今年のバーゼルワールド2019で発表された新作モデル、パテック・フィリップ アクアノート ジャンボ 5168G-010。

こちらは今、価格高騰、というか爆上げ中！！ということで業界内で話題となっています。

パテック・フィリップ アクアノート ジャンボ 5168G-010とはどんな時計なのでしょうか？

ケースはホワイトゴールド製の42.2mmの”ジャンボ”サイズ。

そして、なんといっても目を引くのはその文字盤カラー。
カーキ・グリーンと呼んでいるようですが、
オリーブグリーンというか、とにかく渋いですね。

エンボス加工を施したカーキグリーン文字盤には、夜光付ゴールド植字数字インデックスを備えています。


薄型の自動巻ムーブメント、キャリバー 324 S Cをを搭載し、ケースの厚さはたった8.25 mm。
その薄さをキープしながら、12気圧という十分な防水性を保っているところが素晴らしいですね。


でもなんかこのカラーリングのアクアノート、見るの初めてじゃない感。

そう、パテック通なアナタならご存知でしょう。

2010～2011年ごろ、"特別注文"によってのみ生産されたという噂のアクアノート 5167A-010です。
実際は5～10本程度しか生産されなかったとも言われています。

2015年5月に開催されたSothebys（サザビーズ）のオークション”IMPORTANT WATCHES”に出品され、事前の予想落札価格は8,000～12,000CHFでした。




REF末尾の”A”からも分かる通り、こちらはステンレスモデル。
にもかかわらず、蓋を開けてみれば52,500 CHF （約580万円）という高額で落札された、伝説的なモデルです。

それの影響があってなのかどうかは分かりませんが、
今年発売されたばかりの”パテック・フィリップ アクアノート ジャンボ 5168G-010カーキグリーン”は、
定価4,676,400円に対し、
並行輸入品などの実勢価格は倍以上の900～1,000万円（2019年8月現在）を超えているのです！！


ホワイトゴールドモデルということで、定価はブルーダイヤルのアクアノート ジャンボ 5168G-001と同じですが、
なぜこんなに人気なのでしょうか？！

ロレックスやパテック・フィリップはスポーツモデルの入手が本当に難しくなってきていますので、
分からなくはないですが、それにしても定価の倍以上とは、恐ろしいばかりです。