更新日:2025年05月27日

【2025年新作】 セイコー プロスペックス ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT SBEJ029

ロサンゼルス・ドジャース移籍後も“挑戦の時間”を楽しむように、異次元のパフォーマンスを見せ続ける大谷翔平選手。新テレビCM「SHO-TIME 挑戦の時間をともに。」にセイコーの新作「セイコー プロスペックス ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT SBEJ029」を着用して登場し、目の肥えた時計ファン達から感嘆の声が漏れています。

プロスペックス2025年新作SBEJ029は大谷モデルのような色使いが魅力

ブルー×ホワイトのコンビネーションが爽やかですね。本作SBEJ029は、ドジャースのチームカラーである青・白・赤を巧みにあしらい、まるで大谷限定モデルのような配色パターンを採用しています。大谷翔平2025限定SBEJ023&SBEJ025、セイコーダイバーズ60周年記念SBEJ027よりも、刺さる人には刺さる出来栄えかもしれません。

大谷選手のように清潔感と逞しさを同居させるダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT SBEJ029。セイコーダイバーズウオッチ60周年のメモリアルイヤーに、更なる進化を追求した意欲作の魅力に迫りましょう。

SBEJ029は白文字盤、新開発中留めなど普段使いしやすい

6月6日(金)発売予定のSBEJ027もかなりお買い得に感じたのですが、SBEJ029も引けを取りませんね。それどころか、ガシガシ使いやすい非限定モデル、セオリックな白文字盤、という属性も合わさり、普段使いのしやすさではSBEJ029の方に軍配が上がるかもしれません。涼やかなスポーツウォッチで、どんな服装とも合わせやすそうなのもポイント高いですね。
ドラフト1位待ったなしの新作SBEJ029の訴求点をまとめてみました。

≪SBEJ029の見どころ≫

  • 大谷翔平選手所属のドジャースを彷彿とさせるブルー・ホワイト・レッドのシグネチャーカラーを採用
  • メカニカルキャリバー「6R54」搭載、SBEJ027と同スペック(※300m空気潜水用防水&約72時間のパワリザ)
  • 世界中で大好評の新開発クラスプ+ワンプッシュダイバーアジャスター方式を採用

何と言っても、「ホワイトシルバー文字盤×ブルーセラミックベゼル×レッドのGMT針」のドジャース感全開の配色が素晴らしいですよね!爽やかで清潔感のあるデザインは、そのまま限定モデルとして売り出しても通用しそうな完成度です。裏ぶたに大谷選手のサインがあっても不思議ではないくらい・・・!?

大谷2025モデルSBEJ023は黒×青がカッコいい

ご参考までに、ドジャースユニフォームの大谷選手&SBEJ023です。大谷翔平 2025限定モデルは、ケースやブレスレットをブラックカラーで統一した精悍なカラーリングが妙味ではありますが、再現度の高さで言えば本作SBEJ029の方がドジャースっぽさを演出しています。
ブラックカラーのSBEJ023はグラウンドでハツラツとプレイする勇ましさ、ホワイトシルバー文字盤のSBEJ029は自然体でリラックスした“自分らしさ”がにじみ出ていますよね。キリッとした顔つきの黒、プレッシャーを跳ね除ける平常心の白。どちらのモデルも野球&大谷選手好きにとって、特別なデザインとなりそうです。

4月30日(水)から公開された「SHO-TIME 挑戦の時間をともに。」の映像に、SBEJ029を着用する大谷選手の姿が映っています。夕暮れ時のアンニュイなひと時から一転、差し込む光を背に姿勢よくゆったりと歩む大谷選手の対比がグッとくるものがありますね。子供のころから真摯に野球に取り組んだ大谷選手だからこそ、『挑みたいと思える何かがあるなら、その時点でもう、幸せだと思う』という真っすぐなメッセージが心に沁み渡ります。
同日公開されたスペシャルインタビュー映像では、『ワンコの技を一個増やしたい、トイレを完璧に』とユーモアたっぷりなデコピンのエピソードも語っており、SNS上では早くも反響を呼んでいました。

