更新日:2021年06月30日
セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコー KSK復刻デザイン SDKA001の実機レビューをお届けします!
セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコー KSK復刻デザイン。2021年にセイコーは創業140周年を迎え、この記念すべき年に同じく60周年を迎えるKING SEIKOが復刻。
「キングセイコー」は1961年に誕生。復刻されたのは65年に登場した2代目で、初代にはなかった防水性能や、リューズを引いた瞬間に秒針が停止する「秒針規制装置」を備えていました。秒単位で時刻合わせができることから、「キングセイコー」を意味するKSに「規制装置」のKを追加し、KSKと称されたといわれています。REF. SDKA001 数量限定3000本を実機レビュー!
※発売時にこちらのブログで紹介しています。
セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコー KSK復刻デザイン SDKA001を実際に見てみましょう。
まずは見事なサンレイ仕上げのシルバーダイアルが目に入ります。繊細な線が密集し、光の加減で放射状に輝きます。針はシンプルながらも存在感のある剣状。
シンプルなバーインデックスかと思いきや、ひとつひとつが多面カットを施された鏡面仕上げ。12時位置のインデックスはユニークな形と斜めに細かな刻みを入れたライターカットが印象的です。インデックスのデザインもオリジナルを忠実に再現しているそう。
細部まで丁寧に再現する一方で、ケース径は36.7㎜から38.1㎜にサイズアップ。シンプルなデザインながら、腕元で主張するサイズ感です。
風防はオリジナルはアクリルガラスでしたが、ボックス型サファイアクリスタルを採用。より広い見切りで再現すべく開発したものです。柔らかなイメージを受け継ぎながらも透明度が上がり、より広々とした解放感を実現しています。サファイアクリスタルはダイヤモンドに次ぐ高硬度なので、視認性や耐傷性が向上しています。
大きくなったケースを支えるように、直線的なカットで造形された大きく堅牢なラグ。エッジを際立たせたシャープでモダンな雰囲気を演出してくれます。
小粒なリューズには繊細なセイコーロゴと防水仕様の証であった「W」のマークが。オリジナルに搭載されたムーブメントは手巻式でしたが、SDKA001は薄型化に成功した自動巻きが搭載されています。セイコー現行機の中で最も薄い(2020年12月現在)cal.6L35で、ケース厚を11.4㎜に抑えています。
9時側のケースはつるっとした形状。サファイヤガラス、シンプルなベゼル、鏡面仕上げのケースに多面カットのラグ、そして裏蓋。様々なラインが重なり合って、複雑な重厚さを見せています。
裏蓋には盾をモチーフにしたイエローゴールドカラーのメダリオンをセット。こちらもオリジナルのスタイルを継承しています。1〜3000のシリアルナンバーを刻印。
ブラックのクロコベルトの尾錠には、オリジナルを再現したセイコーの文字が彫られています。クラシックで素敵。
昭和の名作映画で着用されていそうなクラシックな雰囲気をまとっていますが、技術は現代仕様。余計なものは入れず、正確に時を刻むことに全技術を投入したモデルと言えるでしょう。
このクラシカルな佇まいは、作ろうと思ってすぐに作れるようなものではありません。SEIKOの歴史が垣間見れるような、素晴らしデザイン性のモデルでした。限定3000本とあれば、今後中古市場でも人気間違いなしです!
モデル | セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコー KSK復刻デザイン
Seiko 140th Anniversary Limited Edition.The re-creation of King Seiko KSK |
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型番(Ref.) | SDKA001 |
ムーブメント | 自動巻(手巻つき) Cal. 6L35 |
駆動時間 | 最大巻上時約45時間持続 |
精度 | 日差+15秒~-10秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(5気圧) |
ケースサイズ | 厚さ: 11.4 ㎜×横: 38.1 ㎜×縦: 44.7 ㎜ |
ケース素材 | ステンレス |
バンド材質 | クロコダイル |
ダイアル | シルバー |
主な機能 | ・カレンダー(日付)機能つき ・石数 26石 ・秒針停止機能 ・スクリューバック (製造上の理由により、裏ぶたの向きには個体差があります) ・裏ぶた「LIMITED EDITION」表記 ・裏ぶたシリアルナンバー入り |
参考定価 | 385,000円(税込み) 数量限定3000本 |
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