更新日:2026年01月09日

【Watches and Wonders 2026 開催概要まとめ】オーデマ ピゲ復帰!ロレックス、パテック・フィリップなど史上最多66ブランドが大集結!

Watches and Wonders 2026 開催概要まとめ

時計愛好家の皆様、そして高級時計の世界へ足を踏み入れようとしている皆様、こんにちは。
2026年、時計業界における最大の祭典「Watches and Wonders Geneva(ウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブ)」が、かつてない規模で開催されます。

ロレックス、パテック・フィリップ、チューダー、カルティエなど、人気ブランドが一堂に会して新作を発表する、年に一度のこのイベント。高級腕時計の最新情報が得られる機会とあって、毎年世界中から熱い注目を集めています。
本日は、2026年1月8日現在で判明している確定情報に基づき、このイベントの全貌を徹底解説します。特に、「雲上ブランドの帰還」「日本ブランドの躍進」など、時計ファンなら胸が熱くなるニュースが目白押しです。

まだ日本語での公式情報が少ない中、現地の最新プレスリリースや確実なソースから得た情報を整理しました。来たる春に向け、心の準備(と資金の準備)を始めましょう。

Watches and Wonders 2026 会場内イメージ

まずは、スケジュールと会場の基本情報を押さえましょう。2026年の開催は、例年より少し遅めの4月中旬に設定されています。

WATCHES & WONDERS Geneva 2026
会期 2026年4月14日(火)~ 4月20日(月)
※一般公開日: 2026年4月18日(土)~ 4月20日(月)
会場 スイス・ジュネーブ「パレクスポ(Palexpo)」
開場時間 4月14日(火)~ 19日(日):8:30 ~ 19:00
4月20日(月):8:30 ~ 17:00
公式サイト www.watchesandwonders.com

※主催者により変更、延期、中止されることがあります。最新情報については直接各主催者のサイト等をご確認ください。

Watches and Wonders 2026 一般公開

本イベントは、前半が業界関係者(プレス・リテーラー)向け、後半が一般客向けに分かれています。2026年は後半の3日間が一般公開日となります。

一般公開期間: 2026年4月18日(土)~ 4月20日(月)

週末を含む3日間が確保されており、世界中の愛好家が最新作をその目で確かめることができる貴重な機会となります。

WATCHES AND WONDERS GENEVA 2026には、ロレックス、パテック フィリップ、リシュモングループのブランド(A.ランゲ&ゾーネ、カルティエ、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタンなど)に加え、ウブロ、ブルガリ、タグ・ホイヤー、ゼニスといったLVMH傘下のブランドや、エルメス、シャネル、そしてオリスやノルケインなどのスイス独立系ブランド、さらに日本のグランドセイコーやドイツのノモスといった国際的なブランドも参加してきました。今年は新たに参加したブランド、逆に離脱したブランドがあります。まずは参加ブランド一覧をご覧ください。

以下は WATCHES AND WONDERS GENEVA 2026(W&W Geneva 2026) の参加ブランド一覧と、公式サイトへのリンクです(W&W公式ページから取得した一覧に基づき作成)。

 Exhibiting brands|watchesandwonders.com

ここからは、今回の見本市で最も注目されるであろう4大ブランドの動向について、過去の歴史的背景と確定している「周年(アニバーサリー)」データに基づき予測します。

今年のロレックスに関しては、業界内で最も確度の高い、ある「予測」が飛び交っています。それは「オイスター(Oyster)」の100周年モデルの登場です。
ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフが、世界初の防水腕時計ケース「オイスター」の特許を取得し、商標登録を行ったのが1926年です。2026年は、ロレックスの名声を決定づけたこの技術の誕生からちょうど100年目にあたるのです。
これまでもロレックスは節目となる年に特別モデルを発表してきていますので、あっと驚くような「オイスター100周年記念モデル」が登場する可能性が極めて高いと考えられます。