・・・名言&ナイスジョークにほっこりしたところで、ダイヤル→ケース→裏ぶたの順に見ていきましょう。

SBEJ029の最大の訴求点は、大谷翔平選手のように「謙虚さ」「爽やかさ」がにじみ出た、ブルー×ホワイトのクリーンな雰囲気のダイヤルが持ち味です。公式ではマリンスポーツのライフスタイルをイメージした、と明記してありますが、CMに大谷選手を起用していますし、大谷モデルっぽさが強調されているような気がします。機能性も抜群に優れているのですが、こんな素晴らしいビジュアルのイケメン時計をレギュラーで楽しめるのは、ファンならずとも購買意欲を刺激されますね。

SBEJ029の文字盤は青・白・赤を散りばめたドジャースカラーがお洒落

サンレイ仕上げのホワイトシルバー文字盤とブルーのセラミックベゼルのコントラストがスッキリと美しいですね。ワンポイントの“赤”も軽妙で、ピリッとダイヤルを引き締まらせています。大谷選手のプレイのようにズバッと切り込みますが、「ドジャースユニフォーム(白&青)+背番号(赤)」を彷彿とさせる“配色の良さ”は、大ヒット間違いなし。色同士の主張が少なく、調和がとれていて見やすいですよね。

そのデザインは、(個人的な見解ですが)大谷2025限定モデルSBEJ023&SBEJ025より、大谷モデルっぽく感じたほどです。多種多彩なカラーリング、型打ち文字盤を得意とするセイコーウォッチの中では、色味や模様も普通な組み合わせですが、逆にそこがナチュラルでいいですよね。SBEJ029の飾らないデザインは、大谷選手のように“愛されキャラ”として世界中の時計ファン達に親しまれていきそうです。

プロスペックスのSBEJ系モデルと見比べていきましょう。

SBDC213&SBEJ027はコストパフォーマンスに優れたダイバーズウォッチ

伝統のウェーブ(波)マークをダイヤルパターンにアレンジした「Seiko Diver’s Watch 60th Anniversary」の目玉モデルSBDC213&SBEJ027。荒々しい海の情景を青と白の波で表現したまとまりのあるデザイン、キャリバー6R54搭載モデル初の300m空気潜水用防水、など「Keep Going Forward(常なる前進)」の精神を体現していました。

本作とはスペック・価格で共通点も多く、SBEJ029とSBEJ027どっちを買うか、悩ましいところですね。記事後半では、両モデルを深掘り比較しておりますので、そちらもお楽しみに!
⇒ 「SBEJ029とSBEJ027を比較」へ。

SBEJ023&SBEJ025はドジャースのチームロゴカラーが控えめ

大谷選手の「不撓不屈の精神」を凛々しいブラックカラーで手掛けたSBEJ023&SBEJ025。チームロゴカラーのブルー&レッドを前面に押し出さない、奥ゆかしい色合いが絶妙でした。ケース・ブレスレットがオールブラック仕様なため、スタイリッシュな雰囲気が漂っています。
SBEJ025は同系色の白文字盤ですが、黒をメインカラーに据えている影響でクールさが際立っており、本作とは価値観が異なりますよね。

2024年新作“ザキントス”SPB473は、薄水色のグラデーションカラーが綺麗

SBEJ系ではありませんが、ザキントス島の白い砂浜×透明な海をイメージした“アイランドブルー”のグラデーションパターンがたまらない欧州限定SPB473。ビーチリゾートを彷彿とさせるシルバー×ブルーのコンビネーションは、地中海の気候のように穏やかで温かい色合いです。
ドジャースの本拠地ロサンゼルスは、一年間を通して温暖で過ごしやすい気候としても有名ですし、“アイランドブルー”風のトロピカルな大谷モデルをリリースするのも面白い一手でしょう。個人的には大谷選手の「人懐っこい」「明るく和やか」な性格は、「“黒”に近い青色(※濃紺色系統)」より「“白”に近い青色(※薄水色系統)」がマッチしそうな気がしますが、読者の皆様はいかがでしょうか?
SPB473のようなドジャーブルーモデルは、Tシャツ&短パンのラフスタイルで、家族とビーチバカンスを楽しむ大谷選手によく似合いそうです。

