更新日:2021年10月06日

2017年 タグ・ホイヤー 新作 カレラ WBG1313.FT6117とは?

WBG1313-FT6117

カレラの歴史と新作モデル

タグホイヤーのコレクションの柱となってきた「カレラ」。1964年にアメリカ~メキシコ間を疾走する12時間にも及ぶ過酷なモーターレース『カレラ・バン・アメリカーナ・メキシコ』にインスパイアされ、プロドライバー用のクロノグラフとして開発されました。

1996年以前の第五世代と呼ばれる年代では、カレラの販売種類が少なく、カレラの時代は終わってしまうかと思われていました。しかし、時計業界に空前のレトロブームが巻き起こり、「あの頃の時計」が求められるようになりました。そこでタグ・ホイヤーで目を付けられたのが、カレラでした。そして、第六世代として第一世代のデザインを復刻しました。

2002年の第八世代ではコレクションが完全に生まれ変わり、世界初の100分の1秒単位まで計測可能の機械式クロノグラフ キャリバー360 コンセプト クロノグラフを発表しました。この時代は第七世代から続いて「腕時計とは小さいもの」という固定概念から、ケース径が小さいものが主流でした。しかし、タグホイヤーは第八世代として他より3mmケース径を大きくし、視認性での勝負に出ました。それによって、男性らしいかっこよさとスポーツウォッチ感が高まりました。現在のカレラのデザインに通じる、ターニングポイントの一つと考えられるでしょう。

そんな流れの中、この長いカレラの歴史の第十一世代の枠で、新たにケースサイズ36mmと小さめに遷移したこのモデルが発売されました。

PVD加工とは

このモデルはスティール ブラックPVD製ケースが採用されています。
ところで、オールブラックケースの加工として知られている「PVD」と「CLD」の違いはご存知でしょうか?どちらもメッキの一種ですが、普通のメッキ(湿式メッキ)より丈夫で傷つきにくいという特徴があります。

違い

PVDとは「フィジカル・ヴェーパー・ディポジション」の略で、日本語では物理蒸着と言います。高温の真空装置の中で金属をイオン化し蒸着させ、素材の表面に硬い皮膜を作る加工技術です。この金属には様々な種類がありますが、一般的なのはチタン合金です。例えば金メッキなどの、ブラック以外の色の加工も行えるのが特徴となっています。

DLCとは「ダイヤモンド・ライク・カーボン」の略で、金属表面にナノレベルの薄膜をつくることで、従来にない低摩耗係数の表面にすることができる加工技術です。使い素材を合金ではなく、柔軟性のあるカーボンに変えたものと考えると分かりやすいと思います。そのため剛性が高く耐腐食性もあるので、丈夫で長持ちする加工方法です。また金属アレルギーの方でも身に着けることが出来ます。PVDとは違い、ブラックのみの着色となっています。

PVDはDLCよりも剥げやすいですが、膜が厚いうえに再処理が可能な場合が多くなっています。逆に、DLCはさきに述べたように頑丈な作りではありますが、膜が薄く、また再処理は不可能です。



オールブラックで仕上げた配色に、シンプルなデイト型のフェイス、インデックスバーと、近年流行りのファッションに合わせやすくなっています。若い方でも手を出しやすい価格帯になっていますので、ファッションの一部として購入してみてはいかがでしょうか。



                           
バーゼル2017最新作タグ・ホイヤー カレラ WBG1313.FT6117
(Basel 2017 New model TAG HEUER CARRERA WBG1313.FT6117) 
カレラ 説明
型番(ref) WBG1313.FT6117
ケースサイズ(mm) 36
ケース素材 ポリッシュ仕上げスティール製
文字盤カラー ブラック
防水性 100m防水
ムーブメント クォーツ・ムーブメント
バッテリーで駆動
スイス製
ベルト ブラックのカーフスキンラバー
レザーストラップ
日本発売時期(推定) 2017年8月
日本定価(予価) ¥ 210,000
推定日本発売日前後1ヵ月新品未使用換金率 95%前後
推定日本発売日前後1ヵ月中古換金率 88%~92%前後
モーターレースからインスピレーションを得て作られた、クラシックながら現代的なスポーツウォッチです。



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