オーデマ ピゲ、リシャール・ミルがジュネーブサロン(SIHH)から撤退!

今年7月にオメガやブレゲなどを擁するスウォッチグループがバーゼルワールドを撤退することを表明しましたが、
それに続くかのように、
ジュネーブサロン(SIHH/SALON INTERNATIONAL DE LA HAUTE HORLOGERIE)から
今年初めごろヴァン クリーフ&アーペルが、さらに10月、
Richard Mille(リシャール・ミル)と
Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)が、2019SIHHを最後に、2020年以降はSIHHに参加しないことを表明しました。
ジュネーブで毎年開催される高級時計見本市であるSIHHの中心は、カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル、IWC 、ジャガー・ルクルト 、 A.ランゲ&ゾーネ 、 オフィチーネ・パネライなどを擁するリシュモングループ。
たしかにオーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)やリシャール・ミル(Richard Mille)はもともとリシュモングループではないので、
抜けやすいと言えば抜けやすいんでしょうね。
とはいえ、もともと色んな意味で我が道を行くリシャール・ミルはともかく、SIHHのサポートもしているFondation de la Haute Horlogerie (FHH)の創立メンバーでもあるオーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)やヴァン クリーフ&アーペルが離脱するとは正直意外でした。
今後もSIHHの文化活動は支援する、としていますが、あくまで黒子的なサポートに限られてくるのでしょう。
Richard Mille(リシャール・ミル)と
Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)が、2019SIHHを最後に撤退を決めたのにはどんな背景があるのでしょうか。
この撤退表明に際し、それぞれのブランドからコメントが発表されています。
オーデマ・ピゲは「ビジネスモデルは変化していて、世界中腕時計愛好家や顧客とのより親密かつ直接的な関係構築のため、新たな道を切り開くことを決断した」とコメント。
リシャール・ミルも、「ここ数年で国外の販路ネットワークが発展して直営店舗が増え、複数ブランドを扱う小売店との取引は減少しており、
展示会に出展する手法はもはや、顧客層を特化した販売戦略に合わなくなった」とコメントしています。

腕時計業界では、競合他社がひしめく見本市に出展し、バイヤーやクライアントに豪華な展示でアピールするのが慣例化していましたが、インターネットの登場により、
メゾンと顧客の接点は劇的に変化しました。
従来の展示会に頼らずとも、インターネットやSNSでの拡散、ターゲティング広告など、いまや情報の発信方法は多岐に渡っており、
高い出展料やコストをかけてまで、年に1度、小売店やVIPをジュネーブに集めて新作を紹介したり、商談することの必要性・重要性があまりなくなってきているのでしょう。
もっと狙った顧客層に対してローカルなイベントを打ち出していくほうがより効果的だ、という結論に至ったのではないでしょうか。
また大手の高級時計ブランドは年々「直営ブティック」での販売に重きを置くようになってきていて、海外を含め、小売店に対してもかなりしめつけや保証ルールが厳しくなってきている、という話をチラホラ耳にしていました。
今後ますますこの傾向は強くなっていくのではないでしょうか。
一瞬2020年と聞いて、ETA製エボーシュが供給停止されるという
「ETA2020年問題」が関係あるのかしら、なんて思いましたが、
これは関係なさそう・・ですね。
バーゼルワールドと
SIHHは大きな転換点を迎えています。
SIHH2019の開催期間は、
2019年1月14日~17日。
最終日の1月17日は一般開放されます。
イベントを通しておよそ2万人の集客を見込んでいるようですが、果たして?!
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