2023年発売の1970 メカニカルダイバーズ 現代デザインSBDX057は雪山モチーフの白文字盤

プロスペックスでは割とレアなホワイトダイヤルのSBDX057、植村直己氏が登頂したモンブランシルエットが雄々しい

意外(?)なことに、プロスペックスの白文字盤は案外球数が少なく、植村ダイバーズ現代デザインのSBDX057、LOWERCASE プロデュースのSBDN051、レギュラーSBDC171など隠れ少数派だったりします。現行レギュラー含め、青や黒、グレー系統が多い印象ですが、本作SBEJ029の登場で潮目が変わっていくかもしれませんね。

 セイコー公式サイト

別ブランドの類似性があるモデルを幾つかピックアップしてみました。

2025年5月現在のタグ・ホイヤー アクアレーサーコレクションの傾向

SBEJ029に作風が近い有名ウォッチをあえて一つ絞り込むとすると、カラーコードがアクアレーサー風味を感じさせます。ポップな雰囲気のドットインデックス、文字盤に脈絡のないインパクト絶大な差し色、少し角張ったケースやベゼル、などポップな可愛らしさは本作と通底するものがあります。(50~60万円がボリュームゾーンの)アクアレーサーの洗練されたデザインセンスに、大谷翔平のドジャースカラーが加わって定価247,500円というのは、SBEJ029アピール上手ですね。

本作を購入検討中の方は、カラーリングに似たものを感じさせるオメガ シーマスター 210.30.42.20.04.002、ペプシカラーベゼルがイカすチューダー ブラックベイ GMT m79830rb-0010もお勧めモデルですので、ご興味あればぜひチェックしてみてください。

SBEJ029のサイズは横 42.0mm×縦 48.6mm× 厚さ 13.3mm、300m空気潜水用防水のステンレス製、基本デザイン、サイズ、素材は限定モデルのSBEJ027と同じです。

2025年5月現在のプロスペックス SBEJ系コレクション

大谷翔平 2025限定モデルSBEJ023&SBEJ025は横 42.0mm×縦 48.6mm× 厚さ 12.9mm、200m空気潜水用防水のステンレス製で、レギュラーSBEJ021も同スペックでした。本作はSBEJ027同様、少し厚みを増した代わりに防水性能を200m→300m空気潜水用防水にスペックアップしているのが特徴です。

キャリバー6R54には200m空気潜水用防水、300m空気潜水用防水のラインナップがある

SBEJ029のムーブメントはGMT機能を備えた「キャリバー6R54」。2023年デビューの同ムーブメントは、約72時間のロングパワーリザーブに加え、第二時間帯を変更できるGMT針(24時針)の単独調整を可能としています。初登場の際には、セイコー初のGMT機能付きメカニカルダイバーズウオッチ、を謳いました。

タウンユースを重視するのであれば、200m空気潜水用防水のまま、12.9mmのケース厚でよいかもしれませんが、「あらゆるシーンで活躍する」ことを想定したタフウォッチ、がプロスペックスの本懐です。何はともあれ、プロも唸らす性能の凄さを今のまま突き詰めていって欲しいものです。
海外の腕時計ファンには薄型時計が定番となりつつありますが、そう遠くない未来にデカ厚ブームが再燃しても不思議ではないですし、ダイバーズウォッチらしい“自分らしさ”をこれから先も研ぎ澄ましていけばいいと思います、その調子で頑張って!!

SBEJ029のブレスレットは、SBDC213&SBEJ027で好評を博した中留めを閉じたまま約2.5mm×6段階式調整が可能な新開発の中留をレギュラーでは初採用しました。見た目よし、性能抜群、着け心地もバッチリで、大谷選手さながら三拍子が揃っています。

2025年新作SBEJ027、SBEJ029に採用された新開発中留は国内外で大人気な機能

ただでさえ便利な「ワンプッシュダイバーアジャスター方式」に、新しい中留が組み合わさったのですから、実用面でも抜きん出たものがあります。(詳細はセイコーダイバーズ60周年記念SBDC213&SBEJ027記事でもご紹介しています。)夕方の腕がむくむ時間帯に、片手で簡単に緩められる機能の実装は本当にありがたいですよね。

