BASELWORLD2018速報！

グランドセイコーよりキャリバー9S 20周年を記念し、新設計の小型自動巻ムーブメント搭載のコンパクトなレディスメカニカルモデルが誕生しました。
ダイアルのインデックスに11個、ベゼルに37個、そしてリュウズに1個の計49個、0.88カラットのダイアモンドと優美なカーブラインを強調したフォルムの18KPGのケースなど、華やかでラグジュアリーな印象を与えるデザインにばかり目を奪われがちですが、
日付表示機能を備える高精度の自動巻きムーブメントに、JIS耐磁時計1種、10気圧防水と、高いパフォーマンスで実用性にも優れた1本となっています。


グランドセイコーらしい高性能を維持しつつ、ダウンサイジングを実現した、約50年ぶりに新開発されたレディス用自動巻きムーブメントCal.9S25。

高い精度を維持しつつムーブメントの小型化を実現するために、機械式時計の心臓部を司る動力ぜんまい、ひげぜんまいにはセイコー独自開発の合金素材Spron（スプロン)を採用。
また、調速機構の要となるアンクル、がんぎ車にも半導体を製造する際に利用され、極限まで肉抜き加工することで超軽量化を実現するMEMS （Micro Electro Mechanical System）技術を応用し、部品レベルで最大2～3割のサイズダウンを可能にしました。

また、がんぎ車はムーブメントに組み込むと見えなくなるパーツですが、新設計を行い、5枚の花びらをデザインした複雑な文様を取り入れました。
小型化に伴う強度補正と伝達効率向上を実現しつつも、「秘すれば花」という言葉に代表される日本文化を象徴しています。

この限定モデルは、盛岡セイコー工業株式会社（岩手県岩手郡雫石町）内にあり、部品製造から組立までを一貫して行う、2004年に設立した日本有数の高級機械式時計専門工房、雫石高級時計工房において、手作業により組み立てられています。
また、他の機械式ムーブメントと同じく、新制定のグランドセイコー規格検定（婦人用）に基づく17日間の検定を行い、確かな品質を保証する証明書が添付されます。



ダイヤルは、雫石高級時計工房から望む岩手山の山肌をイメージした「岩手山パターン」。
新キャリバー誕生を記念し、繊細な放射模様に白銀色を重ね、数多くの尾根からなる岩手の名峰・岩手山の静謐な雪景色を表現しています。



裏ぶたには、記念限定モデルであることを示す「Caliber 9S 20th Anniversary Since 1998」とシリアルナンバー（「No. 001/50」～「No. 50/50」）が記され、獅子の紋章があしらわれたシースルーバックを通して、特別に赤色でグランドセイコーロゴが刻印された回転錘の動き、青く美しいテンパーねじなどを鑑賞することができます。

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