また、ミルガウス誕生70周年、デイデイト誕生70周年も同時に迎えることとなり、お祭り騒ぎに拍車がかかりそうですね。

一方で、近年続いたスポーツモデル偏重から、ブランドの原点であるドレス系のクラシックコレクションへの回帰傾向も伺えますので、1908コレクションやランドドゥエラーの拡充もありそうですね。

パテック フィリップにとっても、2026年は歴史的な年となります。スポーツ・エレガンスの象徴「ノーチラス(Nautilus)」が誕生50周年を迎えるからです。

ジェラルド・ジェンタのデザインによる初代ノーチラス(Ref. 3700/1A)が発表されたのは1976年です。同社は過去、40周年(2016年)にも記念モデルを発表しており、この50周年をスルーすることはほぼあり得ないでしょう。

真っ先に期待されるのは、2021年に生産終了となり世界中を騒がせた「5711」の後継あるいは特別なアニバーサリーエディションの登場です。素材にはプラチナやホワイトゴールドなどの貴金属が採用される可能性が高く、発表と同時に世界的な争奪戦(というよりは、コレクター間の静かなる戦争)が勃発するでしょうね。

LVMHグループの筆頭として参加するタグ・ホイヤーからも、重要なアニバーサリーが見込まれます。
前年のニキ・ラウダのF1初タイトルを記念して作られた名機「モンツァ(Monza)」が、1976年の発表から50周年を迎えます。

近年、カレラの「グラスボックス」デザインで成功を収めている同社ですが、2026年は「モンツァ」に焦点を当てた、モダンかつハイテク(カーボンや新素材を用いた)な復刻モデルが期待されます。

チケットについて

多くのファンが気にしているチケット情報も公式に発表されました。
販売開始は2026年2月を予定しており、購入は公式サイト(watchesandwonders.com)でのオンライン販売のみとなります。現地での当日券販売はありませんので、事前の確保が必須。日程や年齢に応じた細かく価格設定されています。
なお、12歳未満のお子様は無料で入場可能です(要事前登録)。家族連れにも優しい設定となっています。

1. ONE DAY(1日券)

最もスタンダードなチケットです。土日は価格が高めに設定されていますが、月曜日は比較的お得に入場できます。

  • 土曜日・日曜日: 大人(25~60歳): 70 CHF| ユース(12~25歳): 40 CHF| シニア(60歳以上): 60 CHF
  • 月曜日 :大人(25~60歳): 50 CHF| ユース(12~25歳): 30 CHF| シニア(60歳以上): 40 CHF
2. TWO DAYS(2日通し券)

土・日の週末2日間通しチケットです。

  • 土曜日・日曜日: 大人(25~60歳): 120 CHF| ユース(12~25歳): 60 CHF| シニア(60歳以上): 90 CHF
3. THREE DAYS(3日通し券)

土日を含む一般公開全日程の3日間入場できるチケットです。

  • 大人(25~60歳): 160 CHF|ユース(12~25歳): 80 CHF|シニア(60歳以上): 120 CHF
4. プレミアム・パッケージ(VIP体験)

こちらは単なる入場券ではありません。クローク・セキュリティチェック・ブランドブースへの優先アクセス、専用のVIPラウンジへのアクセス、朝食・ランチの提供、ガイド付きツアー、製品プレゼンテーションの優先予約、コンシェルジュサービスなどが含まれた、まさに「特等席」でイベントを楽しむためのパッケージです。

  • 価格::550 CHF / 人(曜日問わず一律、割引なし)
    対象:12歳以上
    利用可能日: 2026年4月18 日、19日、または20日のいずれか
会場内アクティビティと予約について

Watches and Wondersの醍醐味は、ガラスケース越しの展示を見るだけではありません。入場チケット(Eバッジ)があれば、追加料金なしで様々な体験型プログラムに参加可能です。