白文字盤の大谷翔平2025限定モデルSBEJ025と比較したいところですが、現状ほぼ入手不可能に近いため、SBEJ027と比較してみました。

SBEJ029とSBEJ027のデザインを比較

<SBEJ029とSBEJ027の違い>

  • SBEJ029はマリンスポーツのあるライフスタイル、SBEJ027は荒々しい海の情景をイメージ
  • SBEJ029はクラシックなサンレイ仕上げの白文字盤、SBEJ027はウェーブパターンを活かした鮮やかなブルー文字盤
  • SBEJ029はホワイトシルバー×ブルー×レッド、SBEJ027はブルー×ゴールドのGMT針

伯仲之間、ではありませんが非常に優劣をつけづらいですね。
スペックと値段が同じため、デザインでどちらを選ぶかが焦点となりますが、レギュラーSBEJ029のカラースキームは実に見事です。総合的に判断して、本作の方がやや上と分析しています。SBEJ029のデザインセンスはよく練られており、配色技法の巧みさは卓越したものがあります。

デザイナーが色彩設計で重視する「60-30-10ルール」という法則がありますが、主要色の白をダイヤル、補助色の青をベゼル、アクセント色の赤をGMT付近に配色したことで、心地の良いまとまりが生まれているのが本作の勝因でしょう。白・青・赤と、色相の差が大きい3色を適切な比率、場所に配置することで、爽やかな色合いが生み出されています。大谷選手のように、見ていて和むデザインをしており、青文字盤×白ベゼル、白文字盤×赤ベゼルなど別パターンの配色だとSBEJ029ほどまとまりよく納まらなかったのでは?と思わざるを得ません。何といっても、ワンポイントリリーフの“赤”の使い方が秀逸です。
*注*60-30-10ルール:メインカラー60%、サブカラー30%、アクセントカラー10%で配色したデザインのこと。類似法則に、70-25-5ルールもあり

少し脱線しますが、プロスペックスのレディースモデル(大谷真美子さんモデル?)を出してほしい、という声も見かけましたし、お手頃価格のレディーススポーツウォッチを強化する、という戦略も今後有益かもしれません。ユニセックスなサイズで、SBEJ029とペアウォッチになりそうなデザインのレギュラーモデルが充実すると、プロスペックスのコレクションは隙がなくなりますからね……女性目線を意識した新しい“決め球”がいつ頃リリースされるのか、今後の販売戦略が楽しみです。

SPB519はまだ光る原石なのか、海外動画は少なめでした。そこで普段と趣向を変えて、セイコー、シチズンの新作について見解を述べているドイツの動画をご用意しました。本作については15分頃から紹介しています。

「今回の新作は本当に素晴らしい」
「私はセイコーの時計を3台持っているが、見た目も良く毎日着けている」

シチズンやオリエントの新作も取り扱った動画で、現状注目度は低めです。フラットな視点で、本作を分析したい方は、コメント欄に目を光らせると面白いですよ。

現地時間5月16日、古巣エンゼルス相手に3戦連発16号ソロHRを放ち、MLB単独トップに躍り出た大谷翔平選手。5月は14試合で打率.351、8本塁打、18打点と打撃絶好調で、充実した“挑戦の時間”を過ごしています。「SHO-TIME 挑戦の時間をともに。」の映像公開以降、調子が上がっていて験がいいですね。
あくまでも自然体で、挑戦を楽しみ続ける大谷選手。お互いに応援し合いたいポジティブな方、今何かに挑戦している方に、SBEJ029は活力を授けてくれそうです。

SEIKO SBEJ029の仕様・価格
SBEJ029の仕様とスペック
モデル プロスペックス ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT
Prospex 1968 Heritage Diver’s GMT Watch
型番(Ref.) SBEJ029
ケース・ブレスレット ステンレススチール(ダイヤシールド)
ベゼル:セラミックス表示板
ケースサイズ 横:42.0mm 縦:48.6mm 厚さ:13.3mm
ガラス サファイアガラス(内面無反射コーティング)
中留 ワンプッシュダイバーアジャスター方式
ムーブメント メカニカル 自動巻(手巻つき) 6R54
精度 日差+25秒~-15秒
駆動期間 最大巻上時約72時間持続
防水性能 300m空気潜水用防水
重量 188.0g
発売日 2025年6月6日発売予定
価格 247,500円(税込)

※掲載内容は2025年05月調査時点のものです。

※価格・仕様は予告なく変更される場合があります。

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