更新日：2019年11月06日

ロレックス、11月1日から人気モデルに購入制限！身分証提示、同一モデルは５年間購入不可に！

まとめ

ロレックス、11月1日から人気モデル購入の顔写真付きの身分証の提示が必要に
購入した同一モデルは5年間、他人気モデルは1年間購入不可
日本全国67の正規販売店が対象（免税店を除く）

ロレックス（ROLEX）の正規販売店で、ついに11月1日から人気モデル購入に関して正式に購入制限が設けられたことが判明しました。

対象となる店舗は免税店を除く日本全国67の正規販売店。

これからは購入時に顔写真付きの身分証明書の提示が必要で、購入した同一モデルは5年間、他人気モデルは1年間購入不可となります。

購入制限の対象モデルは全てステンレス素材のプロフェッショナルモデルで計12種。

対象となったのはコスモグラフデイトナ（Ref.116500LN）、サブマリーナ（Ref.114060）、サブマリーナデイト（Ref.116610LN、Ref.116610LV）、シードゥエラー（Ref.126600）、ディープシー（Ref.126660）、GMTマスターⅡ（Ref.116710LN、Ref.116710BLNR、Ref.126710BLNR、Ref.126710BLRO）、エクスプローラー（Ref.214270）、エクスプローラーⅡ（Ref.216570）。
ほぼロレックス店頭に並ばない、人気のスポーツモデルばかりです。

※ちなみにステンレス素材でもヨットマスターⅡ（Ref.116680）、エアキング（Ref.116900）、ミルガウス（Ref.116400GV）と、ステンレス素材以外のプロフェッショナルモデルは対象外。

例えば、コスモグラフデイトナRef.116500LNの白文字盤を購入した場合、5年以内は同一品番の黒文字盤を含むステンレスのデイトナは購入不可、また上述の他の対象モデルも1年間購入できないということです。

また、ムーブ刷新などを含めモデルチェンジしてリファレンスが変わったとしても、同一モデルと見なすとのこと。
例えば、サブマリーナデイト116610LN → 126610LN(仮)と変わったとしても、同一モデルと見なし、5年間購入不可、となるわけです。

なお、今回のこの取り決めは、「特約店と呼ばれるロレックス正規販売店を運営する20の会社の中での独自の取組み」で、「本件には日本ロレックスは関与していない」とされています。
顧客情報をこれらの特約店同士が共有し、販売する際に、その共有システムを確認し、販売制限に該当しないことを確かめてから販売するといわれ、2019年11月1日から導入が開始されています。

ロレックスはなぜ購入制限を設けるのか？

ロレックスの人気モデルは常に品薄傾向で、正規店つまり「定価」での購入が難しく、中古市場での価格が高騰していることから、購入直後に中古買取店に転売したり、さらには俗に”デイトナマラソン”などと呼ばれるような、正規店の在庫確認のために巡回する者が多数いる現状があります。

こういった市場の”渇望感”はブランド力を上げ、より購買意欲を高める、という効果ももちろんあるわけですが、
本当に買いたい人が「正規の値段」で購入できない状態となるなど、販売する側も対応を苦慮していたところでしょう。

そういった流れでの今回の規制かと思われますが、さて効果はいかほどでしょうか？

【考察】今回のロレックス購入制限でどう変わる？

さて、今回のロレックス購入制限は、購入に際しての身分証の提示を必須としたりや、購入可能数・間隔を制限するというもの。

その効果やいかに？というところですが、多くの人にとってはあまり影響がないのかな、といった印象です。

というのも、ロレックスはそもそも正規店では品薄状態。
バンバン買えてバンバン転売できる、という状況ではありません。
制限される前に買えないよって話です。

また、運よく正規店で在庫を見つけても「残念ながら自分は制限対象」という場合でも、
家族や友人に購入を依頼すれば済む話ですよね。
実質的には大した効力を発揮しないのではないかと考えます。