ただし、人気のアクティビティは事前予約が必須です。「行ったけれど何も体験できなかった」とならないよう、以下のスケジュールを必ず押さえてください。

会場内アクティビティ
  • ガイド付きツアー (Guided Tours) ★要予約: 時計の専門家が特定のテーマに沿って会場を案内してくれます。広大な会場を効率よく回りたい方や、初心者の方に特におすすめです。
  • LAB (ラボ): 未来の時計技術や革新的な新素材、デジタル技術との融合などを体験できるエリア。ここは予約不要で自由に見て回れます。
  • ウォッチメイキング実演: 時計師がムーブメントを組み立てる様子を間近で見学できます。その神業とも言える手仕事は必見です。
  • カンファレンス: 業界のCEOや著名なコレクター、専門家によるトークセッション。トレンドの最前線を知ることができます。

アクティビティのプログラム詳細は2026年3月10日に公開されます。 特に「製品プレゼンテーション」や「ガイド付きツアー」は枠に限りがあるため、予約開始直後のアクションが鍵となります。

一般チケット購入者の予約開始: 2026年3月10日(火) 公式サイトにてプログラム公開と同時に予約受付がスタートします。

プレミアム・パッケージ購入者の先行予約: 2026年3月3日(火) 一般公開より1週間早く、製品プレゼンテーションなどの予約枠が開放されます。絶対に見たいブランドがある場合は、このアドバンテージのためだけにプレミアム・パッケージを選ぶ価値があるのかも・・・!?

【アドバイス】 事前に公式サイトでアカウント(My Account)を作成し、ログインできる状態にしておくことを強く推奨します。人気ブランドのプレゼンテーションは瞬殺、という可能性もあります。

ジュネーブへの渡航を計画されている方へ、公式サイトの実用情報(Practical Info)から特に重要なポイントを抜粋しました。

会場へのアクセス

サロンはジュネーブ市内中心部から10分のジュネーブ・パレックスポで開催されます。ジュネーブ国際空港、ジュネーブ・コルナヴァン駅、高速道路からのアクセスも良好です。
サロン期間中は、ジュネーブ公共交通機関(TPG)との提携により無料シャトルサービスが運行されます。シャトルは、ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ、提携ホテル、空港を結んでおり、これを活用しない手はありませんね!

  • シャトルバス(無料): 空港 ⇔ パレクスポ、および提携ホテル(宿泊客限定) ⇔ パレクスポ間を無料シャトルが運行。
  • 公共バス: 5番、50番、59番のバスが会場最寄りの「Grand-Saconnex, Palexpo」に停車。
  • 電車: 空港駅(Genève-Aéroport)から会場までは徒歩数分と非常に好立地。

モバイル アプリで、ウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2026 シャトルの次の出発便とすべての時刻表が検索可能です。
また、なんと、イベントの入場チケットにはジュネーブ市内の公共交通機関(Unireso Zone 10)の利用権が含まれています。チケット有効日の開場2時間前から閉場2時間後まで利用可能です。

セキュリティ強化のため、入場には顔写真付きの「Eバッジ」が必要です。
チケット購入後、事前にプロフィール写真のアップロードが必要です(6ヶ月以内に撮影、無背景など規定あり)。
また、当日は身分証明書(パスポート等)の提示が求められるため、必ず携帯しましょう。

クローク

入口のセキュリティゲート通過後に無料のクロークがあります。コートや荷物を預けて身軽に回れます。

飲食

会場内には「Central bars」があり、軽食やドリンクが楽しめます(4/18以降はキャッシュレス決済のみ)。

Wi-Fi

会場内ではフリーWi-Fiが完備されています。

2026年のウォッチズ・アンド・ワンダーズは、参加ブランド数が66社(2025年の60社から増加)となり、史上最大規模となります。しかし、単に数が増えただけではありません。顔ぶれの変化が衝撃的です。

オーデマピゲがW&Wに復帰

最大のニュースは、オーデマ ピゲの復帰です。
SIHH(本イベントの前身)を2019年に離脱して以来、独自の発表形式をとっていた同社が、ついにジュネーブのサロンに戻ってきます。

