4ケタリファレンス（型番）のいわゆるビンテージ・ロレックスが天井知らずに価格高騰する中、4ケタに限らず廃番となったロレックスに注目が集まってきてます。
今回は日本でも定番の人気を誇るエクスプローラーIの第5世代モデル、Ref.114270について、査定のプロはどのような点をチェックしているのか？！レアなポイントなどを徹底的に解説します！

第5世代エクスプローラーI　ref.114270のダイヤルには２種類のインデックスが存在します。
先代のref.14270と同じく、白ラインが塗られた3・6・9インデックスを備えたものが通常のダイヤル。
ちなみにこの白ラインはref.14270や最新のref.214270のように夜光塗料は塗られておりませので、暗所で発光しません。

そしてレアとされているのが、18Kホワイトゴールド製のソリッドな3・6・9インデックスを備えた、
通称”ブラックアウト”ダイヤル。
イレギュラーダイヤルとも呼ばれ、2009年頃製造モデル（V番）にだけ存在するようです。

次世代となるエクスプローラー1 Ref.214270は2016年のマイナーチェンジまでブラックアウトが通常仕様ですので、
その過程で発生したプロトタイプ的な仕様かもしれませんね。

Ref.114270の製造期間は2001年～2010年。
この約10年の間にロレックスでは大きな変化がありましたね。
そう、2007年頃のケース内周部への”ルーレット刻印”の実施です。


ルーレットあり↑↑↑


ルーレットなし↑↑↑

そのため、ロレックスエクスプローラーI Ref.114270には、同じ型番（ref）であるにも関わらず、
ルーレット刻印がある個体と無い個体が混在しているわけです。

どのモデルでも基本的にルーレット刻印のほうが若干評価が高い傾向にあります。

ロレックスエクスプローラー1　114270　”ブラックアウト”は2009年頃にごくわずかに流通した品番にのみ存在していて、
ちょっと探してみましたが、現在オンラインで販売されている個体はほとんどありませんでした。

そのため、買取価格はあくまで予想値となってしまうのですが、
ロレックスエクスプローラー1　114270　”ブラックアウト”の買取価格は、
800,000円～も望めるかもしれません。

一方”ルーレット刻印”の有無による買取価格の差は、現在のところ1～2万円程度で、さほど大きくはありません。

2019年6月現在、ロレックスエクスプローラー1　114270の通常のモデル買取価格は、
500,000～570,000前後というところ。

ブラックアウトは希少価値が高いので、プレミア価格となってくるでしょう。

ただあまりにも流通量が少ないため、業者間でも評価が分かれやすく、
売り切る自信がないと強気の買取価格が提示できなかったりする可能性も高いと言えます。
もしロレックスのエクスプローラーI　114270ブラックアウトのような珍しい時計をお持ちでしたら、
ぜひ複数の買取査定を受けてみることをお勧めします！
びっくりするような価格の差がつくかもしれませんよ！

• ケース素材：ステンレススチール
• ブレス素材：ステンレススチール
• ブレスタイプ：オイスターブレス
• ベゼル：ポリッシュベゼル
• 風防：サファイアクリスタル
• ケース径：36mm
• ケース厚：11.5mm
• ムーブメント：自動巻き　クロノメーター Cal.3130
• 振動数：28,800振動
• パワーリザーブ：48時間

「14270、114270、214270の違いって？！」「自分の持ってるエクスプローラーIの型番が分からない！」という方には
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