.) | H6515 |
| ケース径 | 38mm |
| ケース素材 | 高耐性ホワイト&ブラックセラミック |
| ムーブメント | 自動巻き Cal.12.1 |
| 機能 | 時分秒針、日付表示窓 |
| パワーリザーブ | 約70時間 |
| ダイアル | ホワイト&ブラック |
| 防水性 | 50m |
| 発売時期 | 2020年秋以降 |
| 価格 | \865,000(税別) |
シャネル(CHANEL)2020年新作モデルについてはこちら
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