これにより、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲという「世界三大時計(Holy Trinity)」が同じ会場に揃い踏みすることになります。
これは時計業界にとって象徴的な出来事であり、コレクターにとっては一度にこれらブランドの新作を比較できる、夢のような空間が完成することを意味します。

クレドール初参加

日本の時計ファンにとって最も誇らしいニュースは、セイコーウオッチグループの最高級ブランド「クレドール」の初参加でしょう。
これまでグランドセイコーが世界的な評価を確立してきましたが、クレドールがこの国際舞台に立つことは、日本の美意識と極致の職人技(マイクロアーティスト工房の叡智など)が、真に世界のハイエンドマーケットへ勝負を挑むことを示唆しています。

2026年は、オーデマ ピゲやクレドールを含め、計11のブランドが新たに参加リストに加わります。独立系から歴史あるメゾンまで、多様性に富んだラインナップです。

  • Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)
  • Credor(クレドール)
  • L'Epée 1839(レペ1839):LVMH傘下となった高級クロックメーカー
  • Sinn Spezialuhren(ジン):ドイツの実用時計ブランド
  • Favre Leuba(ファーブル・ルーバ):現存する最古のスイス時計ブランドの一つ
  • Corum(コルム)
  • Behrens(ベーレンス)
  • Bianchet(ビアンシェ)
  • B.R.M Chronographes(B.R.M クロノグラフ)
  • Charles Girardier(シャルル・ジラルディエ)
  • March LA.B(マーチ LA.B)

特にドイツの「Sinn(ジン)」や、独創的な機構で知られる「Behrens(ベーレンス)」の参加は、イベントがより幅広い層(実用時計ファンや新興ブランド愛好家)を受け入れようとしている姿勢の表れと言えます。

光があれば影もあります。新陳代謝の激しい時計界において、2026年の出展を見送る、あるいは撤退すると報じられているブランドも存在します。

  • Montblanc(モンブラン)
  • Bell & Ross(ベル&ロス)
  • Speake Marin(スピーク・マリン)
  • MeisterSinger(マイスタージンガー)

モンブランはリシュモングループの中核ブランドの一つですが、2026年の出展リストからは外れる見込みです。どういった背景があるのか少し気になるところですね。
また、スウォッチグループ(オメガ、ブレゲ、ブランパン、ロンジンなど)は引き続き不参加の姿勢を貫いています。彼らは独自の新 作発表スケジュールを維持しており、残念ながらジュネーブの会場でその姿を見ることはできません。

2026年のウォッチズ・アンド・ワンダーズは、単なる見本市以上の意味を持ちます。
ロレックスのオイスター100周年、パテック フィリップのノーチラス50周年、そしてオーデマ ピゲの帰還。 これだけのトピックが重なる年は、今後数十年来ないかもしれません。

ロレックス、パテック フィリップ、カルティエ、そしてオーデマ ピゲ。業界を牽引するリーダーたちが一堂に会することで、ジュネーブは名実ともに「時計界のダボス会議」のような機能を果たします。ここでのトレンドが、向こう一年の時計デザインや価格戦略を決定づけるでしょう。

また、H.モーザー(H. Moser & Cie.)などはブースを拡大・移転するとされており、独立系ブランドの勢いが止まりません。大手グループに属さないブランドが、いかに個性を発揮し、コレクターの心を掴むか。その熱気が会場の構成にも表れています。
グランドセイコーに続き、クレドールが参戦することで、日本のハイエンドウォッチメイキングへの注目度は過去最高レベルに達するはずです。

開催まで時間はありますが、ジュネーブのホテルや航空券は、イベント期間中、驚くべき速さで埋まり、価格も高騰します。もし現地参加を検討されている場合は、今すぐにでも旅程の確保に動くことを強くお勧めします。

現地に行けない方も、期間中は各ブランドの公式サイトやSNSでリアルタイムに新作が発表されます。このブログでも、最新情報が入り次第、随時アップデートしてお伝えしていきます。
2026年の春、時計の歴史が動く瞬間を共に目撃しましょう!




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