ロレックス デイトナ 16520のブレスレットとは?
手巻きデイトナの時代はブレスレット自体にあまり耐久性が求められておらず、コマの伸びやヘタリが生じるのは当たり前、そうなれば交換、といった流れが普通でした。
しかし素材の品質や成型技術の進歩により、Ref.16520の時代には飛躍的に堅牢性の高いハードブレスが採用されるようになりました。
ロレックス デイトナ Ref.16520のブレスレットも製造時期によって変更されていて、全部で3種類あります。
文字盤・タキメーターとともに、その製造時期に合った仕様のブレスレットとなっているかどうか、つまり”オリジナルのまま”であるかどうかが、価値を分けるポイントとなってきます。
ロレックス デイトナ 16520のブレスレットの違い
初期モデルにセットされていたブレスレットは
No.78360/503。
オールサテン仕上げのシングルロックバックルを採用していましたが、1990年頃からはダブルロックバックルへと移行したようです。
また、現行では見られない分離型のフラッシュフィットを採用しており、裏側にナンバーの刻印があるため判別が容易です。
中期モデルのブレスレットは前述の通りNo.78360/503がダブルロックバックルにマイナーチェンジした後に登場した、
No.78390/503B。
分離型のフラッシュフィット、ダブルロック式バックルで、コマ同士を繋ぐセンターリンクがポリッシュ仕上げとなりました。
最終期のブレスレットは
No.78390A/803B。
一体型フラッシュフィット(Solid End Link/SEL)を採用したことにより、剛性が増し、デザイン性も向上しました。
フラッシュフィットのナンバー(803B)が内側に刻印されるようになりました。
また、時期によってバックルの王冠マークのサイズが違っており、当初のビッグクラウンが2000年(最終P番)の途中からスモールクラウンへ変更されています。
16520の最終品番として絶大な人気を誇るP番の一部のブレスレットだけに見られる特徴ですので、覚えておいて損はないですね。
【ロレックス デイトナ Ref.16520 ブレスレットの種類まとめ】
(ROLEX DAYTONA 16520 Oyster bracelet)
製造時期 |
画像 |
Bracelet ref |
End link ref |
特徴 |
初期 (1988~95) |
|
78360 |
503 |
オールサテン シングルロック(~90) ダブルロック(90~) |
中期 (1995~98) |
|
78390 |
503B |
サテン&ポリッシュ(センターリンク) ダブルロック |
後期 (1999~2000) |
|
78390A |
803B (SEL) |
一体型フラッシュフィット ダブルロック |
実用性を考えれば、圧倒的に後期からの一体型フラッシュフィットを採用したブレスレット78390A/803Bがよいと思いますが、希少性という観点では初期ブレスが一番、ということになるでしょう。
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