イタリアの「ブルガリ（BVLGARI）」が、日本を代表する建築家、安藤忠雄とコラボレーションした「安藤忠雄 x ブルガリ オクト フィニッシモ（Tadao Ando x Bvlgari - Octo Finissimo）」コレクション2種を発表しました。

いずれも生産本数限定モデルで、オートマティックモデルが200本、トゥールビヨン オートマチックモデルが8本です。
オートマティックモデルは2019年12月より、トゥールビヨンモデルは2020年1月より取り扱い開始予定とのこと。

古代ローマの建築美に造詣の深いブルガリがそのエッセンスを込めた「小さな建築」とでも言うべき「オクト」と、幾何学的でミニマルなデザインで知られる世界的建築家・安藤忠雄氏とコラボレーション。
凄いものが生まれてしまいましたね！

1979年の日本建築学会賞受賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞している世界的建築家、安藤忠雄氏。
安藤忠雄氏と言えば真っ先に思い浮かぶのが、コンクリート打ちっぱなしの建造物ですよね！
幾何学的でシンプルなフォルム、そして自然な光によって生まれる陰影を活かした独創的な建築の数々。

大阪府茨木市の「光の教会」、香川県直島の「ベネッセハウス」「地中美術館」、東京の「表参道ヒルズ」、セントルイスの「ピューリッツァー美術館」、テキサス州の「フォートワース現代美術館」など、皆さんもご存知の作品も多いはず。

そんな安藤氏とブルガリの創造的な協同作業によって生み出された今回の「安藤忠雄 x ブルガリ オクト フィニッシモ（Tadao Ando x Bvlgari - Octo Finissimo）」、さっそく詳しく見ていきましょう！

「安藤忠雄×ブルガリ オクト フィニッシモオートマティック SAP103245」は、200本限定、税込 1,980,000円。
40mm径のケース、ブレスレットはサンドブラスト仕上げのチタン製、シースルーの裏蓋には”Ando”という安藤氏のサインと「Tadao Ando- Limited Edition」の文字があしらわれています。



スモールセコンドを中心に螺旋が渦巻くダイヤルデザインで「無限の時間の経過」を表現しているそう。



安藤忠雄氏は「遠い宇宙空間に存在するブラックホールというテーマが頭をよぎった。時計の周辺から秒を刻む中心に向けて渦を巻き、次第に深みに見えなくなるといったイメージである。時と共に広がる水の波紋でもある。それは、集中から拡散への、時を超える、無限、永遠性の表現である」とコメントを寄せています。

インデックスはおろか、ブルガリのロゴもなにもない、ただスパイラルモチーフのみが存在する、ミニマルなダイヤルデザイン。

そして厚さ2.23 mmという極薄の自動巻き機械式マニュファクチュールムーブメント フィニッシモキャリバーBVL 138を搭載し、ケース厚はたったの5.15mm。
極限まで削ぎ落されたデザインは安藤氏の建築の哲学に通じるものがありますね。



同じムーブメントを搭載したブラックセラミック製の「オクト フィニッシモ セラミック（OCTO FINISSIMO AUTOMATIC CERAMIC）Ref.103077」は¥ 1,846,900（税込）と比較すると価格の差は15万円ほど。
世界に誇る安藤忠雄デザイン、という付加価値からすると良心的な価格設定と言えるかもしれませんね。

ブルガリ 安藤忠雄×ブルガリ オクト フィニッシモオートマティック SAP103245 自動巻き BVL 288 機械式マニュファクチュールムーブメント、パワーリザーブ52時間、カーボンケース、42mm、10m防水、17,000,000円（税抜）、限定8本

「Tadao Ando ×Bvlgari – Octo Finissimo Tourbillon Automatic/ 安藤忠雄×ブルガリ オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック SAP103244」は、 オートマティックのコラボモデルをベースに、ダイヤルとケースをカーボン製に変更し、ステンレススチール製のフォールディングバックルを備えたカーボン製ブレスレットを採用したモデルとなっているそうです。

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